とはいえ、時間があれば、海にもぐったり、植物を育てたり、ウクレレを弾いたり、絵を書いたり、料理を作ったり、うまいものを食べに行ったり、旅行に行ったり…。
物を作るばかりではなく、そのとき興味のあることをやる。
まだまだやってない事は多いし、これからも色々な事をやるだろう。誰もがそうであるように。
先日、世田谷ベースを見ている時に、所さんが普通の電子ガジェットとPCで音楽をレコーディング&ミキシングしているのを見て、自分でもやってみたくなった。
ということで、Ardourをインストールして使い始めたが、使い方がさっぱりわからない。
そもそも私は楽譜が読めない。
ウクレレを弾いてはいるが、以前Cebuへ行った時に買ってきた1500円程度の、楽器というよりも置物に近いウクレレ(弦は張り直しているけど)なので、真剣に勉強しようという気は無かった。数年前、NHKのウクレレ講座があったときに、本を買ってきたのだが、その本は「タブ譜」という普通の楽譜ではないものが書かれており、さらに買ったはいいが、それすらろくに読んでいない。
コードは、ウクレレファンのページを見て練習し、C, Am, F, G7 の4つは弾けるようになったけど、それぞれの意味もわからない。 ただただ、TVやラジオで聞いた音楽を真似して弾いているだけだ。
LubuntuでArdourを使おうとした時、最初につまづくのは、JACKだ。
音環境でもLubuntuは最小構成なので、Alsaのサウンドサーバ機能が使われていた。去年FireFoxがPulseAudioを要求するようになったあたりから、Ubuntu同様、LubuntuでもPulseAudioが主流になった。
自分でAlsa用に作っていたプログラムが動かなくなるのではと心配したが、そのままPulseAudio環境で鳴った。なんかエミュレーションされている?
この辺の関係性がややこしい。
Ardourの新しいやつなら、PulseAudioでも動きそうな感じ(これもややこしい)だが、変なことをしてハマるくらいなら、JACKを使ったほうがいい。
ネットで色々調べて、JACKをインストールしたが、数週間前の話なので、かなり忘れてしまった。
自分をaudioグループに追加するということが重要だったと、うっすら記憶している。
JACKもArdourも動くが、基本的に音楽の知識が全く無いに等しいので、使い方がわからない。
Ardourのマニアルをつまみ読みしてみたが、音楽やDAW/DTMの用語で説明されているので、読んでいてさっぱり意味がわからない。
たとえは、Pitch, Velocity, Track、Bus それぞれ技術用語でも普通に見かける単語なので、言葉として意味はわかるが、DAW用語では何を表しているのかがわからない。
Pitchは、ICの足の間隔ではないだろう。それとも速さか?
Velocityは技術用語のみならず物理でも「速度」という意味だ。速さを表すとしたら、Pitchとの関係は?
Trackもハードディスクのトラックとは関係ないだろう。いくらHDDレコーディングができるとしても。
Busって、Bassの間違い?なんで音楽にバスが関係ある?
こんな感じで、単語を知っていても、意味がさっぱりわからない。
そんなものが、まだまだいくつも、いくつもある。
Ardourのマニアルをしっかりと読んだり、ネットで調べたりしながら、少しずつ意味がわかってきた。
上記の例について調べた結果を以下に示す。
用語 | 調べた結果 |
Pitch | 音程を表す。周波数の高さをイメージしているようだ。とはいえ、半音のとこをsemitoneのように、toneという単語も使うようだ。 |
Velocity | 音の強さを表す。ピアノの鍵盤やウクレレの弦を弾く速度をイメージしているようだ。速く弾けば、強い音が出る。 |
Track | データ記録・再生の単位。テープのトラックのイメージだ。 |
Bus | トラックを束ねたもの。たとえば、ドラムセットは、キックドラムやスネアドラムその他の楽器がある。録音時にキックに1トラック、スネアに1トラック、オーバヘッド(ドラムセットの上方に設置されるマイクで収集)に1トラックのように記録されたものを、Busでまとめ、1つのものとして扱うらしい。そもそもドラムがそのように録音されるものとは知らなかったので、そういう発想にはならなかった。 |
わかっていると思っていても、意味が違っている用語もあるかもしれない。Ardourのマニアルは全部、慎重に時間をかけて読んでおこう。
いつかは、楽譜が読めるようになるかな?