2021年1月29日金曜日

最後の「親知らず」を抜歯した

今日の午前中、最後の親知らずを抜歯した。
いつの間にやら4本とも違和感なく生えていたので、普通に使えていた。

しかしながら、奥すぎるので、特に上の歯が磨き難くかった。注意していたのだが、15年ぐらい前から1本ずつ虫歯になっていき、とうとう最後の1本も抜歯することになった。

最近は呑む量を決めて、飲みすぎないようにしていたのだが、今年はコロナ禍だ。
気分だけでも楽しげにということで、お正月におせち料理風に伊達巻や甘い煮豆で、日本酒(お神酒)、ワイン、焼酎を飲んで、そのまま寝るというだらしない事をしてしまった。

目が覚めた時に歯に違和感があり、慌てて歯磨きをしたが、手遅れだったようだ。
歯が痛いからと言っても、すぐに親知らずを抜くことはできず、痛いのを我慢しながら今日になった。

年をとって歯を失うと、食欲が失せると聞いたことがある。
うっかりすると一回の食事で3合食べてしまうくらい大飯喰らいだったのだが、親知らずを失ってからは、急激に食欲が失せた。
食事は、生き物にとって最大の報酬系とも言える。そのため、さらに食欲がなくなると思うと、不安もある。
とはいえ、虫歯を放置すれば、他の歯を失うことになる。生涯楽しい食生活を送るには、歯のケアは重要だ。

今回の虫歯を教訓に、親知らず以外の歯は、何がなんでも守り抜く覚悟でいこう。

WDC-433DU2H のドライバ

WDC-867SU3SWHが動かなくなったとき、それ以前に使っていたWDC-433DU2Hを引っ張り出してきて使おうとした。
しかしながら、このページで紹介したドライバは動かなくなっていた。
WDC-867SU3SWHとWDC-433DU2Hの両方が動かないので、Wi-Fi関連と言うよりもUSB関連の問題かなぁ?とか考えながら放置していた。

Linuxに限らずWindowsであれ何であれ、Updateで突然動かなくなることは、時々あるもんだ。
そんな時のために、複数の逃げ道を確保しておいた方がいい。
WDC-867SU3SWHが動くようになったので、WDC-433DU2Hの方も調べた。

検索すると、USB WiFi Adapter Drivers and Informationが見つかった。
Realtek関連のドライバが色々ある。

WDC-433DU2Hの中身は、RealtekのRTL8811AUなので、下の方の"Linux Driver for the RealTek RTL8811AU and RTL8821AU Chipsets Driver Version: v5.8.2.3 (Realtek) (2020-04-01)"が該当する。
https://github.com/morrownr/8821auをクリックすると、githubのページになる。
ここのドライバを使ってみる。

gitとdkmsが必要なので、入っていないなら入れておく。
sudo apt-get install git dkms
適当な作業ディレクトリに移動して、git clone する。
mkdir work
cd work
git clone https://github.com/morrownr/8821au.git
サブディレクトリ 8821au/ ができているので、以下のようにしてビルドおよびインストールする。
cd 8821au
sudo ./install-driver.sh
数分待てば、出来上がり。
dkmsなので、将来カーネルの更新時に自動的にドライバが再ビルドされる。

再起動後に、WDC-433DU2Hに挿入すれば使える。
まだ使い始めたばかりだが、動作している。
例によってこの記事も、WDC-433DU2H 接続で書いている。


2022/05/21(土) 追記:
リポジトリの場所が変わったようだ。
https://github.com/morrownr/8821au-20210708にある。

WDC-867SU3SWH が動かなくなっていた

去年の緊急事態宣言以降、テレワークが増えたためか、妙にネットが重くなった。
集合住宅では、Wi-Fiの電波干渉もあり得るし、Wi-Fiだから遅いのかなと思って、このFolio13でも有線LANで接続したりしていた。
そんなことをしているうちに、有線LANばかり使うようになっていた。

先日、再テレワークの準備作業のために職場にFolio13を持っていった。職場のLANに自分のPCを接続するわけにはいかないので、WDC-867SU3SWHでスマホにテザリングしようとしたら、接続できなかった。
それどころかshutdownもできない。sudoも実行できない。
なんか変だなと思いながらも、スマホは802.11acの5GHzではテザリングできなかったっけ?などと考え、とりあえず、別のUSB Wi-Fi を使って、テザリングして作業した。

帰宅後に、何がおきていたのだろうと確認作業をした。
やはり、WDC-867SU3SWHを接続すると、なんかおかしなことになる。Wi-Fi接続が完了せず、shutdownやsudoができないため、かなり広範囲に影響が出ているが、完全にフリーズしているわけではない。
Folioだけじゃなく、別のUbuntuPCでも同じような現象なので、H/W依存しているわけではなさそうだ。なんとも言えない致命的な状態。
カーネルの問題かなと思って、検索しようとしたが、何というキーワードで検索すればいい?
dmesgの表示内容で、キーワードに使えそうなもを選んで検索したけど出てこない。
有線LANが使えるので、困らない。
待つしかないか。と、半分あきらめていた。

先日、VirtualBox内の Ubuntu Budgie 20.04のカーネルの更新があった。そのchangelogを見ていたら、以下の書き込みが見つかった。(抜粋)
  * Kernel 5.4.0-56 Wi-Fi does not connect (LP: #1906770)
    - mt76: fix fix ampdu locking
WDC-867SU3SWH は、MT7612Uだ。すなわち"mt76"の類だ。不具合の番号"(LP: #1906770)"もある。
その番号で検索すると、すぐに見つかった。
昨年末、2020年12月初頭にリリースされたUbuntuのカーネル5.4.0-56以降動かなくなっていたようだ。
5.4.0-65(56と65だよ)で直っているとわかった。

カーネル5.4.0は、Focal(20.04)のもので、Bionic(18.04ウチは基本的にこっち)ではHWEカーネルをインストールして使う。Bionicのデフォルトカーネルでは、MediaTekのWi−Fiは動かないので、HWEを使わざるを得ない。

そして、Focalでは5.4.0-65がリリースされたが、Bionic用の5.4.0-65はまだリリースされていない。
何処かにBionic用の最新HWEカーネルは無いかな?と思って探すと、このページが見つかった。 様々なLinuxの様々なパッケージをまとめたページだ。Bionic用の5.4.0-65カーネルもある。
aptに登録して、installする方法が紹介されているが、面倒なことになると嫌なので、1つづつ必要なファイルをダウンロードして、
wget http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/l/linux-signed-hwe-5.4/linux-image-5.4.0-65-generic_5.4.0-65.73~18.04.1_amd64.deb
wget http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/l/linux-hwe-5.4/linux-modules-5.4.0-65-generic_5.4.0-65.73~18.04.1_amd64.deb
wget http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/l/linux-hwe-5.4/linux-modules-extra-5.4.0-65-generic_5.4.0-65.73~18.04.1_amd64.deb
wget http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/l/linux-hwe-5.4/linux-hwe-5.4-headers-5.4.0-65_5.4.0-65.73~18.04.1_all.deb
wget http://archive.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/l/linux-hwe-5.4/linux-headers-5.4.0-65-generic_5.4.0-65.73~18.04.1_amd64.deb
インストールした。
dpkg -i *.deb
再起動後、WDC-867SU3SWH を接続すると正常に動いた。
この記事の書き込み操作もWDC-867SU3SWH接続で行っている。

無理やりパッケージを入手してinstallしてしまったが、おそらく少し待てば普通にupgradeできるようになるだろう。
面倒な事になるのが嫌なら、それまで待ったほうがいい。

2022/5/21(土) 追記:
またいつの間にやらつながらなくなっていた。
"iwlist <interface> scan"はできるので、無線機能は動いているのだが、接続ができない。
情報を探してみたが、見つからない。

時々こういう事があるので、他にも接続できるものを用意しておくべきだ。
うちでは、昔から使っているWDC-433DU2HBKを併用している。

2021年1月23日土曜日

KIOXIA の SSD を買った

再度テレワークになり、去年買ったPCを使い始めた。
プロセッサは速いが、ストレージのアクセスは遅い。
たとえば、apt-get updateをした時、ダウンロード後の処理が遅い。2016年に中古で買ったFolio13の方が早く終わる。
Folio13は第2世代Core-i5なので、プロセッサの処理能力は明らかに低い。このOptiplex760は、Core2-Quadだが、こちらのほうが処理能力が高いくらいだ。
それなのに、ダウンロード後の処理は、Folio13の方が早く終わる。

実は、Folio13のストレージはPCIe接続のSSDなのだ。
そのため、プロセッサは遅くても、とても使いやすい。

仕事で大量のデータを扱うため、HDDはどうしても必要だ(そのためHDDでブートするようにした)。しかし、HDDをデータ領域専用と割り切って、去年買ったPCのOS等をSSDに置く事を考えた。

色々調べ始めると、KIOXIA(元東芝半導体) の SSD が見つかった。
国産の3D NAND FLASH を使っているそうだ。
500GBあたりから、リニアな値段に見えたので、500GBのSSDをかった。
6,980円だった。あのボロいVAIO-C1も、最終的にATA版のSSDに置き換えていたのだが、128GBで3万円以上したと記憶している。
いつの間にやら安くなったものだ。

あまり現状を考えずに、ポチッとしてしまった。
今週は、忙しいし、テレワークでバリバリ使っているPCのストレージの置き換えはリスクもある。
来月、テレワークが終わったら、入れ替えようかな。
2021/02/04 調べ直したら、Folio13 2000 のSSDはmSATA接続だった。内蔵Wi-Fiが802.11ac未対応なので、対応のものに交換しようとしたら、電波の種類が違うため、802.11ac対応のPCIeを入れると起動しなくなってしまう(法的な問題でBIOSが許可しない)。それでUSB Wi-Fiを使っているのだが、使わないPCIeがもったいないので、NVMeに換装してしまおうかと、数年前に考えていたのだ。
実際に換装できるか、換装したところで正常に動作するかは未確認。
換装できたら面白いなと思っているうちに、数年の歳月が流れ記憶がごちゃごちゃになっていたようだ。

2021年1月22日金曜日

黄ばんだキーボードを輝く白さに

プラスチック製品は、時間経過と共に黄色くなる(プラスチックの種類による)。

20世紀末に購入した Happy Hacking Keyboard を未だに使用している。
流石に20年以上経過すると、全体的に黄色くなっている。
どんなものでも時間と共に変化していく。そのような変化を愛でるのも良いものだ。
そう思っていたのだが、何気なくYouTube動画を見ていたら、黄色くなったプラスチック製品の黄ばみを落とす動画が見つかった。
12%の過酸化水素水にひたして、紫外線を当てるそうだ。

最初は半信半疑だった。
なぜなら、光の当たる部分が黄色くなるように見えるためだ。実際に分解してみると内側はきれいだったりする。 そのため、紫外線を当てれば余計に黄色くなるように思ったのだ。
確認のために、色々検索してみると、プラスチックの黄ばみを落とす動画が海外だけでなく、国内でもいくつか見つかった。
疑っているばかりではなく、実際にやって、確かめてみることにした。

過酸化水素は劇物に分類される危険な薬品ではあるものの、過酸化水素が含まれている医薬品(オキシドールとか)や、洗剤は市販されている。
また、この動画で使ったUVレジン用の紫外線ライトもある。

去年の年末、12/6頃から実験を始めた。
以下のように、ステンレスのトレイに両面テープでキートップを貼り付けて、適当にワイドハイターを溶かした水に漬け、UVライトの光を当てた。
適当すぎたか?数時間やってみたけど、全然白くならなかった。もう一度調べてみると、太陽光で数日かけてやっている人もいる。
数時間じゃ全然足りないようだったので、ワイドハイター原液で2日間やってみた。
多少は白くなったようにも思えるけど、希望的なバイアスのせいかも。

もう一度、改善できるところを考える。
紫外線を無駄に浴びたくなかったので、仕事部屋の机の下でやっていた。仕事部屋は冷暖房がない。真冬なので、温度も低く化学反応も起きにくい。それが原因かもしれない。
さらに、ステンレスのトレーを使っていた。金属は過酸化水素と反応してしまうかもしれない。
多くの動画ではポリプロピレン製と思われる半透明のケースを使用している。
色々、改善の余地がある。

ポリプロピレンのケースを使い、温度が下がりにくくなるように水面にサランラップを広げて、直射日光に当てた。
一日で、明らかに黄ばみが薄くなった。
やっと効果が出始めた。その後数日間漬け続けた。

毎日見ていたが少しずつ黄ばみが薄くなっていくのが遅くなっている感じがした。
洗剤の効果が切れてきたのかもしれないと思って、12/21(月)夜、一旦仕切り直した。
ここから洗剤をオキシクリンにした。
左下のシフトキーと、数字キー(1,2,3)はあえて漂白していない。
やはり、かなり黄ばみがとれている。とはいえ、まだクリーム色感がある。元が黄色すぎたのだ。

そこから数日間オキシ漬けにしたあとで、真ん中あたりのキーが剥がれてしまった。
水中で、しかも洗剤の溶けた水中で両面テープは、かなり付きにくい。
しかし、絶対につかないわけではない。水分が、粘着剤と粘着対象の間に残っているため、着かないだけだ。
長時間押し付けて、隙間から水分を押し出せば、水中でももう一度くっつく。
割り箸と輪ゴムを使って、固定治具をつくって一晩置いておいた。やはりくっついた。

それから数週間かけて漂白を続けていたが…。
2021年1月8日、新型コロナ感染拡大のため、非常事態宣言が出た。
もう一度、テレワークになる。そうなれば、このキーボードを使わなければならない。
他のキーボードで仕事をするなんて、考えられない。
まだ多少黄ばんでいるが、漂白作業を終了した。
スペースバーに貼ってあったテプラが剥がれている。
このテプラは購入直後に貼った。よく見ると、テプラの下は、さらに白い。
すなわち、まだ黄ばんでいるのだ。
とはいえ、だいぶしろくなった。キーボードを戻してみた。
一番上の列と右のシフトは、漂白していないキーだ。
明らかに黄ばんでおり、漂白はかなりうまくいったことがよく解る。

冬至を挟んだ最も日の弱い時期に作業をしたので、効果的ではなかったのかもしれない。
今はテレワークで使わないといけないので、6月になったら、数字キーも含めて漂白をやり直そう。

2021年1月17日日曜日

コードレス掃除機の充電器

2年以上前に買ったコードレス掃除機のバッテリ充電器が壊れた。
接続端子のパーツが外れて、傾いている。

装置を振ると「カラカラ」音がする。固定用の部品が折れたようだ。
このままでは充電できないし、この掃除機バッテリは非常用電源として使うための装置を自作しており、まだまだ使いたい。
ついでに、明日大停電級の災害がおきたら、せっかくの努力が肝心な時に役に立たないということになる。

もう保証期間は終わっている。
修理をお願いしても新品を買うのを勧められるのがオチだろう。通販で探してみたけど、おおよそ8,000円ちょい。安いとは言えない。
捨てるなら、その前に自分で修理できるか見てみる。分解すると黒いプラスチックの破片が出てきた。

そして、端子のパーツの固定部分がやはり破断していた。

2箇所をネジで固定していたようだが、両方共部品が粉々に割れていた。
元々がどんな形だったのかを知るために、大きめの破片を集めて接着剤で貼り合わせてみた。
ネジで固定するための部分のようだ。
集めた破片には、1mm以下の小さな粒もいくつかあった。流石にそれらは貼り合わせられない。
何故こんなに小さく割れたのだろう?にわかには信じがたい。

修理できたとしても、原因がわからなければ、繰り返すことになる。
プラスチックは、負荷が加わっていると疲労が蓄積して破断するときがある。バッテリ挿入時に接続端子部分に下向きに負荷がかかる。その負荷を2本のネジだけで受けていた。
バッテリの重さを支えるだけなら大した負荷ではないが、しっかり確実に挿入するために「グッ」と押し込むようにしていた。
その負荷には耐えられなかったと考えられる。(これで8,000円ですか?)

バッテリの押し込みでかかる負荷は、下方向だ。
その方向の負荷を、もっと広い面で分散して受けるようにすれば、割れないかもしれないと期待できる。

というわけで、今はなき近所のビバホームで以前買った木っ端切れを加工して、負荷を受ける部品を作ってみた。

(写真を撮影していなかったので、全部作った後で分解して撮影した)

この木の部品は、土台になる黒いプラスチック部品にネジ止めする。
ネジは、自宅にあった適当なやつだ。何かを買った時についていたあまりのネジだと思う。
4mmタッピングのトラスネジだ。長さが25mmでちょうどよかったのでこれにした。木の引っ掛かり部分の中までネジが入ることになる。
ネジの位置を決める。
黒い部品なので、線が描けない(描けても見えない)。
とりあえず、マスキングテープを張って、その上に線を書いた。
ネジで固定とはいえ、元々あったネジの支柱にも引っかかるようにしてある。負担を分散させるためだ。
支柱は15度傾いているので、15度傾けて穴を開けるための土台も作った。
(これも撮影していなかったので、後から撮影した)

ここまでくれば後は組み立てだ。
土台と木製部品をネジでしっかりと固定する。
加工は、先日購入した丸ノコ盤と以前からあるボール盤を使って行った。丸ノコ盤については、近い将来記事にするかも。

これで、下向きの負荷を受けることができるが、前後方向にも固定しないと、外れてしまう。
変なことをしない限り、前後方向の負荷は少ないので、いくつかの小さなネジで固定することにした。
このネジもうちにあった適当な真鍮の木ネジ。

(洗濯機の脱水がうるさい)
縦方向の負荷は木で受け止めているので、わずかに遊びを残して締めてある。
ネジで締め付け過ぎると、またプラスチックが割れてしまうかもしれないと考えたからだ。

とりあえず、また使えるようになった。
とはいえ、また壊れてしまうかもしれない。その時はもう少し工夫しよう。

2021年1月12日火曜日

シンクロナイズド・オフピーク通勤

2020年6月以降、5:30に起きて、オフピーク通勤のために1時間早くウチを出ている。

今日は少し遅れ気味に駅についたのだが、駅の周りにも、ホーム上も人が多かった。
当初、微妙に遅れたからからかな...?ぐらいに軽く考えていた。
すると、府中本町駅で発煙・ボヤ騒ぎがあったため、電車が遅れているという放送があった。
時間がかかりそうな気がしたので、職場に「遅れます」メールを送った。

しばらく出発しなかったので、だんだん乗客が増えていった。
1つ駅を移動して、数分待つの繰り返しで、なかなか進まないし、どんどん乗客が増える。
しまいには、東所沢駅で折り返し運転にダイヤを変更するという放送があった。
東所沢駅は、すでにたくさんの乗客が待っている。そこにこの電車が到着すれば、ホームは人があふれるだろう。
わざわざオフピーク通勤で密を避けているのに、これでは本末転倒だ。

折り返し運転のため、下りホームに電車は到着した。
案の定、上りホームはすでに人がいっぱいだったが、下りホームはあまり人はいなかったので、身動きができないほど混む前に駅を出た。
出る前に振り返ると、上りホーム側の階段の上まで行列ができていた。
密を避けるべきなのは解っていても、どうしても早く到着しないといけない人もいるだろう。

私は多少遅れてもかまわない仕事だ。私がこの激混みを避けることで、多少なりとも密度が下がるだろう。
ということで、東所沢駅外のモスバーガに入って、コーヒーを飲みながら30分待った。
「異常な密度なので遅れる」メールを、職場に入れておいた。

30分後に、ホームに行くとガラガラ。
この時間は、オフピークではない通常シフトの時に乗る時間なのに、乗客が極端に少ない。
どうやら、みんな「右へならえ」で、シンクロナイズド・オフピークしていたようだ。
さらにシンクロして、ボヤ騒ぎまでおきたので、普段よりも超高密度激混み地獄になっていたようだ。

2021年1月9日土曜日

コロナ後は新しい世界?

コロナのワクチンが開発されて、昔の生活が戻ってくる。
そのように期待したいが、新しい世界は何処へ?

去年からの困難を「コロナ危機」と考えれば、出口が見えてきたと言える。
しかし、「世界的パンデミック危機」と考えると、また別の感染症が原因で発生する可能性がある。
コロナが終わったとしても、感染症との戦いは終わらない。

だから、それに対応した強い生活スタイル、強い社会にしていくことが必要だろう。
解っていても難しい。理想を掲げても、すぐには実行不可能なこともある。だから、一時的に逃げるのもありだろう。

とはいえ、長期的な視点で新しい世界を作っていくべきだ。
失敗を繰り返し、失敗を受け入れて続けていけば、いつかは到達できるだろう。

2021年1月1日金曜日

あけましておめでとう

大晦日になって、国内の一日あたりのコロナ感染者数の記録更新。いよいよ非常事態宣言発令かという危機的状況で、今年は始まった。
度重なる大災害も、助け合い精神で乗り越えてきた。しかし、疫病はその助け合いを制限してしまう。
どんなに社会が発展しようが、結局、自助努力が重要だ。

問題に対処するためには、まずその問題をしっかり明確に理解しなければならない。
人は弱いもので、周りのせいにして誤魔化しがちだ。認めたくないものでも、客観性をもって正面から問題に対峙するべきだ。
私は時々「問題は自分の失敗にある」と堂々と認めるため、「開き直っている!」と文句を言われることがある。時には「絶対にこっちの失敗を認めたらダメだ」と怒られることすらある。

余裕があるうちは、「誤魔化し」でも何とかなる。
しかし、余裕がなくなると、一気に吹き出してきて、手が付けられないくらいの大きな問題になることが多い。
だから、普段から問題に対処しておくべきだ。

去年は、色々あった。
こういうときは、問題点を認識するチャンスだ。危機的状況下では、普段無視している問題点も見えたりする。
せっかく見えたのなら、どんどん対処しておくのが良い。
中古とはいえ新しいPCプリンタを買ったり、棚やテーブルを買って自宅での作業環境の整理をしたり、電子辞書利用環境を構築したり、ダウンライトに普通のライトを付けるための工夫をしたり、掃除機の動力ヘッドを修理したり...。

人が集まれないために仕事がなくなる業界がある反面、人が集まれないためにお金を払わなくなっている仕事もある(特に公共の仕事は、そういう事になりがち)。
「余った予算で新製品を。」ということで、去年8月頃から急に「早く作れ!早く作れ!」になった(個人的な収入は変わらない)。
急ぐ気持ちはわかるが、同時に2製品の開発を要求され、しかもハードウエア技術者も別の2製品をやっているので、最初の立ち上げ時の共同作業ができず、余計に時間がかかる。
2つ同時に開発すれば、一方の作業が停滞している時に、別の作業をすることで効率が上げられるという考えだろうと思うが、実際にはそうはならない。
作業内容がコロコロかわると、どこまで作業していたか忘れてしまい、思い出すために作業をやり直したり、やったつもりでやってなかったり、あるいはもっと単純に失敗したりする。結局2つ同時に作業することで、1つずつ順番に作業するよりも、作業量が増え、浪費する時間的リソースも増える。
要求に答えて早く作ろうと1人で焦っても、共同作業をするには1人ではどうにもならない。
イライラがどんどん増えるだけだ。

非常にドタバタしている状態だからこそ、問題点がよく見えた。できる範囲で環境の改善に取り組んだ。
振り返ってみれば、見えていなかった問題への対処が、去年の今頃よりも多く進んだ。
忙しいのに、逃げずに努力を続けた。
今年は、それらが収穫になるかも。期待しよう。