2014年2月2日日曜日

机の引き出しに鍵をつけろ!

最近、世の中、物騒である。
先月の中頃、ウチのマンションで不審者が見られたらしい。警察も来ていた。

ある日、帰ってきて、意味不明な違和感を感じたことがあった。
人の気配のような何かだ。ついさっきまで誰かが、この部屋にいた感じだ。

オートロックのマンションだし、防犯は十分だろうと思っていたが、何者かが侵入しているかもしれない。

知人に相談すると、机の引き出しとか、鍵のかかる場所に大切なものをしまったほうがいいと話していた。
鍵がかかっている引き出しをわざわざ開けるのは、泥棒にとっても面倒なので、普通は開けないそうだ。
なるほど。犯行現場に長時間留まるのは危険だ。さっさと仕事を終わらせて、出て行くのがいい。

しかし、私の自宅の机は木製(厳密には木ではない)で、鍵がない安物だ。
小さな箱に鍵をかけても、箱ごと持って行かれてしまうだろう。小さな金庫もダメだ。
やはり、机や作り付けの棚の引き出しに鍵をかけたほうがいい。
と、いうわけで、「机に鍵をつける作戦」を実行することにした。

鍵は、近所のビバホームで買ってきた。
いろいろあるが、木製の机の引き出しの板圧が妙に分厚いので、一番右の鍵しか使えない。

これを買ってきて、引き出しに取り付ける。
よく寸法を測って、適切な位置に穴を開けるためのしるしをつける。

ポンチで凹みをつけている。木工でも、ポンチをしたが、必要だったのか?
後ろに見える緑色のツールは、ビバホームで買ってきた安物のドリル。2480円だった。安いのでダメ元のつもりだったが、結構使えそう。

φ3mmのドリルで、円周状に16個の穴を開ける。
グラグラになって、表面が剥がれた。

その後、ドライバーで無理やり、グリグリやって、中をほじくりだす。

木製と思っていたが、実は、紙を何枚も重ねたような材料だった。そのため、意外と簡単にほじくることができた。

ヤスリで、穴を整える。

きれいに大きな穴が開いた。

鍵が少し長いので、厚さを合わせるために、木でスペーサーを作る。
材料は、やはりビバホームで、売れ残りの端材の山から適当に選んだ。20円だった。

加工は、引き出しに穴を開けたのと似たような感じ。
全部並べると、こんな感じ。

試しに組み合わせると、こんな感じ。

しっかりとネジを締めて、

動くのを確認する。
鍵を回すと、金具が出てくる。
この金具が入る穴を、机の側にも開ける。
ドリルで貫通しない程度に何個か、穴を開けて、


カッターで間を切って、四角い穴にして、金具を取り付ける。

そして、完成。作業終了。

これで、泥棒もめんどくさくて帰ってしまうだろう。

穴を開けるのが大変だが、ビバホームの安いドリル(AC100V駆動)があれば、大したことはない。
きちんと位置を計算して、長さを測って取り付ければ、誰でもできるだろう。
コツは、机の天板側の穴を少し(1mmぐらい)手前にすることだ。奥に引き出しを押しこむことはできないが、手前に1mm引き出して鍵をかければいいので,多少ダサいという以外に問題はない。
台所の引き出しでもなんでも、必要な場所に鍵をつけて泥棒避けにするのもいいだろう。

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