2016年6月5日日曜日

ケーニッヒ・ランナー

今日もランナーが伸びた。

ランナー自体はこんな感じ。

1節目は子株にならず、2節目以降が子株になるらしい。
1節目から別のランナーが枝分かれすることもあるらしい。
この辺は、今後確認していくことになるのだろう。

先端に注目すると…

葉っぱが開いてきたと思っていたけど、枝分かれしてきたのか?

2016年6月4日土曜日

ケーニッヒその後…

ケーニッヒ、やっとランナーが出てきた。

これで子株が作れれば、一巡した事になる。
一年間待っていただけに、すごく嬉しい。

去年育てはじめの頃、図書館でいちごの本を借りてきて読んでいたので、出てきたものがランナーだろうという事は、すぐに解った。
しかし、本で読んでも、微妙な健康状態までは理解できない。圧倒的に経験が不足している。
そのため、去年の秋からは、期待と不安の交錯する混乱の連続だった。

9月ごろに成長が止まり、古い葉の色がどんどん悪くなっていた。
不要な葉っぱを切り捨てて、生存に必要な最低限の器官のみ残す作戦なのかもしれない。
この頃には、植木鉢の保水力の限界を疑い始めていた。植え替えを考えたが、健康状態がよくないし、これから過酷な季節に入る。植え替えによる負担に耐えられないかもしれないし、冬場は成長が遅くなり、あまり水が必要なくなる。植え替えはやめておいた。

10月には、立っていた葉っぱが降りて、地をはうようになった。
この反応は、本でも読んでいた。冬モードに入ったのだ。
活動もますます低下している。水の量を減らしていった。ヘビイチゴなどを見ていてもわかるが、真冬でも地面に這いつくばって生きている。春になると他の草が芽吹く前に活動を開始し、しばらくは太陽エネルギーを独り占めにする。

11月になると夜は冷える。
成長は完全に止まっているように見えた。
黄色や茶色になる葉っぱがどんどん増える。夜は植木鉢を玄関に置くようにした。

12月になると、昼も寒い。
鉢の周りにプチプチを巻いて、植木鉢用の虫よけの網を設置するための骨組みをつけて、上からビニール袋をかぶせた。ビニールをかぶせていると、ビニール内側表面に結露して、中が見えにくい。ますます状態がわかりにくくなり、土がひどく乾いているのに気が付かなかった。枯れた葉っぱが土を覆っていたため、ビニールを剥いでもよく見えなかったというのもある。
この極端な乾燥により、さらに葉っぱがダメになり、全体として9月の全盛期の半分程度になってしまった。土の湿り気を手で確認しながら、湿りすぎず、乾きすぎない様に気を使って水やりをするようになった。
水もあり、ビニールのおかげで日の当たっている時間帯は鉢の温度が上がっている。そのせいか、成長が始まった。春のスイッチが入ってしまったのか?
新たな葉っぱが出てきたが、様子が違う。1枚の葉っぱだ。
芽が出たばかりの頃の葉に似ている。死にかけたので、何かのリセットがかかったのかもしれない。

1月になり、なんと花が咲いた。
これにはびっくりした。危機的状況からの脱出作戦かもしれない。
いちごの花は、小さな花の集合体で、中心部分のフワフワ(これが花の集合)が先に発生し、後から花びら状のもの(厳密には花びらではない)が出てくる。
本では読んでいたものの、実際に見ると違和感バリバリだ。

2月にかけて、花はどんどん増えて、6〜7個咲いた。

また、新しい3枚葉っぱも出てきた。

基本的にビニールをかぶせているし、虫も来ない。受粉の確率はほぼ0%なので、実にはならない。
また、回復してきているとはいえ、結実すると栄養が取られて、危機的状況に逆戻りかもしれない。
受粉のための作業はしなかった。

3月になり、徐々に暖かくなってきた。
花は全部枯れてしまったが、葉っぱも増えてきた。
でもまだ茎が赤い。アントシアニンだろう。ストレスを感じているようだが、そういう季節だ。

4月には、赤みが徐々にとれてきた。健康そのものだ。
全盛期の頃ほどではないが、葉っぱも増えてきた。

そして、先月5月、GWに植え替えを行った。
ただし植木鉢はそのまま。
実は、最初に植えた時、植木鉢の底に、軽石を2cmぐらい入れていた。
そのため、水はけが良すぎた。また、写真を見ればわかるが、土が植木鉢の縁よりもずいぶん低い。
この軽石をとって、植木鉢の縁ぎりぎりまで土を入れれば、かさ的に倍近くになるだろう。


植え替え後まもなく、成長に勢いが出始めた。
去年よりも葉っぱの出る間隔が短い。よく見ると、成長点が2つになっている。
植え替えの時にクラウンが大きくなったなと思っていたが、2つに割れたようだ。
こんな事ってあるのか?これも双葉が3枚だったケーニッヒギドラー独特の成長だろうか?

その撮影をしようと、クラウンを見ていたら、今までに見たことのない芽を発見。

上の写真、右のクラウンから細長い芽が出ている(一部茶色になっている)。これは待ちに待った「匍匐茎=ランナー」に違いない。約一年待って、やっと出てきた。
成長が早く、2日後にはこんな感じ。

3日後。

さらにもうひとつのクラウンからも新たなランナーが出てきた。
4日後。
5日後。
6日後。
葉っぱに当たっている。
昨日は撮影しなかったが、今日で8日目になり、先頭の写真になる。
さらにもうひとつのランナーがでて、現在ランナーは3本になった。

最初のランナーは、伸びてきて葉っぱも広がり始めている。
そろそろ子株を受ける鉢も用意しないと。
去年作っていたバジルの鉢がカリカリになっている。この鉢と土を再利用するかな…。
2016/06/05 いろいろ誤字を修正。