2018年2月25日日曜日

飛び出す道具箱を作ってみよう

先月末だっただろうか。ダイソーに行った時にプラスチック(ポリプロピレン)の箱を見ている時に、ある箱の内側の奥行きと、別の箱の外側の奥行きがほぼ同じであることに気がついた。
以下の2つだ。


左の箱の外側の奥行き(ロック部分を含まない)と、右の箱の内側の奥行きが同じだ。
幅は、左の箱のほうが2cmぐらい小さい。
お店でこの2つの箱を見ているうちに、飛び出す道具箱を作ってみたくなった。
思わず、買ってしまった。

それから1週間、寝る前の1時間ぐらいの時間を使い、紙の上で検討を重ね、設計を詰めた。
おっちょこちょいなので、何度も間違えている。

最後までがっちり検討後に、途中で間違えていたら、無駄骨になる。
ということで、多少無駄ではあるが、試作してみることにした。
先週、材料を買ってきて、試作作業を始めた。

材料は、加工しやすい「発泡塩化ビニール」にした。無精ひげブログを昔から見ている人なら、この材料は懐かしく感じるだろう。
あのロボットを作っていた時に使っていた材料だ。使い慣れているし、接着剤もまだ残っている(少し黄ばんでいる)。

ヒンジがお互いに干渉しないようにするために、それなりに複雑な形になる。
Visioがあれば、Visioで図を書くのだが、うちにはLibreOfficeしか無いので、Drawで形を書く。
ロボットの時と同様に、それをシールの紙に印刷して、材料に貼り、切り抜く。ケガキの作業がなくなり、しかもかなり高精度に書ける。

のこぎりで切る前に、曲がっている部分に何箇所か穴を開けておくと良い。


わずかに縁を残し、カッターで丁寧に切る。
パッと見た目には、きれいに切れているように見えるが、実際にはガタガタだ。
以下は、ある程度ヤスリがけをしたところで、撮影した。
丸いところを最初から丸く作ろうとすると失敗する。
多角形の辺の数を増やしていくようにして、全体的に徐々に丸にする。

きれいに作らなくても良い部分は手抜きをしている。

別に切り抜いた丸い部品。
自分がおっちょこちょいなのはよくわかっているので、予備も作っておく。

接着して仕上げ。
たったこれだけの部品を仕上げるだけでもそれなりに時間はかかる。
夜1時間ぐらいの作業だと、丸1周間かかった。
接着剤が固くなるのを待つ必要もあるし、納期があるわけではないので、のんびり作ればいい。

ケースも加工して、とりあえず組み立ててみた。

ヒンジ同士の干渉もなく、内側のお皿部品に工具を入れて、重くしてもヒンジは耐えている。
当初、同じポリプロピレンの1.5mmぐらいの板を切り抜いてヒンジを作ることも考えたが、薄い板では重さに耐えられず曲がってしまうのではないかと考え、t=5mmの発泡塩ビの板で作成した。ポリプロピレンの板でも、平坦ではなく立体成型できれば良いかも。

動画では、開いただけだが、飛び出した薄い箱を奥にグッと押すと、その裏に元々ついていた2mmぐらいの足が、下の箱の縁に引っかかるようになっている。
作った後で、前側のヒンジの形を間違っているのに気がついた。
本当は、展開状態で前後のヒンジがきれいに重なるハズだった。

ボール紙で試作前の模型を作って、確認しておけばよかった。
1日1時間の作業で物を作っていると、時間がもったいない気分になって、省略できるところを省略しようとする。
省略し過ぎると、このように失敗して、余計な手間がかかることになる。

とはいえ、まだ試作だ。Drawの図は直しておいた。
また、ふたのOpenに連動して、飛び出すようにしたい。その部分は、今度こそボール紙で試作を作ってから、やることにする。

まだ作業は始まったばかりだ。
飛び出す道具箱を作ってみよう#1
飛び出す道具箱を作ってみよう#2
飛び出す道具箱を作ってみよう#3
飛び出す道具箱を作ってみよう#4
飛び出す道具箱を作ってみよう#5
飛び出す道具箱を作ってみよう#6 完成

IKEAの植物育成用ライト VÄXER LED

例のいちごの苗は、葉っぱが少ない状態で結実したので、光を反射する箱を作ったり、卓上の電気スタンドを使って、足りない分を補っていた。

植物は、赤と青の光を効率的に吸収すると言われている。
電気スタンドは、ボール盤で作業をするときに手元を照らすために買ってきた白色LEDのものである。
白色LEDの光は、人間の目には白に見えるが、この白色は青色LEDに補色である黄色の蛍光体を組み合わせて、白を作り出している。
青と黄色で白い光を作っているため、赤い光があまり含まれていない。そのため、白色LEDは植物育成には向かない。
と、わかっていても、何もしないよりはマシだと思って、そのまま白色LEDの電気スタンドを使っていた。努力が100%無駄になるわけでもない。

先日、IKEAに行った時、園芸コーナーで植物育成用のライトが売られていたので、飛びついて買ってきた。
金口がE17のものとE26のものが売られていたが、E26の物を買ってきた。
IKEA VÄXER LED 999円

育成専用のマジェンタ色のライトではなく、白色LEDに赤色LEDを組み合わせたものになっている。
そのため、部屋がピンク産業風になることはない。
IKEAの植物売り場でもこのLEDライトが使われているので、それを参考にすると良い。

早速、反射台の梁に取り付けた。
夜撮影したように見えるが、午前中9:00頃に撮影している。
反射板の効果もあり、ライトが明るすぎて、撮影すると周りが暗く見えてしまうのだ。
電球のソケットつきコードは近所のスーパービバホームで買った。

実は、いちごを育て始めた頃から電気屋に行くたびに、植物育成用のライトを探していた。
しかし、店頭ではほとんど売られておらず、また売られていたとしても植物栽培キットの一部で、馬鹿みたいに高価なものだった。
ネットで探すと、安くても2,000円程度で、もし効果が無かったら痛い金額だ。農業を生業としているならまだしも。
そこそこの効果なら、今まで使っていたライトでも良い。

IKEAといえば、スエーデン。スエーデンといえば北欧。北欧といえば、長い冬。そして、一部は極夜にもなる。
そのような地域で観葉植物を育てるのに使われているなら、間違いないだろう。
実際に、店頭でも使用しており、その効果も確認できる。
育成専用のピンク色LED電球だと、ピンク産業に進出でもしない限り再利用は難しいが、IKEAのこのLED電球なら、光の色が自然なので普通の明かりとしてそのまま使える。

しかも、低価格 999円(熱帯地域っぽい名前の大手ネット通販の値段の半分ぐらい)で、試しに使ってみるのに、まさしくちょうどいい。

2018年2月23日金曜日

今日のいちご

先週書いたように、完全に成熟せさせるつもりだった。 しかし、次の日にはいちごがどんどんふとり、重くなり、茎がしなり、植木鉢受け皿に触れそうになってきた。

2018/02/18

午前中の時点で、残り5mmぐらいになっている。
成熟させたいが、受け皿に触れて傷になったら、大失敗だ。

その日の晩に、収穫した。

2つに割ると、こんな感じ。

まだ若いかとも思ったが、食べてみたら甘かった。いちごの味も濃かった。

2つ目の実。

2018/02/19
これは、小ぶりで軽いので、植木鉢の受け皿との干渉はしないだろう。
とはいえ、予防策として、割り箸で茎に支えを作ってあまり垂れないようにした。

20日は変化がほとんどなかったので、写真を撮らなかった。
そして、21日に、先端が赤くなり始めた。

2018/02/21

早朝撮影しているので、暗い。ライトを使ったほうが良いかな…


2018/02/22

さらに、赤いところが広がる。

そして、今日の朝。

2018/02/23

赤いところが、半分ぐらいになった。
今度こそ、完熟させる。このペースなら、食べるのは来週かな。

また雪が降った

今日の朝、7:00ちょうど頃、外を見たら雪が降っていた。
6:30頃には降っていなかったし、7:30には止んでいた。
その一瞬を撮影した。

それにしても、今年は雪が多い。

2018年2月17日土曜日

タイ国公認レストラン Dusit (デュシット) でランチ

散歩ついでに、近所のタイ料理屋 Dusit でランチを食べてきた。
このお店は、タイ国商務省の厳しい審査に合格したタイレストランに与えられる「タイセレクト」認定店である。
田島大牧線沿いを歩いていると、お店の前で松明の炎が見え、以前から気になっていた。

屋台風のタイ料理店をよく見かけるようになった。それはそれで良いのだが、たまにはしっかりとした本格タイ料理も食べてみたくなる。
ちなみに、デュシットとは「天国」を表す言葉らしい。そう聞くと高そうだが、ランチメニューは比較的安い。というわけで、ランチを食べてきた。

ランチは、7つの中から選ぶことができる。
わたしは、少し前に流行った「ガバオライス」ランチをたのんだ。
ランチには、サラダ、スープ、コーヒー、デザートが付いている。このへんは屋台風とは大きく異なる。



辛さ控えめなので、テーブルにある唐辛子や酢を加えるといい。唐辛子はかなり辛かった。

デザートは、椰子の実ミルクとタピオカだった。甘いものはあまり食べないが、コーヒーと一緒だと美味しい。

タイは王室もあり、屋台料理ばかりでなく、品のある料理も多い。
隣の人が「豚バラ肉のやわらか煮(皮付き)ご飯」を頼んでいた。スプーンで食べられるくらいトロトロの豚肉が乗ったご飯で、それも美味しそうだった。
そっちのほうが、手が込んでいる感じがした。
馬鹿の一つ覚えで、ガバオライスを頼んでしまった私は、なんと浅はかなんだろう。

次に行った時はそれにしよう。

今日のいちご

先週末、わずかにピンク色になっていたが、今週に入り先の方からどんどん赤くなってきた。
日々変化しているのがわかるので、一日毎の写真を示す。

2018/02/11
いちごの良い香りがわずかにする。


2018/02/12
いちごの香りがはっきりとわかる。
この日は外に出して撮影したが、香りにつられて虫や鳥がよって来そうだし、移動の際、熟した実に触れて傷つけるのが恐いので、以降外には出さないことにした。


2018/02/13
赤い範囲が半分近くまで達した。
2つ目の実の種が色づいてきたように感じる。
職場から帰ってくると、いちごの香りを強烈に感じる。
すぐになれるのだが。

2018/02/14
赤い範囲が半分を越えた。
2つ目の実の種の色が色づいてきているのがはっきりわかる。
2つめの実も大きくなってきて、枝がかなり垂れ下がってきており、紙コップを台の上に上げた。


2018/02/15

8割ぐらい赤くなった。この日からXZ-1のスーパーマクロで撮影している。


2018/02/16
白い部分も残っているが、全体的に赤みが強まった。


2018/02/17
赤い部分は95%を越え(主観的)た。変化の度合いは鈍くなってきて、完熟に近づいているように思う。


巷でも、イチゴ狩りの季節だ。
おそらく On Season なのだろう。匂いも強く美味しそうだ。
市販のいちごと比べても、充分に熟しているように見える。おそらく、食べるのに問題はないだろう。
しかし、どうせなら、流通困難なほどに完熟した状態で食べたいので、今日はまだ食べない。

2018年2月11日日曜日

うさぎの神社

ピョンチャン オリンピックが開幕した。
「ぴょんちゃん」と聞いて、「うさぎ」を連想してしまうのは私だけではあるまい。
と、いうわけで(どういうわけ?)、近所のうさぎ神社こと、「調神社(つきじんじゃ)」へ行ってきた。

参道には狛犬ではなく、うさぎが配置されている。
右のうさぎのアップ。
左のうさぎのアップ

手水舎もうさぎさん。

お祈りの後で、散策。古いうさぎさん。
最初の参道にあったうさぎは、平成になって作りなおされたもので、こちらは古いもの。

そして、池の中にも、うさぎさん。


菅原道真も祀られており、絵馬もたくさん下がっていた。
プライバシー問題もあるので、写真は撮らなかった。

ずっとお祈りをしている人がいた。
わざわざ少し引いた位置からお祈りをしているので、邪魔にならないように気を使ってくれているのだろう。
変に待っているのも、相手にさらに気を使わせることになるだろうから、そのまま写真を撮ってモザイク処理した。

その後、浦和で買い物をしたり、街の変化を見ながらぐるっと10kmぐらい歩いた。
武蔵浦和駅のスタバは、いつも混んでいるので滅多に入らない。しかし、足も疲れていたし、トイレも使いたかったので、中山道に出たところで、通り沿いにあるスタバに入った。

注文後、支払をすると、店員が「とても珍しいレシートが出ました。アンケートに答えていただければ、無料のドリンクがもらえます。」と話していた。
私は、心で『またまた。ただのアンケートだろ。大げさだな。』と思いながら、席についた。

ネットでそのアンケートを調べると、いろいろ出てくる

スタバの当たり券として有名で、本当にレアなものだったようだ。
それを利用して、自腹では絶対に注文しないであろう贅沢なものをもらっている人もいる。
全国で使えるらしい。良いものが当たった。

調神社のご利益がもう出た。こういう時は、感謝しておこう。

2018年2月10日土曜日

今日のいちごの苗

先週、ブログに書かなかったが、いちごはどんどん太っている。

先週の土曜日には、種と種の間から、実になる部分が出てきた。
白い部分がそうだ。

2018/02/03
実際には、一般的な植物でいうところの実は、いちご表面の種に見える部分であり、いちごの実に見える部分は「花托」と呼ばれる部分である。
とはいえ、あえて専門的にしないのが「無精ひげスタイル」であるので、「実」と表現する。

調べたわけではないが、野いちごの実はつぶつぶの集合体になっていて、表面に種が見えない。もぐと中心部分が草の方に残るので、たぶんこれは本当の実なのではないか?
「野いちご」で検索しても小説が引っかかってしまい、調べるのが面倒だ。


実が見えてきて嬉しくなって、毎日写真をとっている。

2018/02/04
白い面積がわずかに増えているように感じるが、どうだろう?
まだ白い部分は平坦だ。熟したいちごは、種の部分が凹んで見えるくらい実がパンパンに膨らむ事になる。

毎日見ていても変化はわずかだ。わかりやすい変化が現れた部分を見ていく。


少し種の部分が凹んで見えるようになってきた。
そして、種が少し赤くなってきた。

2018/02/08
一つ上の写真と比べると、数日の間に太っているのがわかるだろう。


晴れが続き、気温も上がり始め、すくすくと育っている。
市販品の小ぶりなものぐらいの大きさになった。種の赤みはさらに増している。

2018/02/09
明日から天気が悪くなるらしい。今のうちに日光をたっぷりと浴びるのだ!


種がはっきりと赤とわかる(一部緑のものも残っているが)。
実はまだまだ白いが、隣の2番目の実と比べると、わずかに赤みがさし、ピンクピン太郎になってきているのがわかるだろう。

2018/02/10
朝は強い光が射していたが、10:00頃には薄雲が広がり、やんわりとした日差しになってしまった。
しかし、反射台を使えば、効率よく太陽エネルギーを吸収できる。
どんどんふとるのだ!
P.S.ブログに投稿した直後に日が差してきた。慌てて写真を撮り直した。

2018年2月9日金曜日

古い動画ファイルを整理した#2

昨日、mp4v2-utilsで.mp4のメタデータを変更できることがわかったので、早速やってみた。
Lubuntuでは、mp4v2-utilsがデフォルトでは入っていないので、まずはinstallする。

mp4infoで現在の情報が表示され、mp4tagsでメタデータを書き換える。
試しにいろいろ書き換えていると、ffprobeで表示される"encoder:"の値は、'-E'で書き換えられることがわかった。
ここまでできれば、あとは「えいやー」でやればいいだけだ。

まずは、それぞれの元ファイルから"encoder:"メタデータを取得する。
元データのディレクトリに移動して、以下を実行する(1行で書いている。かなり横に長い。)。
$ cd <元データのディレクトリ(squashfsのマウントポイント)>
$ find . -iname "*.AVI" -type f | while read n; do echo -e "$n\t$(ffprobe  $n 2>&1 | grep encoder | sed -e 's/ \+encoder \+: \+//g')"; done | tee >( sort | xz -T0 -0c > ~/video_encoder.txt.xz)

これで、video_encoder.txt.xz に、.AVIの相対パスと"encoder:"メタデータの内容が、タブ区切りで入る。
teeの後ろの">"と"("の間にスペースを入れてはいけない。これは自動パイプなので。
テキストファイルで作っても良いのだが、最近はなんとなくxz圧縮してしまう。大量のデータが出てくるとき書き込みがボトルネックになる事がある。プリセットレベル'-0'は最速だが、圧縮率は低い。しかし、テキストデータ、特に今回のようにパス名が同じになるようなデータは、圧縮が効きやすく充分に小さくなる。
出力をパイプで処理してしまうと、途中経過が把握できなくなってしまうので、teeで受けて、自動パイプを使ってxz圧縮している。
ちょっとした工夫だが、途中結果を見る事と結果の圧縮ファイル化を同時に行うことができる。

次にコピー(変換)先のディレクトリに移動して、以下を行う。
$ cd <変換先のディレクトリ>
$ xzcat ~/video_encoder.txt.xz | while read n; do file=$(echo "$n"| cut -f1 | sed -e "s/\.AVI$/.mp4/g"); encoder=$(echo "$n"| cut -f2); echo "$file"; mp4tags -E "$encoder" $file; done | tee >(xz -T0 -0c > ~/video_encoder_change_result.txt.xz)
これで、すべて書き換わる。454ファイルあったが、1分かからずに終わった。

以下のようにすれば確認できる。
$ xzcat ~/video_encoder.txt.xz | while read n; do file=$(echo "$n"| cut -f1 | sed -e "s/\.AVI$/.mp4/g"); encoder=$(echo "$n"| cut -f2); echo "$file"; mp4info "$file"; done | tee >( xz -0c > ~/video_encoder_changed.txt.xz)
結果がどんどん流れて、スクロールアウトしてしまうが、~/video_encoder_changed.txt.xz に書き出しているので、後からじっくり見ればいい。


話が前後するが、昨日のbashのshell-scriptも、あれだけでは複数のファイルを処理することはできない。
今回と同じように、.AVIファイルの相対パスを取得し、パスや拡張子をsed等で加工して、あのshell-scriptの引数を動的に作成して処理した。


全部うまく行ったように思えるが、実は問題がある。

ファイルのタイムスタンプだ。メタデータを書き換えたために書き換わってしまう。
動画データには、"creation_time"があるので、それで書き換えれば良いのだが、どういうわけか動画データの時刻がJST(日本標準時)だったりUTC(協定世界時)だったりしている。
そのため、馬鹿の一つ覚えで一気に処理できない。

なぜこんなことになったのか、今のところよくわかっていない。
とりあえず、JSTとして全部処理したが、原因をよく調べてから処理し直す。
.mp4にcreation_time:も書き込んであるので、情報が一元管理されており、古いファイルから情報を引き出す必要はない。多少は楽だ。また、古いファイルが失われたとしても、問題ない。

一応、古い写真や動画の移行が終わった。TVでもそれらを見ることができるようになった。

2018年2月8日木曜日

古い動画ファイルを整理した#1

この記事を書いた後で、時間があるときにNASのデータを整理していた。

今使っているNASの前に使っていたNASは、3年ぐらい使った頃に調子が悪くなってきたので、今のNASを買ったのだ。
クラッシュする前に古いNASからデータを全部読みだして、squashfsで圧縮して、今のNASにコピーした。
その古いNASの中には、さらに古いNASやPCのデータが何重にも入っている。そのため、20世紀末頃のデータも含まれている。
実は、ここで言っている古いコードの発掘は、正確にはPCの整理ではなく、そのsquashfs圧縮されたそのNASデータの中の古いPCデータで行われた。

そんな感じで、そのsquashfs内のデータには、様々なデータが入っている。
もちろん写真や動画もたくさん入っている(このC1で撮影した写真や動画も)。

Linux PCなら、Squashfsデータを簡単にmountでき、内部を参照できるが、TVでは見れない。
TVで見るためには、NASに普通に置かなければならない。
すなわち、Squashfsから読みだして、NASの上に普通にコピーするのだ。
以前からやらないといけないと思いながら、放置していた作業を、先週の土曜からやり始めた。

NASの上のSquashfsのアクセスは遅い。
写真は比較的短時間(とはいえ、数時間かかった)で終わった。実は最初は、写真も動画も一緒にコピーしようとしたが、動画のコピーがあまりにも遅いので、まずは写真だけコピーした。

動画が遅いのは、Motion-JPEG形式だからだ。圧縮率が悪くH264などと比べると、8倍から10倍大きいのだ。
というわけで、大きなデータをコピーするのではなく、H264で再圧縮したものを保存することにした。

動画の再圧縮はffmpegを使えば行える。
ffmpegで動画のエンコードするときビットレートを指定するが、サイズやフレームレートが違えば、適切なビットレートも変わる。
長い歴史の中で様々なサイズやフレームレートの動画が含まれているため、自動で計算/決定するshellスクリプトを用意して、変換するようにした。


2019/02/11 追記: 以下のスクリプトは、一部の動画では正常に機能しない。
動画圧縮し直しスクリプトを直したを参照。

#!/bin/bash
SRCFILE=$1
DSTFILE=$2
if [ -z "$DSTFILE" ]; then
  BASENAME=$(basename $SRCFILE)
  DSTFILE=${BASENAME%.*}.mp4
fi

CREATION_TIME=$(ffprobe $SRCFILE 2>&1 | grep "creation_time" | head -n 1 | sed -e "s/[ \t]*creation_time[ \t]*:[ \t]*//g")

echo SRC: $SRCFILE
echo DST: $DSTFILE
if [ -z "$CREATION_TIME" ]; then
    echo "No \"creation_time\" metadata. use ctime."
    CREATION_TIME=$(stat "$SRCFILE" | grep "^Change:" | head -n 1 | sed -e "s/^Change:[ \t]*//g" | sed -e "s/\.[0-9]* +.*$//g")
fi
echo CERATION_TIME: \""$CREATION_TIME"\"

#---------------------------------------------------------------#
# Auto bitrate                                                  #
#   H.264には、エンコード品質を表すBPP(Bit Per Pixel)という     #
#   指標がある。                                            #
#   BPPを用いて、ビットレートは以下のように計算される。              #
#                                                               #
#                       BPP x fps x width x height              #
#     bitrate[kbps] = ------------------------------            #
#                                  1000                         #
#                                                               #
#   H.264のBPPは、動画の動きの速さと、品質で以下のように      #
#   決まっている。                                            #
#                |               品  質                         #
#                |---------+---------+---------+--------        #
#                |   最高  |   高    |   中    |   低           #
#     -----------+---------+---------+---------+--------        #
#       高  速   |  0.225  |  0.175  |  0.125  |  0.100         #
#       中  速   |  0.200  |  0.150  |  0.100  |  0.075         #
#       低  速   |  0.175  |  0.125  |  0.075  |  0.050         #
#                                                               #
#           高速: スポーツまたはミュージックビデオ         #
#           中速: 映画                                          #
#           低速: ナレータ(ニュースや演説など)                  #
#                                                               #
#---------------------------------------------------------------#
videoFormat=$( ffprobe ${SRCFILE} 2>&1 | \
               grep "Stream \+#[0-9]:[0-9]: \+Video: \+" | \
               sed -e "s/^ \+Stream \+#[0-9]:[0-9]: \+Video: \+//g" );
bpp="0.225"
width=$(echo ${videoFormat}  | cut -d, -f4 | sed -e "s/x[0-9]*//g" | sed -e "s/ //g" )
height=$(echo ${videoFormat} | cut -d, -f4 | sed -e "s/[0-9]*x//g" | sed -e "s/ //g" )
fps=$(echo ${videoFormat}    | cut -d, -f6 | sed -e "s/ *fps//g"   | sed -e "s/ //g" )

if [ -z "$width" -o -z "$height" -o -z "$fps" ]; then
    echo "cann't get information for bitrate. Use 8192kbps"
    vBitrate=8192k
else 
    echo "bpp=$bpp, width=$width, height=$height, fps=$fps"
    vBitrate=$(echo "scale=0; $bpp * $width * $height * $fps / 1000" | bc)"k"
fi

echo "bitrate=${vBitrate}"
#exit 0

#---------------------------------------------------------------#
# Convert video format                                          #
#---------------------------------------------------------------#
ffmpeg -i $SRCFILE -nostdin -y -acodec libvo_aacenc -profile:a aac_low -ab 128k -ar 44100 -ac 2 -vcodec libx264 -profile:v main -b:v ${vBitrate} -pix_fmt yuv420p -f mp4 -metadata "creation_time"="$CREATION_TIME" $DSTFILE

# No audio
#ffmpeg -i $SRCFILE -vcodec libx264 -profile:v main -b:v 8192k -pix_fmt yuv420p -f mp4 -metadata "creation_time"="$CREATION_TIME" -map 0:0 $DSTFILE

touch -r ${SRCFILE} ${DSTFILE}
メタデータのencoderには、"OLYMPUS u770SW/S770SW"などのカメラの情報が入っているのだが、それを-metadataで設定しようとしても、"Lavf56.40.101"になって、変更できなかった。

いつまでも悩んでいてもしょうがないので、そのshellスクリプトを使って再圧縮を始めた。 始めたのは日曜の朝だったが、終わったのは月曜の夜だった。

さっき、metadataを再設定する方法を探したら、mp4v2-utilsでできることがわかった。
明日は、それを使ってencoderへカメラの情報を書き戻してみる。

2018年2月3日土曜日

開通した「町谷本太線 (鴻沼工区)」を見てきた

歩くのが好きなので、半径数キロの範囲(たとえばこれ)なら歩きで移動する。車の邪魔にならないように、なるべく車の少ない市街地を歩く。いや、歩こうとする。
しかし、この街は道路の整備がひどく遅れており、幹線道路からあふれた車が(裏道として)市街地に流れ込んでいる。100万都市なのに…。

南北方向は何本かの大きな道路がある(とはいえ、利用者も多いのでまだ足りない)が、東西方向に貫く道路は壊滅的で、そのため車が市街地に流れこむことになる。

複数の道路が計画されているが、そのうちの1本が先月末やっと開通した。
その開通した道路(と言っても西堀氷川トンネル)を見てきた。
バイパス側から見ると、こんな感じ。
(意外に人が多く、どうしても人が写ってしまうため、黒く塗りつぶしている)
トンネル自体は1年前にはあったと思うが、手前の道路や、奥の新幹線の下を通る道路がなかった。
開通前は、右側の道路がメインだった。

バイパス側の入り口はこんな感じ。

中からバイパス側を見る。

中はまだ真新しい。

中から新幹線側を見る。

新幹線側から見る。

新しい道路ができて、なんか嬉しくなった。とはいえ、片側1車線で広い道路とは言えない。
本命は、道場三室線や田島大牧線だ。これらは片側2車線になる。しかし、開通はまだ先だ。
これらがすべて抜けるようになれば、桜区の荒川沿いも便利になるだろう。

2018年2月2日金曜日

太陽エネルギーを有効利用

とりあえず順調に育っているいちごの苗だが、どう見ても葉っぱが少ない。
少しずつ葉っぱは増えているけど、実がどんどん増えるので、まだまだ足りない。

葉っぱが少ないなら、光を増やすしか無い。
ダイソーで売っているアルミ蒸着シートで、光を反射させる事にした。
以前購入し、花火大会を見物するときの敷物として使ったりしていた中古品だ。
とはいえ、光を反射させるだけなら、これで充分だろう。

このシート単体ではふにゃふにゃなので、骨組みが必要だ。
というわけで、ダイソーの「ゴムの木 すのこ 30x31cm」を3枚買ってききた。
これを、接着剤で3枚貼り合わせる。Cクランプで固定しようとしたが、ウチにあるのは50mmのものだったので足りず、輪ゴムで代用した。
長手方向が他の板に重なるようにすると、ちょうど立方体のようになる。
接着剤が乾いたら、両面テープを貼る。
そして、切った反射シートを貼る。
これで、反射機能は充分なのだが、水やりチューチュー用のフックを取り付けたい。
これまでは使わなくなった折りたたみ式のゴミ箱の骨組みを使って掛けていたが、この壁があると使いにくいし、一体化したほうが安定感もある。
ウチにあった端材を組み合わせて、フックをかける梁を作った。
水やりチューチューをひっくり返して使う場合、中に入っている管を外しておかないと水が出ないので注意せよ。

ビニールテープで固定しているようにも見えるが、実際はネジと針金で固定している。
針金はスチール(鉄)のものだ。ダイソーで買った。ネジはウチにあったΦ2.5mmぐらいのやつだ。Φ2の下穴を開けてねじ込んだ。
針金は柔らかいが、木材がトラス構造になっており意外に強い。梁を持って持ち上げるぐらいは何の問題もない。
針金の切った端が飛び出していて、うっかり何かに引っ掛けてひっくり返すような事故を避けるために、ビニールテープを巻いて保護している。

梁にはウチにあった「かもいフック」を取り付けた。
徐々に成長するだろうから、取り付け位置を後で調整できるようにしておくためだ。
水やりチューチューワイヤバスケットを直接フックに下げると高くなりすぎるので、紐で吊るした。
この紐は、この記事で交換した古い紐だ。紐の傷みは局所的で、スエットパンツから飛び出している部分に集中しており、背中の方はほぼ傷んでいない。
すなわち紐の大部分は傷んでいないので、なんかもったいないと思ってとってあった。

先週作って、1周間使った。
直射日光が当たると、鉢が暖かく感じるほどになる。
実もだんだんイチゴらしくなってきた。まだ緑色なので、まだまだ大きくなるだろう。
期待していたが、今日はまた雪。

せっかく作ったのに、日が出ないと効果がない。