2020年3月28日土曜日

BCGワクチンとCOVID-19

日本では、どういうわけか、COVID-19の大流行が抑えられている。

「検査数が少ないために、見えていないだけ」という意見もある。確かに検査していない見えない感染者も存在するだろう。
しかし、外国のように数千、数万もの感染者が隠れているとは思えない。
この記事にも書いたが、死亡者が少ないのだ。死亡率から感染者数を逆算しても、感染者の数は欧米の数分の1だ。
さらに、連日40人を越える新たな感染者が出てきて、毎日1,500件程度の検査をしているが、それでも検出されるのは40人程度だ。
発見された感染者と接触した可能性のある人、すなわち感染している可能性が高い人を中心に調べて、この程度しか検出されない。もし、見えない感染者が大量にいれば、その検出された地域内で、もっとたくさん検出されただろう。

最近増えてきたといえども、たしかに感染が抑えられている。

倍々の法則で増える場合、毎日2倍になっていくのを繰り返していくと、たった33日で80億を越える。地球の総人口よりも多くなる。
もし何も努力をしなければ、もうとっくに世界中の人がCOVID-19に感染しているのに、それが抑えられているのは、みんなが感染拡大防止の努力をしているからだ。
日本では、12月から用心していたというのもあるし、かなり早い段階で、クルーズ船ダイヤモンド・プリンセスが日本に押し付けられたため、日本全国で災害対応モードになっていたとも思われる。ここ最近、何度も災害に見舞われているので、なにかおかしなことが起きればすぐに警戒体制に入る癖がついている。まず、静かに情報を収集し、用意や対策を始める。
そのため、国民の初期対応の早さ(政府の指示よりも早かったかも)が感染拡大を抑えたというのもある。

とはいえ、それでも倍々の法則で増えるものを抑えるのは難しい。
不思議だと思っていたが、BCGワクチンがCOVID-19に効くという噂が出てきた。
BCGワクチンは、かつては国民病とまで言われた結核に対するワクチンである。
私のお袋いわく、私の父方の爺さんは、結核で死んだそうだ(婆さんはそれを認めていない)。
昔から日本国内では感染者がおり、そのためある程度耐性のある人が残ってきたというのもあるだろう。また呼吸器疾患の研究も進んでおり、さらに近年ではBCGの予防注射が行われている。

何度も困難を乗り越えてきた。他のせいにせずに、失敗や災害を受け入れて、対策をしてきた。
それが今回もまた生きたようだ。

先週のゆるみが、今週に出ている。
そして、今週はひきしめている。

来週は、どうなっているか?

2020年3月15日日曜日

桜が咲いていた

近所の桜並木で、桜が咲いていた。

見頃は、来週かな。

2020年3月13日金曜日

新型コロにゃん ウイルス

ダイビングに行きたかった。
タンクの空気を吸うので花粉は関係ないし、海に入ると結果的に鼻や目が洗われるため、一時的に楽になる。
海水は冷たい温泉のようなもので、様々なミネラルが溶け込んでおり、アトピーにもいいらしい。
その思い込みのためか、花粉症にも効果があると感じる。

今週末は海に行こうと思っていたが、やめた。
コロナウイルスの蔓延を少しでも阻止するためだ。

新型コロナウイルスがとうとうパンデミックという認識になった。
イタリアで感染者や死亡者が爆発的に増えている。当初、イタリアでは「すべてうまくいくさ!」「どうにかなるさ!」「ウイルスなんかに負けない!」のような前向きな考えがあり、それが原因で感染が広がる事になったと言われている。
前向きの考え方は重要だ。それ自体は悪くない。しかし、現実を見ずに対策をしないのは、逃げているとも言える。

先週末に中国や韓国からの入国者は、政府指定の施設などで2週間の隔離するという話になり、それら地域からの駆け込み入国があった。
先週までは感染者の増加は落ち始めていたが、今週になって感染者は再度増加傾向に転じた。
そのため今週末移動するのはリスクがあるように思う。

ちょうど3.11の時期でもあり、津波災害や原発事故などの暗い話題が多い。そこに来て新型コロナウイルスだ。
目をつぶって逃げ出したい気分になるが、今こそ、引き締めなければならない。
とはいえ、暗い気持ちや恐怖心を維持するのが良いわけがない。もちろん、それを煽るような事は、悪いことだ。

もっと前向きに、「ここまで努力をしたんだから、きっと大丈夫。」「閉じきった場所は危ないが、外は比較的安全だし、もうすぐ桜が咲きそうだ。」「インフルエンザの感染者数が、今年は極端に少ない。我々は、やればできるじゃん。」と、考えよう。

うまくいっている。制御できている。
うがい手洗いはするにしても、何でもかんでもバリバリ意欲的にやる必要はないし、むしろ危険かもしれない。
「家宝は寝て待て」というし、のんびりするのが後ろ向きとは言い切れない。
のんびりブラウジングでもしていれば、新たに興味の湧く何かが見つかるかもしれない。

前向きに、楽しく、ネコのように、のんびりすごそう。

2020/03/15: 追記
政府が対策をまとめてくれている。
知恵があっても、生かさなければ意味がない。
難しいことではないように見えるが、私はおっちょこちょいなので、うっかり忘れてしまうことが多い。なかなか徹底できない。
繰り返していれば、徐々にうまくできるようになるだろうが、嫌な気分では続かない。
成功したら「すごいじゃん!」、失敗しても「次はもう少し上手くできるさ」と気分を盛り上げていくのが良い。
「そんなの誰だってできるよ」とか「失敗したのに反省してない」とか、マイナス思考の意見を言われることもあるかもしれないが、そんな意見には耳を貸すな。
継続が力になる。
2020/03/20: 追記
PCR検査数が日本は少ないという理由だけで、「見えない感染者がたくさんいる」と、恐怖をあおるような意見が多い。
確かに検査数は少ない。それは数字を見ればわかることだ。しかし、それと「感染者が多い」は別だ。
直接は関係ない。飛躍している。注目を集めるために、ネット上は極端な事やあおるような事であふれている。具体的な数字を見ていくべきだ。
例えば、死亡者数は隣国韓国と比べて少ない。人口比を考えれば、圧倒的に少ないと言える。
また、本文にも少し書いたが、日本のインフルエンザ感染数が、今年は極端に少ないのだ。
年末から、新型コロナウイルスのニュースが流れ始めて、みんなが手洗い&うがいを徹底したためだろう。インフルエンザも封じ込められてしまったのだ。
以下は埼玉県での例だ。
このグラフをよく見ると、年末(50〜52週ごろ)は、感染者数がむしろ多い。大流行の兆しが見えていたのに、年明けから極端に抑え込まれていく。
例えば、アメリカでは普通に流行っている。
イギリスでは、この文書を読むと、あまり流行っていない。代わりに年末にライノウイルスが流行っていたようで、イギリスの人たちは予防をしていたようだ。
他の国は言葉がわからないので、読めない。

もちろん、インフルエンザとCOVID-19(新型コロナウイルス)は別だ。しかし「検査数が少ない」というのと「感染者がたくさんいる」も別だ。
ネット上には、真偽の疑わしい情報があふれかえっている。この私の記事も個人の見解だ。鵜呑みしてはいけない。
不安であれば、自分で情報を収集して、精査するのが良い。

うがい&手洗いを徹底することで、感染症はかなり防げる。実際にインフルエンザも封じ込められている。
やっていることは間違っていない。うまくいっている。続けよう。
しかし、頑張りすぎは続かない。無理なことは無理だ。続けるための秘訣は、頑張りすぎないことだ。
「あおり」に負けてはいけない。

2020/03/27: 追記
先週の桜の開花で、みんな羽目をはずしすぎたようだ。
感染者が増えた。潜伏期間は5〜10日ぐらいらしいので、先週末に感染したとすれば、今週末に発症する事になる。
見えないウイルスの嵐になるかもしれないので、今週末は外出は避けたほうが良い。
誰にとっても、外出できないのは苦痛だ。しかし「嫌だ」「嫌だ」と思っていても、辛いだけだ。
体を動かしたり、ネットでおしゃべりをしたり、調べ事をしたり、部屋の模様替えをしたり、外出せずに楽しめるものを探すのが良い。
何かに挑戦し始めると、意外にハマることがある。

全世界に広まってしまったので、収束には数カ月かかるだろう。
国内でも、ヨーロッパのように、さらに厳しい外出制限が行われるかもしれない。その時に、楽しめるものがあれば、心強い。
無理は続かない。我慢して乗り越えられる期間は、数週間だ。
数カ月持続可能な方法を手に入れよう。そうすれば、続けられる。