2013年5月31日金曜日

宇宙開発

ロシアのソユーズ宇宙船が、打ち上げから約5時間半でISSへドッキングしたそうだ。
(ミッションは"TMA-09M")
短時間フライトはTMA-08Mに続いて2回め。
それ以前は、2日間かかっていた。2日から6時間なら1/8。驚異的な短縮だ。

飛行機でPhilippineまでの5時間を耐えるのも、結構しんどい。
(体が大きいせいもあるだろう)
2日間、便所に閉じ込められているのを想像してみよう。

ほんの数百キロ(Philippineまでの数十分の1)の移動で、2日はないよな。

ISSの建設には、人類史上最大のお金がかかった(ギザのピラミッドより高額)。
各国ともに痛い出費だろう。
次世代のもっと大きな宇宙ステーションを作るなら、観光用の設備を設けて、一般人客からお金を徴収するのがいい。
市場でにわかに儲けた人や、親族の保険金で急にお金が入ったようなプチ金持ちはそれなりにいるだろう。
そういう人なら、多少高くても利用するかもしれない。

一般人が利用するには、すぐに上がれて、すぐに下りられる技術も重要になる。
どっちにしても2日はありえない。
たとえば、睡眠は?食事は?トイレは?
2日ともなれば、そういった問題を無視することはできない。

そういった意味で、宇宙開発全体では小さな一歩かもしれないが、一般人には大きな一歩かもしれない。

2013年5月28日火曜日

IOPで潜ってきた

先日、IOP(Izu Ocean Park=伊豆海洋公園)へ行ってきた。
いちかバチかで、5mmウエットで潜った。
ロクハンかなとも思ったが、ロクハンは5mmに比べて動きにくく耳が聞こえにくい(フード付)ので、5mmがいい。
できれば、裸で潜りたいのだ。ウエットだけではなく、タンクもレギも海パンも無で、いつまでも潜っていられるならどんなに気持ちいいだろうか。
寒かったとしても、海洋公園なので、ウエットのまま入れる風呂がある。キツいようなら上がってきたらダッシュで風呂に入ればいい。

快晴でほぼ無風。暑い。日光がまるで夏の様だ。サングラスを忘れてきたのが悔やまれる。
潜ってみると、水温18℃。5mmでもなんとかなった。
ただし、20mぐらいにサーモクラインが出ており、そこに入ると寒い。
一人でサーモクラインを避けて、やや上を行行った。

アオリイカの卵

やや早いが、そろそろそういう季節だ。
日本人として、四季のうつろいを感じるのは良いものだ。
四季のある、日本の海も、またおかし。(五七調で読もう)

小さなふぐ

IOPは、エントリ&Exit付近、海草がいっぱいだ。
海草に隠れて生活しているのだろう。

うなぎいぬじゃなくて、イタチウオ。


コブダイ

1m以上ある大物だった。

タツノオトシゴ

どこにいるか解るかな?
散々探して、やっと発見した。

ゴンズイ玉

どうでもいいが、一応撮影。

カサゴ

まだ小さかった。だんだんボロくなるのだろうか?

イシモチ。


Flashなしでも動かなければ撮影できるのだが、止まってくれるわけもないし。

タカノハダイとホンソメワケベラ

ホンソメワケベラに掃除をしてもらっているところ。

帰りに、伊東で「うなぎの骨」を買ってきた。
おつまみにしようと思って購入したが、何となく目にいい感じ。
考えてみれば、目に良いと言われる肝油は、ヤツメウナギから作っているんだっけ。
普通のウナギでも、結構効くのかもしれない。

栄養が偏っているときは、何か違うものを食べるだけで、体がすぐに反応する。
反応が早いので、気分も良い。

しかし、少ししか買ってこなかったので、大切に食べよう。

2013年5月24日金曜日

怪我の様子#3

第三段となった「怪我の様子」シリーズ。
1つめはここ。
2つめはここ。

先週、かさぶたが全部剥がれたが、剥がすのが早すぎたようだ。
剥しちゃいけないと思っていても、剥したくなるのが人情というもの。
だれでもそうだろう。

早すぎたせいで、ピンク色の部分が結構ある。
最初は放っておいたのだが、すぐにガサガサになってしまう。そこで、保護のために、数年前に買った日焼け止めを塗った。
日焼け止めは、紫外線をカットする意外にもスキンケアの効果もある。
日焼けで肌は傷つくので、その回復のための成分だ。
しかし、その日焼け止めもなくなってしまった。

大の男が、薬局で「ニベア」を買うのはちょっとはばかるが、日焼け止めならまぁいいだろう。実際にCebuへ行ったときには使うんだし。
だが、問題は他にもある。先月末から今月頭のCebu旅行で完璧に日焼けしている。基本的に皮がむけても黒いままの体質なので、そう簡単には色は戻らない。この状態で、日焼け止めを買いにいくのは、薬局をバカにしているかのように思われるかもしれない。

色々考えても始まらないので、近所の薬局まで買いにいった。
日焼け止めを探すが見つからない。店員の若い女性に聞くと、なんと化粧品などが置いてある方へ案内された。
そういうものなのか?
日焼け止めはいつもなら、夏に買っている。その時期は店頭に置いてあるので、適当に選んで買っていた。
まさかそれが化粧品だとは思わなかった。何ともバツが悪い。

どれにするか悩んでいると、店員の女性が「これなどは水・汗・皮脂に強く、スキンケアのホワイトニングのサンプルも付いています。」と勧めてきた。やや高い。
ホワイトニング??? そんな目的は無いのだが、なぜ???
少し考えて…なるほど。完全に日焼けした顔をみて「大失敗をしてしまったかわいそうな人」という視点で私を見ている(のだろう)。少なくともバカにしているとは思っていないようだ。
つまり、日焼けしていたのが良かったのだ。
私は「でも、もう手遅れかもしれないけどね。」というと、女性店員は「痛くなるかも知れないし、諦めたらダメです。スキンケアは大切です!」と返してきた。
これが女性というものか。確かに男として綺麗な肌の女性は好きだが、女性がそこまで一生懸命になっているとは思っていなかった。余計な事を口にしたものだ。なんか罪悪感を感じる。

たしかに傷跡の皮膚再生を助けるために塗る目的なので、用途はスキンケアだ。
ホワイトニングは要らないが、その女性店員が勧めたものを購入した。

おまけのホワイトニングは、冷蔵庫に保管しておこう。

2013年5月17日金曜日

次世代基幹ロケットH3 開発へ

宇宙政策委員会の専門部会は17日、H2Aロケットの後継となる大型ロケット「H3」を開発する方針を固めたそうだ。
2020年度の打ち上げを目指す。

H2A開発からだいぶ時間がたっているので、技術の継承のためにも、新型ロケットの開発は重要だ。
技術はヒトにつくので、今やっておかないと、途絶えてしまいかねない。
中国が先ごろ、衛星攻撃兵器の実験を再度行ったとの話もある(中国政府は否定しているが…)。
国益を守るためにも、宇宙開発は継続しなければならない。

H2Aは、22機中21機成功(6号機のみ失敗)し、成功率95.45%だ。悪い数字ではない。
しかし、H2AをH2シリーズの一部としてみなし、H2, H2A, H2B全体で見ると、32機中30機で成功率は、93.75%(H2 5号機を失敗とみなすと、成功29機で90.63%)にまで落ちる。
また、さらに範囲を広げ、日本の大型液体燃料ロケット全体では、56機中54機成功で、成功率は96.43%だ。
つまり、H2の失敗の影響がおおきい。純国産にこだわりすぎたためだが、逆にこのころに得た技術も多いだろう。

NHKの映像では、新型ロケットが斜めになっていた。
詳しくは解らないが、寝かせて作って最後に立ち上げるようにするのか?それとも、M-Vロケットのように、斜めに打ち上げるのか?
どっちにしろ、野心的な計画のようだ。
ロケット本体のみならず、ロケットに関わる作業全体を見直し、効率化を図るようにみえる。
打ち上げ費用を半分近くにするというのも期待できる数字なのかもしれない。

最近重くないか?

先月あたりからだろうか?
Chromeのメモリ消費量がバカに高い。仕事で使っているWindows機のChromeも、linux上のChromeも重い。
起動直後は軽いのだが、複数のTabを開いて作業していると、だんだん重くなる。
気がつくと1GB以上のメモリを消費している。

そのため自宅では、FireFoxをメインに使い始めた。
しかし、仕事用のWindows機はFireFoxをインストールしていない。そして残りHDD容量が少なく、これから何かを新たにインストールする気にはならない。
しょうがないので、VirtualBOX内のLinux上でFireFoxを動かしてブラウジングしている(すでにインストール済みなので)。
しかしまー、なんかとても遠回りな事をしている気がする。

Internet上を探しても「Chromeが重い」という書き込みは見られない。
ということは、自分の使い方に問題があるということか?

考えられる原因としては、「拡張機能」だろう。
以前から、マウスジェスチャ系のやつを入れて使っていた。この拡張機能をつかうと、ブラウザの下の方に広告が表示されるというおまけがつく。
広告表示は、設定画面でOFFにできるのだが、その部分に、そのソフトウエアの作者が広告により収入を得ていると描いてあり、OFFの選択肢の表示が「あなたが飢えることを望みます」的な英語文書になっていた。
いちいちそんなところを読まずにOFFにしてしまえば良かったのだが、うっかり読んでしまったので、良心の呵責がありOFFにできなくなってしまっていた。

しかしこの機能、一時期Linuxでは動かなかったし、最近FireFoxを使うことが多くなってきたので、めっきり使わなくなってしまった。
使わないなら、その拡張機能を消してしまえば良い。
時々バックグラウンドで広告データを読みに行っているようなので、削除は無駄なトラフィックを抑える効果もある。

この拡張機能は、Chromeが重い原因ではないかもしれないが、1つづつ拡張機能を消していって、様子を見ていこう。

2013年5月16日木曜日

怪我の様子#2

かさぶたの大きさは、残り約2割程度までになった。

しかし、かさぶたが剥がれたために、解ったことがある。
足の中に、なにか大きな塊ができている。
この感触は、過去にも経験がある。20年ほど前にスキーをしているとき、猫魔スキー場のこぶ斜面でひっくり返って、板が外れて高く飛び、その板がふくらはぎに落ちてきた後の塊だ。
体の奥底で内出血した血が固まっている。
内部的なダメージ故に、立っているときの内側からくる痛みが生じていたのだろう。
若いときでも、その塊が完全になくなるまでに、1年かかった。

今となっては、いつまでかかるだろうか?
固いだけで、生活に支障はないので、いつまでかかっても良いのだが。

2013年5月12日日曜日

怪我の様子

今回のセブ ダイビング旅行で、交通事故にあい、足を怪我した。
擦り傷であるが、範囲が広いため、完治にはまだかかりそうだ。

しかしながら、既に怪我をしてから一週間以上がたち、だいぶ良くなってきた。
帰国直後は、立っていると足の内側から痛みが広がる感じだったが、金曜にはその痛みも我慢できる程度になり、今日に至っては、中央付近が「いたがゆく」なる程度になった。
(歩いていると痛みが無いので、金曜までは足を少し動かして、痛みをごまかしていた)

また、かさぶたが部分的に剥がれ、1割程度縮小した。
中央付近のいたがゆさがなくなれば、内部的にはほぼ治癒したといえるだろう。

中央部分の治癒が遅いのは、元々傷が周辺より深めであるというのもあるが、運悪く何度も怪我をしたためだろう。
怪我をした次の日、Last diveで、1時間以上潜っていたとき、どうしても小便がしたくなり、海の中でしてしまった。
当然、ウエットスーツの中にすることになるので、ウエットスーツは臭くなる。
水中でレギのパージボタンを押して空気を出し、上下逆さまになって、ウエットスーツの襟元から空気と水を流し込んで、足から抜くようにした。それを3回ほど行ったので、だいぶ水は入れ替わっただろう。
(1回ではあまり入れ替わらない。入れ替えて混ぜて、入れ替えるを繰り返すと良い)

フィリピンでのダイビングスタイルは、「殿様ダイビング」と呼ばれ、機材のセッティングから、メンテまでスタッフが行ってくれる。
小便臭いウエットスーツでもスタッフは文句を言わずに洗ってくれる。
自分で洗おうとすると、スタッフは「OK、OK」と言うが、なんか悪いので、自分で洗うことにしている。

今回も、ボートに上がった後、素早くウエットスーツを脱いで、ウエットスーツを持って海に飛び込んだ。
その時、偶然のいたずらで、片方のグローブまで海に持っていってしまった。
ボート上の仲間が、「しんちゃん、グローブ、グローブ」と言っているが、最初意味が解らず(自分ではグローブも一緒に海に入ったとは思っていない)、「グローブって何?」と聞き返していた。
その間、グローブは流され、船の後方1mぐらいの場所に行っていた。
慌てて取りにいく。取るまでは簡単だった。なぜなら流れが強いからだ。
そしてその流れ故に、戻るのはしんどい。片手でウエットスーツとグローブを持って、流れに逆らって泳いでもほとんど進まない。
ボートマンがそれに気がつき、船を押す棒を延ばしてくれた。棒に捕まると、船に引き戻してくれた。
そのまま、グローブとウエットスーツをボートマンに渡した(流れに逆らって泳いでいる間に、十分に洗えたはずだ)。

バンカーボートに上がるには、いくつかの方法がある。
ダイビング用のボートであれば、ラダーがついており、ラダーから比較的簡単に上がることができる。
また、アウトリガーから上がる方法もある。アウトリガーの先端は海面に接触しているが、船本体との接続している梁の部分は、半径1m ぐらいのカーブで、海面から立ち上がっている。ここを登るのはなかなか難しい(つかむところがあれば楽だが)。

ラダーは船の前の方にあり、泳がなければならない。片手にウエットスーツで流れに逆らって泳いでいたので、それなりに疲れており、体も十分に冷えていたため、できる限り早く海から上がりたかった。
そのため、アウトリガーから登ることにした。
カーブの部分を登ろうとしたとき、つかむところが右側に集中しており、力を入れようにもバランス良く力が入らない。
また、当然足の裏も水で濡れており、力を賭けた瞬間足が滑って、傷口を梁にぶつけてしまった。そのまま海に落ちる。
体温の低下が、はっきりと感じられる。全身の力が抜けていくような感じだ。可及的速やかに海から上がって、体を乾かして、何かを着なければならない。あせっていた。
そして、再度アウトリガーから登ろうとする。さっきよりも力が入らず、体がいうことをきかない。
またもや足が滑って、再度傷口を梁にぶつけ、海に落ちた。

そのとき、クラブ・ミュー・ダイバーズのエースガイド、エドガー君が「しんちゃん、ラダー、ラダー」と声をかけてきた。
エドガーの声で、問題解決方法を再度模索する気になった。
まずは、落ち着いて考える。
現在の体力では、アウトリガーから上がるのは不可能。それに加え、流れが強いのでラダーまで泳ぐ事も不可能。
しかし、アウトリガーを伝って、前に行くことは可能だ。少ない体力でボート前方に移動できる。
前に行けば、ダイビング前の水面待ちのときに捕まるロープがある。それを伝って、ラダーまで移動できる。

よく考えれば、こんな簡単な方法があるじゃん。
掴まり方、体の位置と向きをよく検討し、最小の消耗でボートに上がる計画をたてて、実行に移した。

ボートに上がると体が重い。
70分近いダイビングで体が冷えきった上に、しばらく裸で海に入っていたのだから、体力も限界だ。
体を拭いて、Tシャツを着る。また、こういうときは血糖値をあげるに限る。

ジュースを飲もうとすると、クーラボックスの上に、メッシュバックが積み上がっている。
そうだ。そうなのだ。
今日は私は最終日だし、他の仲間は明日からモアルボアルツアーだ。全機材をボートから一旦下ろすことになる。仕事熱心なスタッフは、既に機材をまとめ始めており、その荷物がクーラボックスの上に積み上げられてしまった。
残念ながら、ジュースは飲めない。
日の当たる場所へ移動して、太陽光で暖を取ろうとするが、夏休みの折、ちびっこがボートに乗っており、ボートも動き始めていたので、後ろには行けない。前はスタッフが片付けをしているので、前にも行けない。
潮の流れも手伝って、ボートは風を切って走る。どんどん体力を消耗する。

他に出来ることはないか考えた。
ラダーから上がろうとしたときにぶつけた傷口を見る。できかけのかさぶたは剥がれ、傷口は真新しくなっている。これは消毒しなければならない。真水もクーラボックスの中なので、海水を洗うこともできない。仕方ないので、そのまま傷口に赤チンを塗る。
他に出来ることは?…何もない。
気分だけでも落ち着けるために、ダバコを吸ってごまかした。

その次の日、マニラの空港で飛行機を待っているときにも同じ場所をぶつけてしまった。
立っていたのでは足の傷が痛むので椅子に座ろうとする。空港内には大勢がランダムに動き回っている。人を避けながら歩いていると、運悪く椅子の端に、傷口をぶつけてしまった。せっかく治りかけなのに…。

3日間、毎日、同じ場所をぶつけていた事になる。
これじゃ、なかなか治んないよ。
しかし、それもあと少しだ。あと3日もすれば、痛みは完全に消えるだろう。

2013年5月10日金曜日

Cebuで潜ってきた #4/4

#1 4/26 - 4/27
#2 4/28 - 4/29
#3 4/30 - 5/1

5/2 寒さで目が覚めた。

Cebuは熱帯地方なので、夜は熱帯夜が普通である。しかし、時々夜中に激しい雨が降り、気温が下がることがある。
その朝も、そんな感じで20℃前後になっていた。
布団や、せめて毛布があれば寒くないが、基本的にシーツしかない。そのため、20℃では寒い。

昨晩もビールばかり飲んで、ろくに食事をしていなかった。そのため、エネルギー不足で余計に寒い。
南国なので、日が出ると急激に気温が上がる。低緯度地域なので、ほぼ6時に日が登る。外ならもっと暖かい。
また、食事をすれば、エネルギーが補給され、暖かくなる。やや早いが、6:30頃に朝食のために、ホテルを出た。
ACE Penzionneから道路をはさんで斜向かいににあるAndock's(フィリピン料理のファストフードチェーン店)へ向かった。

朝早いことに加え、二日酔い気味であるため、頭がボーッとしていた。
道路を渡るとき、バイクが4台ぐらい接近して来ていた。先頭のバイクでも数十~百m離れており、余裕で渡りきれるだろうと思っていた。
しかし、後ろの方の1台のバイクは、ものすごいスピードを出していたのだった。
私のボーッとした頭は、バイクを一群ととらえており、その速いバイクの速度を見誤っていた。

気がついた時には、時すでに遅し。交通事故発生。
私の右足にバイクの前タイヤが衝突し、足払いをされるように下半身が宙に浮いた。空中で体をひねって、お尻が地面につく直前に両手で地面を叩き、受身をとった。背中で「ごろん」とするようにして、衝撃を吸収する。

アスファルトの地面だ。手で地面を叩けば、手に相当の衝撃が加わる。右手の親指と肘が痛む。
また、右足のすねの外側がタイヤとの摩擦で、幅5cm 長さ20cmぐらいの大きな擦り傷になっていた。
骨折ははく、頭もぶつけなかった。怪我はしたが、大怪我ではない。

バイクの運転手が心配そうに私を見ている。
私はすぐに立ち上がり、「大丈夫。OK Lang. Walay probrema. you can go.」と、日本語+ビサヤ語+英語の混合語で話した。
どうせ文句を言っても、相手はフィリピン人だ。お金はほとんど出ないだろうと思った。そのため、そのように話した。
バイクは走って行った。急いでいるようだった。

Andock'sでの食事の後、ダイビングの用意をしてdiving shopへ行くと、現地人スタッフが早めに来ていた。
交通事故にあった事を話すと、心配そうに、そして自分の事のように悔しそうにしていた。
スタッフは「相手からお金をとれる」というような事を話していた。まず、事故は横断歩道で発生した。横断歩道では減速しなければならないので、そんなすごいスピードなら、明らかに違反である。そして、結構スピードの出る高級なバイクだったので、相手は金持ちだ。
そのため「治療費がもらえたはず」と言うわけだ。言われてみればその通りだ。

スタッフがあまりにも悔しそうにしているので、「あまり痛くないから、いいよ。」と話すと、「今だけだ。明日は痛みが強まるだろう。」というような事を話していた。俺もそう思う。
しかし、もう済んだことだ。ついでに、自分が不注意だったとも言える。
いざというときのメディカルキットから赤チンを取り出し、傷口に塗った。


この日のダイビングはヒルトガン2本と、マリンステーション1本。

今日も良い天気


エントリーしてすぐにダツの群れに遭遇。

距離があったので、はっきりとは写らなかった。

黒いツバメウオ。普段は銀色だが、繁殖期には黒くなる。

ホンソメワケベラに掃除をしてもらっている。

小さなオオモンカエルアンコウ。


ロウニンアジ。





どういう訳か、ギンガメアジとツバメウオが群れを作っていた。異種なのに。


手前の人は、クラブ・ミュー・ダイバーズの、のり子さん。
ちょうどかぶっていたので、横に移動して撮影した。

イシモチの稚魚だろうか?


ツバメウオ


ホンソメワケベラが私の右手を掃除してくれた。

虫はついてないと思うが、足の擦り傷に赤チンを塗ったので、血の味がついているのかもしれない。

交通事故の傷は、触らなければ、痛くは無いのだが、ウエットスーツは体に密着する。
そのため、どうしてもウエットスーツを着る/脱ぐときに、傷口が擦れることになり、とても痛い。
しかし、疲れが溜まってきているので、ボートの上では、ウエットスーツを脱がなくてはならない(濡れたウエットスーツは、体力を奪う)。
また、この日から海から出たら、直射日光で体を温めるようにした。
あまりにも寒そうにしているので、エースガイドのエドガー君が、「前日に深酒をすると、誰でも体力が持たないよ。」というような事を話していた。
肝臓で炭水化物から熱を作ると聞いたことがある。毎晩、ビールばっかり飲んでご飯をちゃんと食べないので、肝臓はアルコールの分解に忙しく、また炭水化物も不足して、熱が作れないのかもしれない。
この時は、ちゃんとご飯を食べようと思ったのだが...

本日3本めは、マクタンに戻って、またもやマリンステーション。
オラウータンクラブ

アカククリ

ヤドカリ


この日、マリバゴから、ACE Penzionneに戻る途中、マクタン空港の滑走路南側の道で、飛行機の離陸と重なった。
なかなかの迫力なので、いつもカメラを用意している。私は体が大きいので、狭いジプニーの中ではなかなか有効な姿勢をとれない。とりあえず、手だけで、カメラを飛行機の方向に向けて、シャッターを押すが、飛行機は写らなかった。

知人が「ここで一日待っていれば、必ず何枚も撮影できるよ。」と言っていた。
そんな風には撮りたくないのだ。「それじゃ、オスロブでジンベエを撮影するようなもんじゃん。マクタンでジンベエを撮影するから、喜びと感動があるんでしょ。道すがらの一瞬に賭けて、撮影するのが楽しいんだよ。」と話した。遊びなんてそんなものだろう。
どうせ生きるなら、一期一会を大切に噛み締めて味わいたい。その瞬間に立ち会えたということが面白いのだ。
普段、プログラマとして、論理的に考えて行動している。だからこそ、遊びの時ぐらいは、なんも考えんで、行き当たりばったりで幸運を楽しむのだ。

昼にエドガー君に言われたので、その晩はビールを3本しか飲まなかった。
それでも結局、みんなと一緒にご飯は食べられなかった(少しは食べたけど)。喋っていると、ご飯を食べる気がなくなるのだ。
その後、みんなと夜中遊びに行ったが、アルコールは控えた。
ご飯を食べないといけない(炭水化物をとらないといけない)ので、遊びに行った後で、ACE Penzionneの近所のパン屋でパンを購入し、ホテルの部屋で食べた。
また、傷口から雑菌が入るのは必至なので、抗生物質(ZITHROMAX。日本国内では購入できないが、フィリピンでは普通に薬局で買える)をのんでおいた。
考えてみたら、朝怪我をしたとき、すぐにのんでおけばよかった。


5/3 Last diveの日。今日も3本潜る。

今日も良い天気。

足の傷の痛みは、昨日よりも強くなっている。少し腫れているようだ。しかし、抗生物質のおかげで、化膿はなさそう。
どういう訳か、立っていると内側から痛みが広がっていくのだが、歩いていると痛みが消える(表面の痛みはある)。なぜだろう?立っていると足に血がたまるが、歩いていると、うっ血が弱まるのかもしれない。実際に、横になっても内側からの痛みが消えるので、そういうことなのかもしれない。

最終日、1,2本目は、タリマ(タイタニック)。 一本目のウエットスーツ着用時、傷が擦れて痛む。そして、海水がシミてジンジン痛いのだが、5分もすれば、痛みは弱まる。






そして、Last diveは、シャングリラ。
しっかり狙って撮影しない。動画で適当に撮影。海を感じる事に専念する。






ログをつけるときに気がついたが、実は1時間以上(70分程度)潜っていた。ただし、平均深度5.4mという浅さ。
最後だから、長めに潜ってくれたのだろう。エドガー君のサービス精神には脱帽だ。
クラブ・ミュー・ダイバーズの良いところだ。

しかし、体は完全に冷えてしまった。
とはいえ、明日は帰国日なので、たとえ多少体調を崩したとしても、大きな問題ではない。

夜になり、みんなで夕食。昨日飲まなかった分まで飲もうとするが、疲れも溜まっていたので、あまり飲めなかった。
また、みんなと一緒に遊びに行ったが、途中で眠くなってしまい、一人で先にホテルへ向かった。
途中でAndock'sへ入って、ちゃんとしたご飯を食べた。食べておかないと、抗生物質が飲めない。
(そんなことを気にするなら、ビールなんか飲むな!とも言えるが...)

ZITHROMAXは、1日1錠。昨日の夜にのんだので、今日も同じ時間にとる必要があるのだ。
というわけで、どうしても一人で食事をすることになる。
個人的には「夕飯の時ぐらいは、一人の方がいい」というのもある。


5/4 移動日。
みんなはモアルボアルへの遠征ツアーに旅立った。ホテルの前で見送る。

私は、11:00発の飛行機でセブからマニラへ。そこで乗り換えて成田へ向かう(予定)。
実は、マニラ-成田間のチケットは日本で購入したものだが、セブ-マニラ間のチケットは、現地で購入した。
その方が安いためだ。セブ-マニラのチケットは、税金や空港使用料込みで、合計3,469ペソ(約8,400円)だった。
両方共、フィリピン航空のチケットである。
セブパシフィックという格安航空会社があり、そっちの方がフィリピン航空より安いのだが、フィリピンの飛行機は遅れることが多いので、乗り換えに間に合わなくなるときがある。間に合わなければ、再度航空券を買わなければならなくなり、その場合確実に出費が増える。
多少高くても、同じ航空会社で合わせておいた方がいい。そして、セブパシフィックは成田に飛んでいない。
そのため、同じ会社にしようとすると、フィリピン航空になってしまう。

セブのMactan国際空港の国内線受付で、両方のチケットを出してチェックインする。
こうすれば、荷物は自動的に成田まで行くことになり、さらに仮に セブ-マニラ間の飛行機が遅れたとしても、マニラ-成田の飛行機が待っていてくれる。
実際に、ダブルブッキングをしていたようで、予定していた飛行機ではなく、1時間遅れの飛行機でセブを立つことになった。そして自動的に、マニラ-成田の飛行機も1時間遅れた。このくらいの遅れはよくあることだ。
結果的には、多少遅れたものの、無事に帰ってこれた。

今回も、充実したダイビング旅行だった。
おしまい。

2013年5月8日水曜日

Cebuで潜ってきた #3/4

#1 4/26 - 4/27
#2 4/28 - 4/29
#4 5/2 - 5/4

4/30 今日もまた晴天。
まずは、バスコーラル(オランゴ環礁)で2本潜った。午後は、マクタンのマリンステーションへ行った。

バスコーラルは、最近サンクチュアリになった場所だ。
浅瀬も広がっており、ニセクロホシフエダイの大きな群れが見られる。

メガネモチノウオ(ナポレオン)の子供。

30cmぐらいだった。子供のころは、デコっぱちにはなっていない。色も青くない。
とても地味な感じだ。目のあたりが少しにている。これが将来あの貫禄のあるナポレオンになるのだ。
まだまだボナパルト坊やだな。

エンマゴチ

以前もこのポイントで見かけた。この辺に定住しているようだ。ワニのように口が長い。

グルクマ


ツノダシ

結構たくさんいたので、いつでも撮影できると油断していたら、良い写真を撮ってなかった。

スズメダイの稚魚たち

こういう細かいのにばっちりピントがあうとかっちょいいんだけど…

ウミテング

動かずにジッとしているので、撮影しやすい。

モンダルマガレイ


タカサゴの稚魚?の群れ


アイゴの稚魚の群れ


ニセクロホシフエダイの群れも居たのだが、浅いところ(ドロップの上)だった、撮影できなかった。
ここのニセクロホシフエダイの群れは本当にすごい。ちょっと見れただけでも、まあいっか。


晴天に恵まれて、移動も楽だ。
マクタンに戻って、大物を期待しつつ、またもやマリンステーションで潜る事にする。

そして、ついに出た超大物「ジンベイザメ」だ!!
初めはイワシ玉を撮影していたが、途中でガイドが「カン!カン!カン!」と鳴らしたので、何事かと思ったら、下からヌーっとデカいものが!
あわてて、カメラをそちらへ向けるが、よりによって、こんな時にカード容量不足。
強制的に撮影終了。あ~ぁ。

一緒に潜っていた友人が撮影したジンベエザメ。
さすがビデオカメラ。綺麗な動画が撮影できている。

やはりあのイワシが増えたころから、海の中の何かが変わったのだ。
日本では古来、ジンベイザメを大漁の神様のように扱っていた。イワシもオキアミを食べるので、イワシの増加は海の豊かさのキーなのかもしれない。
この日は、夕食時もジンベエの話題で盛り上がった。


5/1 朝の10時ごろに潮が満ちているので、ナルスアンへ向かった。
マリバゴ(ダイビングボートの港)から、ナルスアンへいく場合、浅瀬を突っ切るのが早いが、潮が満ちていないと、グルッと遠回りしなければならない。こういうときでないとナルスアンへ楽にはいけないのだ。

今日もまた良い天気。


途中、なんとイルカが出た。あわてて撮影を行うが...

ダメダメだ。一体何を撮影しているんだか。最後の方でやっとチラッと、イルカの背中が写っているのだが、どうでもいい。

ナルスアンは、ヤッコエイが多い。ムレハタタテの群れが時々現れる。
砂地が広がっている。
カメラを持っていくかどうか迷って、結局持っていかなかった。
代わりに、ふだん持たない差し棒を持っていった。

なんと、アオウミガメが出た。ただし、遠かったので、ややボヤけていた。
モアルボアルなら遭遇率100%だが、マクタン側でカメは珍しい。
ロウニンアジ、アカククリ、イソマグロ、コクハンアラなどのレア物が見られた。

それだけならいいが、巣作りをしている「ゴマモンガラ」が居た。
繁殖時期には、縄張りに侵入するものをなんでも攻撃する。もちろん、人間も攻撃する。
サンゴをかじる丈夫な歯を持っており、それでつついてくる。顎が小さいので、鮫やウツボよりは安全だが、無防備な部分(手など)を噛まれれば、怪我になる。
数年前、気がつかずにうっかり近づきすぎた人の手を噛むのを見たことがある。そのときは、グローブをしていたため怪我にはならなかったものの、グローブが割けていた。

まだ離れている位置から、ゴマモンガラに向かって「グー」を突き出す(ダイビング手話で「危険」の意味)。
すると、何を勘違いしたのか、後ろから来た人がそのゴマモンガラへどんどん近づいていく。撮影をするようだ。
現地人ガイドも異常行動を察知し、素早く援護に向かう。
現地人ガイドはゴマモンガラの扱いにもたけている。まずは一安心だが、油断禁物。
私は8~10mぐらい離れたところから、監視を続けた。撮影者とガイドは、2mまで近づいている。ガイドが差し棒を用意していつでも反撃できる体制をとっている。

撮影は無事に終わったものの、そのゴマモンガラは、今度は私に近づいてきた。
しっかりと睨みつけているため、ゴマモンガラもそう簡単には攻撃できない。隙を見せたら、攻撃してくる。
何度か足ヒレでキック攻撃をするが、相手は魚だ。全部避けられる。
通常なら、巣から十分に離れれば帰るのだが、おそらく、巣の作りかけなので、まだ卵が無いのだろう。
20mぐらい離れた場所でもまだついてくる。

やりたくはないが、やむおえまい。
差し棒と懐中電灯をヌンチャクのように構える。次に近づいてきたら、殺す。
そう決意した直後、ゴマモンガラは帰って行った。

あとから現地ガイドから聞いたのだが、尖った長いものをゴマモンガラは怖がるそうだ。
それが本当なら、私が差し棒と懐中電灯をヌンチャクのように構えたために逃げて行ったのだろう。1つ勉強になった。
またもし、カメラを持っていったとしたら、差し棒を持っていかなかっただろうから、運がよかった。

ナルスアンでは2本潜り、3本目はまたもやマリンステーションへ。
二匹目のドジョウじゃなくて、二匹目のジンベエを期待したわけではないが、最近のマリンステーションは潜っていて楽しいのだ。




のんびりダイビングをした。写真もほとんどとらなかった。
結局、この日は、一日中ほとんど写真を撮ってない。
なんもせんで、ボーッと漂うのが気持ちいい。

少し疲れがたまってきているようだ。
どっかでゆっくり休まないといけないのだが、この日も夜遅くまで遊びに行ってしまった。ビール(サンミゲル)も飲みまくった。

この溜まった疲れと飲みすぎが、次の日の朝、とんでもない事の原因になるとは、この時知る由も無い。

つづく。

2013年5月7日火曜日

Cebuで潜ってきた #2/4

#1 4/26 - 4/27
#3 4/30 - 5/1
#4 5/2 - 5/4

4/28 は、ヒルトン岸(ヒルトガン)と、マリンステーションで潜った。

昨日、飛行機の遅延で到着が遅れていた人たちは、何と24時すぎにやっと到着だったらしい。
荷物が別便になったりもしたそうで、結局合計7時間遅れたそうだ。すごい遅延だ。

ヒルトガンは魚が多い。カメラを持って入ると、「アレも撮りたい」「これも撮りたい」で、せわしない事になる。
また、今日から合流する仲間に、ブランクダイバーがいる。しかも、お年を召されている。DMとして、まず彼の様子をしっかりと見ておく事が大切だ。
と言うわけで、あえてカメラなしで潜った。先は長い。たぶんもう一回ぐらいヒルトガンでは潜る。カメラはその時でいい。
ウエイトを1kg余計に装備して、潜航。

ブランクダイバーさんには、現地のガイドがぴったり張り付いている。
以前のように、どんどん落ち込む事もなく、比較的安定している。
問題はなさそうだ。

コブシメ、ロウニンアジの群れ、オオモンカエルアンコウ、ツバメウオの群れ、ウミヘビなどをみた。
もちろんキンギョハナダイ、チョウチョウウオ、タカサゴなどもたくさん見た。

ロウニンアジの群れは大きかった。水の透明度も高いので全体が見渡せる。1.2m overの個体が何匹も含まれている。ほとんど動かなかったので、いくらでも撮影できただろう。カメラを持って入れば…

2本目もヒルトガンだが、1本目で「カメラなし」と決めていたので、途中で変更はできない。
(料金徴収係は、1回しかこない)
こういうときは、全身で海を感じながら潜るのだ。
ヒルトガンは気持ちいい。魚が多いことで、逆に広がりを感じる。
2本目もロウニンアジの群れをみた。何度見ても、すごい迫力だ。

昼食後に、マリンステーションに向かった。
丁寧に準備をするクラブ・ミュー・ダイバーズ、エースガイド「エドガー」くん。


昨日も、マリンステーションで潜っているが、あのイワシがきてから、海の感じが何か変わったのだ。
何かが、今までとは違う。何か大物がでそうな気がして、毎日のように潜る。

オラウータンクラブ


潜航中のYellow submarine

イワシの群れ

潜水艦は、大物といえば大物だが、なにか違う。残念。

今日から夜はお祭りが無いので、静に眠れるのだが、夜に遊びに行ってしまった。

4/29 朝起きると、花粉症の症状が出てないことに気がつく。

実は、27日、28日の朝は、花粉症の症状が出ていた。
服に花粉がたくさんついていたのだろう。朝だけはくしゃみが出ていた。
徐々に減って、やっと花粉症の症状が収まったのだ。
すこぶる調子がよい。

本日1、2本目は、タリマ(タイタニック)。 先代のボスが好きだった場所だ。沈船が漁礁となり、魚影が濃い。


奥に見えているのは、初老の御仁とその人を支えるジッカー君

体力が無くても、技術が無くても、潜りたいという情熱があれば、スタッフが手取り足取り支えてくれる。
タカさんの言葉「スキルより、『する気』だよ。」が、クラブ・ミュー・ダイバーズの伝統だ。


バブルリング

なんか、十分に鑑賞して、のんびり気分になったときに、作りたくなる。
何個か作ったが、今回撮影したのは、これだけ。

ゴミに見えるカニ


チョウチョウコショウダイの稚魚

三本目は、マクタン近郊のタンブリ。ただし、カメラなしでの、のんびりダイビング。

誰かが「ウンバチイソギンチャクを見てみたい」と言い出したので、ウンバチを探すことになった。
タンブリなら、どこにでもある。実際にすぐに見つかった。

また、タンブリポイントには、飛行機が沈んでいる。
なんと、初老の御仁がフロント窓から、機内に侵入していった。
ぴったり張り付いているガイドはビックリしていた。
偶然、私は出口側に居たので、手を差し伸べて、御仁がいつでも掴まれるようにした。
ガイドは、後ろから追わずに、飛行機の上をスイッと回って私の横にきた。
見事だ。後ろから追いかけてもなんの助けにもならないだろう。

だいぶ疲れがたまっていたので、この夜は、タイ式マッサージに行った。
疲れている時のマッサージは本当に気持ちが良い。1時間たった200ペソ(約500円)の贅沢な時間。
つい、うとうととしてしまうのであった。

つづく。