2016年10月9日日曜日

自転車の変速ケーブル交換

去年タイヤを交換した自転車の変速ケーブルが、ヤバイことになっていた。
被覆にはヒビが入り、サビが浮いてきている。さらにシフトレバーもプラスチックが劣化してヒビだらけになっている。
ワイヤは切れるかもしれないし、レバーは折れるかもしれない。
仮にそうなったとしても、自転車が運転できないわけではないので、致命的ではないのだが、急いでいるときに限ってそのような事故は生じるもので、大事な何かを失う原因になったりする。
時間があるうちに直しておこう。

インターネットで色々調べると、自分で交換している人が結構見つかる。
ケーブルの長さが色々あるようなので、自分の自転車のケーブルの長さを測った。155cm程度だった。

近所のスーパービバホームで、同じシフトレバーが売られていたのを見ていたので、そこなら色々あるだろうと思って行ってみた。
152cm、160cm, 190cmのケーブルが売られていたが、155cmは無かった。
現在のケーブルは少し短めだったので、それよりも短い152cmは無理だ。少し長めの160cmを買ってきた。

ハンドルのシフトレバーを分解して、ケーブルを外す。
後ろのベルクランクカバーも外して、ケーブルを外す。
  外しながら、通す位置を覚えておく。
外した後で、新しいケーブルと長さを比べたが、やはり新しいケーブルのほうが5cmぐらい長かった。
はやり元のやつは155cmだったようだ。中途半端なケーブルもあるんだな。
通す位置を忘れる前に新しいケーブルを通していく。

ケーブルを通したあとで、シフトレバーを取り付ける。
購入した新しいシフトレバーとケーブルの両方に、取扱説明書が付いていた(同じものが1枚づつ。合計2枚)。
簡単そうに変速ケーブルの取り付けができそうに見えるが、ハンドルに固定したあとでは、うまくできない。
こんな事が書いてあるのだが...
しょうが無いので、一旦外して、分解して、ケーブルをセットして、組み立てて、取り付け直した。
ワイヤが多少長くなり余裕が出て、最初に比べて美しいラインでケーブルが出ているように感じるが、どうだろう?

後ろのワイヤも元に戻して、手順書に従って調整する。
2速にして、プッシュロッドの筋とハブ軸の端が一致していることを確認する。
グリスがベッタリなので、筋が見えない。キムワイプで拭いて、筋が見えるようにして作業する。
何回か変速機を操作しても、ずれないことも確認する。

タイヤ交換よりもよっぽど簡単だった。
シフトチェンジもスムーズになったように感じる。
古いシフトレバーは、変速機の状態(何速に入っているか)を示すものが壊れていて、さらに印刷も見えないくらいに薄くなっていた。それが新品のようにきれいになった。

去年も書いたが、10年以上乗っているので、これからはどんどん壊れていくだろう。
新しい自転車を買ったほうが金銭的にはいいのだろうが、まだ使えるのに捨ててしまうのはもったいない。それに愛着も湧き始めている。
自分でメンテナス作業を覚えていこう。

ケーブルの長さを2枚ある取扱説明書の1枚に書いて、盗難登録の書類と一緒にしまった。
再度変速ケーブルがダメになったときは、その書類を見て、長さを思い出すだろう。