2021年6月27日日曜日

レモンとコーラ

以前「所さんの世田谷ベース」で、コーラにレモンを入れて飲んでいた。
所さんは自宅にレモンの木があるが、そんなうちは多くはないだろう。

私の場合は、伊豆に遊びに行った時に、直売所にあれば良さげなやつを買ってきて、たまにレモン入りコーラを飲んでいた。

コーラのためだけにレモンを買うのは無駄も多い。
というわけで、ポッカレモン100を使う。

(飲みかけの写真を使ってんじゃないよ!)


見ての通り、実際には「ポッカ」ではない(ポッカの場合もある)のだが、この便利なレモンを開発してくれたことをリスペクトしてそう呼ぶ。

ケチ臭い男なので、大瓶でコーラを買うが、飲み終わるまでに気が抜けやすい。
気が抜けかけたコーラは甘みが強くなり、爽やかさが減るが、レモン汁を加えると美味しくなる。
もちろん、フレッシュなコーラにレモンを入れても、さらに美味しい。

酸味が好きなせいか、お肉料理にかけたり、普通のカップ焼きそばでも、レモスコ塩焼きそばのようにかけたり、この「しらすどんぶり」でも使っている。
だんだん使う機会が増えてきて、徐々に大きな瓶になってきた。

所さんは、青いレモンを使っていたが、そんなレモンはほぼ市販されておらず、入手性がわるい。
本当はあの青いレモンで飲んでみたい。
レモンブームで、競争も激しい。青いレモンが入手できるようになればいいな。

2021年6月26日土曜日

毎日、ステーキ

先週、スーパーを歩いていたら、以下の商品が賞味期限間近で割引されていた。買ってきた。

子供の頃から、時々食べていた。
幼稚園のころだろうか。「ステーキ」という食べ物をまだ良くわからなかった(まだ食べたことがない)頃の話。

お袋と食べ物の話をしているとき、私が「ステーキを食べた」と話した時、お袋は「いつ?どこで?」「うちではステーキなんか食べてない。」と返してきた。
まるで嘘つきを見るような目で、私を見る。
私は「いつも食べている。今日の朝も食べた。」と答えて、冷蔵庫の中の「モーニングステーキ」と書かれたパッケージを見せた。

お袋は「これは『ハム』だ。ステーキじゃない。」と大笑いをしながら話した。
そのエピソードを気に入ったらしく、しばらくの間、お袋は近所のおばちゃん友達とその話をしていた。

スパムのような感じで、普通のハムよりも美味しいと思う(南国系の遺伝子のせい?)。

上記写真の製品以外にも「モーニングステーキ」と書かれた製品はいくつかある。
なぜ、このハムを「モーニングステーキ」と呼ぶのだろう?

武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#3

また武蔵浦和の駅前の工事を見てきた。

見るたびに、重機が変わっている。見ていて飽きない。
だんだん暑くなってきた。
作業している人は、体も動かしているし、ヘルメットをかぶっているし、長袖だし、もっと暑いだろうな。

武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#2
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#3
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#4
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#5

2021年6月20日日曜日

内閣官房×埼玉県 新型コロナウイルス感染症 モニタリング検査

さいたま新都心駅で、「内閣官房×埼玉県 新型コロナウイルス モニタリング検査」と書かれたのぼりが立っていた。
話を聞いてみると、PCR検査らしい。

以下は、配布されていたチラシの文言。

モニタリング検査とは
令和3年2月または3月に緊急事態宣言が解除された地域での感染再拡大を早期に探知するよう、繁華街等において幅広くPCR検査を行って感染状況をモニタリングするとともに、そのデータを分析して感染拡大の予兆を早期に探知し、早期の対応につなげるための検査です。

検査を受けられる方
  • 首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)在住の方
  • ご自身のスマホにアプリを登録できる
  • 検査キットを持ち帰り、
    6月28日(月) 16:00までに郵便局へ持ち込み
    または、同日12:00までに集荷依頼が可能な方
    (唾液採取は返送の前日又は当日)
  • 以下に該当する方はご協力いただけません。
    • 検査時に、新型コロナウイルス感染症と診断された方
      又は同感染症と診断された者との濃厚接触者
    • 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)
      又は高熱等の症状、若しくは、4日以上続く微熱
      又は軽い風邪症状を有する方
  • アンケートにご協力いただける方

検査への協力を申し出た。
色々説明を受け、その場で専用アプリの操作をして、検査日の入力をした。
検査キットをもらってきた。

唾液を送り返して、2〜3日後に専用アプリ経由で結果が届くらしい。
結果が出たら、この記事に追記する予定。

2021年6月25日、唾液を採集し、3重に梱包して郵便で出してきた。
キットの箱と郵便の伝票の大きさが、なんだか…。

伝票を貼る時に、バーコードが曲がらないように、そして機械で読み取りやすいように、上面になるように注意した。
それに気が付かない人もいるだろう。というか、それが普通かもしれない。

何も考えないでテキトーにやって、上手くいくような形に工夫するべきだろう。
伝票は、はがきや封筒よりも大きい。
伝票のために無駄に箱を大きくするのではなく、伝票をはがきサイズに小さくするのがいいかも。

2021年6月26日、18:00過ぎに結果が届いていた。
「陰性」だった。
さっき写真を取った。

2021年6月19日土曜日

Ubuntu18.04 で動画にモザイクをかける

誰もが何気なくスマホで動画を撮影する。
スマホ(携帯やガラケーも含めて)にカメラが付くようになったのは、auが最初だったと記憶している。
(あの頃のauは、なんかワクワクした)
今では、カメラが無かったなんて信じられないくらい、当たり前になっている。

人が多いところで動画を撮影すると、後ろに人が写り込んでしまう。
個人で鑑賞するぶんには問題ないが、それを公開するのは個人情報の保護の観点から注意するべきだろう。

というわけで、TVの映像のようにモザイクをかけたい。
Ubuntu 18.04(未だにBionicかよ!)でも、動画編集アプリshotcutを使って動画にモザイクをかけることができる。
たとえば、このブログの「武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#2」などでそのようにしている。
その方法を説明する。

ちなみに、ここで紹介している方法の多くはfocal(20.04)でも使えるだろう。
ShotCutを入手する

Ubuntu 18.04 では、snapを使って入手する。
ソースからのビルドも試みたが、難しかったので諦めた。
focalでは、apt-getでも入手できるようだ(このBudgie 20.04で確認)。
ただし、apt-getで入手できるのは、現時点では少し古いようだった。これは時間経過と共に徐々に変化していくだろう。

snapでshotcutをインストールするには以下のようにする。
$ snap install shotcut
これでshotcutが使えるようになった。

モザイク適用の概要

モザイクの適用は、「モザイク」フィルタにより行う。
動画に単純にモザイクを適用すると、動画全体に、時間的にも画面領域的にも全体にモザイクがかかってしまう。
そのため、モザイクの適用範囲を制限しなければならない。
  • 時間的には、タイムライン上で動画を分割する。

  • 画面領域的には「切り抜き」フィルタを使う。

切り抜きフィルタを使うと新たな問題が生じる。
動画が一部だけになり、他の部分が表示されない。
これに対処するために、動画をコピーしておいて、元の画像の上に切り抜いたモザイク画像を重ねるようにする。

「なんだ簡単じゃん。」と思っても、言うは易し、行うは難し。
例として、「Kalitaコーヒーミルを電動工具で駆動する方法」で使った動画の1/4"のナットを、モザイクにしてみよう。
以下で説明していく。

ブロジェクトを作る

shotcutで動画を編集するには、プロジェクトを作って行う。
こだわり度にもよるが、やり直すかもしれないし、使ったフィルタ等の設定を後から見直すかもしれない。
とにかくプロジェクトを作ろう。
shotcutを起動すると、以下のような画面が表示される。
起動時、画面の中心のペインが「新規プロジェクト」になっている。
「プロジェクトのフォルダ」で、プロジェクトフォルダを作るダイアログが表示される。そこで、フォルダを作る。すでにフォルダがあるなら、それを選択する。
「プロジェクト名」を"CoffeeMill_mosaic"とした。
その下の「開始」ボタンをクリックすれば、プロジェクトでの作業が始まる。


元動画ファイルを開く

画面左上の「ファイルを開く(O)」をクリックする。
ファイルダイアログが表示されるので、元の動画を開く。
上記例では、"CoffeeMill2.mp4"を選んでいる。
ファイルを選択して、「開く」をクリックする。

以下のように、中央のペインで動画の再生が勝手に始まる。
動画の下の「||」ボタンで止める。


タイムラインに動画の一部を取り込む

中央のペインで、取り込む動画の範囲を調整する。
動画の下のバーの両端の「▶|」と「|◀」 を調整して範囲を決める。
調整したら、下の方にある大きな「+」記号をクリックして、取り込む。
下の「タイムライン」に動画が取り込まれる。


トラックをコピーする

概要で述べたように、モザイク処理は、元の動画にモザイク化した画像の一部を重ねることで行う。
そのため、まず同じ動画のコピーを作成する。
トラックの左端のカラムを右クリックするとポップアップが現れる。
「トラックの操作」→「映像トラックを追加」をクリックする。
新たな空っぽのトラック「V2」が作られる。

トラック「V1」の動画部分をクリックして、選択されている状態(細い赤枠で縁取り表示される)にする。
この状態で右クリックして「コピー」を選ぶ。

次に先程追加した「V2」の何もないところをクリックする。 この状態で、中央の動画の「|◀」ボタンをクリックし、「再生ヘッド」を先頭に戻しておく。
メニューから、「編集」→「貼り付け」を選ぶ。
これでV2にコーピーが入る。
トラックの表示をみてもピッタリあっている。

うっかり、再生ヘッドを先頭にせずに「貼り付け」をすると、ずれた位置に貼り付けられてしまう。
この場合、動画をクリック&ドラックして前にもってくればいい。

説明が妙に長いが、やっていることはトラックのコピーだ
それを意識してやれば、そんなに難しいことでもない。


V2の音声をミュート

このままでは音声まで2重に入る。
不要なので、ミュートする。
V2のスピーカー アイコンをクリックする。


モザイクをかける時間範囲を切る

V2上で再生ヘッドを移動させながら、モザイクの範囲の最初と最後で、分割する。
以下は、モザイクの開始部分で分割をしているところ。
1/4"ナットが現れる先頭に再生ヘッドを移動して、「再生ヘッドで分割」ボタンをクリックすると、上記のようになる。

それ以外の部分は残しておいてもいいが、削除してしまっても良い。
私は削除している。


モザイクの画像範囲を切り抜く


画像の一部を切り抜くには、「切り抜き」フィルターを使う。
画面左側のペインのフィルタタブをクリックして、「フィルター」を表示させる。
その後、上記「+」をクリックするとフィルタの追加になる。

上の「映像」ボタンをクリックして、その下の一覧から、「切り抜き:四角形」をクリックする。
これで切り抜きができる。

フィルタをかける動画の先頭を表示させると、中央の動画表示に白い四角い枠が表示される。
この四角い枠は、四隅の白い部分をクリック&ドラッグすると範囲を調整できる。
調整して、ナットをつまむ指だけにした状態。
下のタイムラインもよく見てほしい。この操作は動画の先頭で行っている
以降、ナットの移動に合わせて、モザイクの範囲をずらしていく。

また、切り抜き範囲外が真っ黒になっている。
これは「内部余白の色」が黒になっているためだ。
以下のように、切り抜きフィルタの「内部余白の色」の「透明」ボタンをクリックする。
これで、V1の画像が透けて見える。


モザイクをかける

モザイクフィルタを追加する。
まず、再度フィルタの「+」ボタンを押す。

今度は「映像」「モザイク」とクリックする。
「切り抜き:四角形」フィルタに加えて、「モザイク」フィルタも適用される。


ナットを追跡する

動画の中のナットは動いているが、モザイクの範囲は動いていない。
そのため、このままではナットが見えてしまう。
時間と共にモザイクの範囲を動かすには、キーフレームの機能を使う
「切り抜き:四角形」フィルタを選択し直し、「位置」と「サイズ」の右にある「ストップウオッチ」アイコンをクリックする。
これで、キーフレームの設定モードになる。

動画を少し進めてナットが切り抜きの範囲からはみ出たら、動画の白枠内の中心にある「●」をドラッグして、ナットにかぶせるようにする。

途中はリニア補間されるので、飛び飛びの位置を指定していけばいい。
設定できたら、再生してモザイクが正しくかかっていることを確認しよう。

この再生処理は重い。
2重に動画を読むし、加工もしているのだ。Full-Spec Hi-Vision動画の場合、このFolio13はギリギリだ。
簡易表示は実際の動画と違うかもしれないので、何度か確認したほうが良い。


モザイク入り動画を生成する

ここまでくれば、shotcutで動画編集をしたことのある人なら、誰でも解るだろう。
左のペインで、「書き出し」タブをクリックし、「ファイルの書き出し」ボタンをクリックする。
ファイルダイアログが表示されるので、適切に名前を入力して、「保存」ボタンをクリックすると、動画の生成が始まる。
右端のジョブの表示のアイコンが緑のチェックマークになったら、動画が完成している。


出来上がった動画がこんな感じ。

元の動画(全体)は、こんな感じ。


Ubuntu18.04で説明したが、Ubuntu20.04でも大した違いはないだろう。
ついでに、shotcutはWindowsでも使えるマルチプラットホームアプリだ(そのせいでビルドが面倒くさい)。
基本が解れば、どのプラットホームでも使えると思う。

簡単な内容だと思って書き始めて、大作になっちゃったな。なんでこうなっちゃうんだろう?
なるべく簡単に書こうとして、あえて細かい部分を省略した。それらを箇条書きで示す。
  • フィルタは数が多いので、目的のフィルタを選ぶのが大変だ。その時のために「お気に入り」機能がある。
  • 切り抜きフィルタは、位置だけではなくサイズ(っていうか形)を変えることもできる。
  • 切り抜きには「切り抜き:四角形」以外もある。
  • キーフレームの修正や削除もできる。
  • キーボードショートカットを覚えれば、作業効率が上がる。

細かな部分については、試しに色々やって、体で覚えるのが良い。
Hi-Vision動画は情報量が多く扱いにくい。この10年選手では、できなくはないが、色々きつい。
5年くらい前のPCなら、M.2スロットがある。Core -i7等を使ったフラグシップ機ならM.2 SSDとの組み合わせて、使いやすい環境を作ることができる(電源がダメになっていなければ)。

履歴:
2021/06/20 全体的に見直した。簡単な事でも文書で書くのは難しい。文才がある人がうらやましい。

2021年6月17日木曜日

リバウンドを制する者は試合を制す!!

2021年4月25日から始まった東京の「緊急事態宣言」は6月20日を期限とし、「まん延防止措置」へ移行することになった。
先月頃から、政府の対策はそれ以前よりも良くなってきた。
ワクチン接種もどんどん進んでいる。

東京や大阪で大規集団模接種会場を開いたのも良い作戦だ。
主要なハブを潰せば、ネットワークは急激に機能不全になる。
大都市が、コロナ感染ネットワークの主要なハブになっており、積極的にそのハブを潰す対策が効果的だ。
大都市では、高齢者への接種が終わったのなら、若い世代へもどんどん展開していくべきだ。

もちろん「ネットワークの弱点を付くための作戦」であることをよく説明しておかないと、「都会ばかりずるい!」みたいに言う人がでるかもしれない。

突然、緊急事態宣言を解除するわけではなく、まん延防止に移行するのも良い。
埼玉県、神奈川、千葉のまん延防止は延長となり、妙な不公平感も和らぐだろう。

不公平感は、不満につながる。

緊急事態宣言はおわる。でも油断したらダメだ。
「リバウンドを制する者は試合を制す!!(By ゴリ)」と言われるように、リバウンドを制するのが大切だ。
これを制すれば勝利が見えてくる。

履歴:
2021/06/20 『6月20日から「まん延防止措置」へ移行』と書いていた部分を『6月20日を期限とし、「まん延防止措置」へ移行』と直した。

2021年6月13日日曜日

使い続ける薬

先週、アルツハイマー病の薬「アデュカヌマブ」が米国食品医薬品局(FDA)により「迅速承認」された。
充分な確認期間をとらずに(本当に有効なのか?悪いところは無いのか?)、迅速承認されたという点からも、期待は大きいと言える。

アルツハイマー病は、患者そのものよりも介護をする側の負担が大きいと言われる。
しかも、その負担は終わりが見えず、絶望的な期間が長く続く。

アデュカヌマブは、アルツハイマー病の原因物質と言われる「アミロイドβ」を減らす薬だ。
アミロイドβが消えることで、アルツハイマー病の進行は抑えられるが、ダメージを受けた組織が回復するわけではない。
また、アミロイドβが生成されなくなるわけでもない。

すなわち、根治治療になるわけではない。使い始めたら、やめられない。

現段階では、少なくとも年間610万円の負担になるらしい。
2021年の日本人の年間平均収入は、436万円と言われている。
日本人は世界的に見て、収入が少ないわけではない。それでも、圧倒的に足りていないのだ。
この値段でどれくらいの人が使い続けられるだろう。

薬代を個人が全額負担しないにしても、社会全体で負担することになる。若者の負担がますます増える。
ただでさえ高齢化が進んでおり、医療費や社会保障費の負担はどんどん増える傾向にある。
高齢化が発展への足枷になっていく。

この状態で、ゼネリック医薬品が出れば、多くの人、ほとんど全てが、そちらを使うようになるだろう。
ビデオの分野でVHSがベータに勝ったように、PCの分野で互換機がIBMに勝ったように、日本車がアメ車に勝ったように、市場を席巻したものが残る。

過去を振り返ってみても、負けた方も、なんの努力もしていなかったわけではない。
品質の良さや技術の高さをアピールしたり、知的財産権等で法的に保護したり、ロビー活動をしたり、「えげつない」と感じるほどの努力をした。

それでも、その流れを変えることはできなかった。
絶対に変えられないとは言わないが、「えげつない」を越える鬼のような、悪魔のような努力が必要だろう。
ヒトにそれができるなら...

「迅速承認」は簡単に取り下げられるかもしれないらしい。

また、ゼネリック医薬品を押さえ込もうとしても、それにより社会の負担が減るのなら、ゼネリック医薬品を保護すべきと言う意見が爆発するだろう。


だれも使わない薬に価値はない。
そうなれば、開発のための努力も無駄に終わる。
鬼や悪魔が泣き言をいっても、助けようとする者がいるだろうか?

エーザイの「アデュカヌマブ」が使い続ける薬になるかどうかは、ゼネリック医薬品との競争に勝てるかどうかにかかっている。
ここからのエーザイにも期待したい。

2021年6月12日土曜日

「るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning」を見てきた

「壁走り」等、超絶アクションを取り入れた新しい「ちゃんばら映画」の境地を開いた、10年続くシリーズの最終章。
最終章も The Final と The Beginning の2本立て(1本ずつ観るんだよ)。
当初2020年に公開を予定していたが、コロナ禍の影響で今年になった。

ちゃんばら映画であるが、女性客が多い。
もちろん主演の佐藤健のファンが多いと思うが、登場人物に女性が多いため、女性が見ても楽しめるのだろう。
特にThe Beginning では、有村架純演じる緋村巴(雪代巴)が重要な役割を果たす。

「人斬り抜刀斎」こと緋村剣心(佐藤健)は、新しい時代のため、自分の仕事を信じて黙々と「人斬り」を続ける。色々感じる事があっても、それを心の奥に押し込んで、心の一部が欠けたような生き方をしていた。
雪代巴(有村架純)も、理由あって、似たような生き方をしていた。
その二人が出会い、次第に心を通じさせながら、お互いで欠けた部分を埋め合い、1つになっていく。
しかし、維新の時代。動乱の時代。「幸せな時」は続かない…。

単純な「ちゃんばらアクション映画」というわけではなく、人間ドラマとしても楽しめる(涙が出そうになる)。

様々な犠牲があって民主化を達成したのだ。我々はそれを享受している。
世界的に見て、民主主義が危機的状況にある。
150年経っても、世界はあまり変わっていない。

映画館では、ノベルティグッズが配布されていた。
横長の厚紙で、ポスター的なものだろうか?

2021年6月6日日曜日

RaspberryPi3 Ubuntu 20.04 で EPSON EW-M752T スキャナドライバ

しばらくRaspberryPI3をほったらかしにしていた。
久しぶりに起動して、apt-get update して、apt-get upgrade した。
ついでに、自宅のプリンタ複合機 EW-M725Tのスキャナドライバも更新した。

EPSONのドライバページでは、Ubuntu armhf用のバイナリパッケージを提供していないので、ソースパッケージからビルドする必要がある。
さらに以前ビルドした時、RaspberryPI3でセルフビルドできなかった。
同時に起動されるJOB数が多すぎて、メモリ不足になるのだ。swapを2GBぐらいにしてもダメだった(スラッシングになってもビルドできるなら待ったのだが、どうにもダメだった)。

結局、ビルドのためにchrootとqemu-user-staticを使った仮想環境でビルドした。
今回も、同じようにPC上に仮想環境を用意してビルドした。
今年のはじめに母艦のストレージをM.2 SSDに載せ替えていたので、以前作った環境は無くなっており、作り直した。
それらを順番に説明していく。

簡単に説明すると、chrootはルートディレクトリを変えて別のファイルツリー環境(chroot監獄)に封じ込めるのに使う。
USB bootable Ubuntu を作って遊んでいた頃に、squashfs圧縮イメージの環境を更新する時に使っていた。

qemu-user-staticは、qemuを使ったユーザ環境のエミュレーションで、システムコールをネイティブのものに置き換えて実行する。
つまり、armhf用のバイナリをamd64上で実行したとき、armhfのシステムコールをamd64カーネルのシステムコールに置き換えて呼び出す。
そのためユーザ空間のみのエミュレーションであり、カーネルやハードウエアのエミュレーションをしないので、性能が落ちにくい。

とても便利なのだが、これらを自力で組み合わせてエミュレーション環境を作るのは、ナニゲにしんどい。
(以前は自力でコツコツやっていた)
しかし、debootstrapとschrootを使うととても簡単にできる。
以下のページでそのやり方が紹介されている。
Introduction to qemu-debootstrap
このページでは、arm64 の xenial の環境を作っているが、私はRaspberryPI3 なので、armhf になり、Ubuntu 20.04 なので、focalになる。
それらを読み直して、実行する必要がある。
例えば、armhf-focalの作成は、
$ sudo qemu-debootstrap --arch=armhf focal armhf-ubuntu
schrootコンフィグレーションの作成は、
$ echo "[armhf-ubuntu]
description=Ubuntu 20.04 Focal (armhf)
directory=$(pwd)/armhf-ubuntu
root-users=$(whoami)
users=$(whoami)
type=directory" | sudo tee /etc/schroot/chroot.d/armhf-ubuntu
上記は例だ。元のページをよく読んで、作業をせよ。
インストールには、ネットワーク接続が必要だ。さらに時間もかかる。

しばらく待つと、armhf focalの環境ができるので、その中に入って作業をする。
$ schroot -c armhf-ubuntu
(armhf-ubuntu)xxx@yyy:$
上記のxxxはユーザ名、yyyはホスト名。
プロンプトの先頭が"(armhf-ubuntu)"になっていれば、エミュレーション環境に入っている。
試しに'uname -m'を実行してみると、
(armhf-ubuntu)xxx@yyy:$ uname -m
armv7l
chroot監獄内の環境だが、ホームディレクトリなどは、ホストと同じものがマウントされている。
便利といえば便利だが、ホスト環境を壊す可能性もあり、注意が必要だ。

armhf実行環境が作れたら、ビルドツールその他必要なものをインストールしなければならないのだが、必要なパッケージの一部がmainリポジトリ内にないので、リポジトリ設定を書き換える必要がある。
やり方はどうでも良いが、/etc/apt/sources.listを以下のような内容に書き換える。
deb http://ports.ubuntu.com/ubuntu-ports focal main restricted universe multiverse
書き換えたら、apt-get updateをしておく。

そうしておいて、必要なパッケージをインストールする。
$ sudo -S apt-get install build-essential devscripts wget debhelper pkg-config liibltdl-dev libudev-dev libusb-1.0-0-dev libgtkmm-2.4-dev libsane-dev libjpeg-dev libtiff-dev graphicsmagick libgraphicsmagick++-dev libboost-filesystem-dev libbooost-iostreams-dev libboost-program-options-dev libboost-regex-dev libboost-test--dev libboost-thread-dev
上記は、build-essential devscript wget と、EPSON EW-M752T用スキャナドライバのソースパッケージが必要とするパッケージを全部指定している。

ビルドに必要なものは用意できた。次にソースパッケージを入手する。
EPSONのドライバダウンロードページに行って、"EW-M752T"を入力、OSに"Linux"を選んで、虫眼鏡アイコンをクリックすると、以下のようなページになる。
一番下の行「EW-M752T Scanner Driver Linux 3.65.0 All-in-one package All language 01-05-2021」の[Download]ボタンをクリックする。
以下のようなページになる。
ここで、[Accept]ボタンをクリックする。
ページが下に延長されて、以下のようになる。
一番下の、"Source File Download Page"をクリックすると、以下のようなページになる。
ここで"Ubuntu"をクリックする。
やっと、ソースパッケージが現れた(なんと説明が面倒なのだろう)。
この中で、以下の3つをダウンロードする。
さっき、armhf-ubuntu環境にもwgetをインストールしておいたので、それでダウンロードすればいい。
適当なディレクトリを作って、そこに3つのファイルをダウンロードせよ。

ダウンロード後、早速ビルドしたい所だが、このままではfakerootでエラーになる。
以下のようにして、fakerootをfakeroot-tcpにする。
$ cd /etc/alternatives

$ sudo rm fakeroot

$ sudo ln -s /usr/bin/fakeroot-tcp fakeroot

やっと、ビルドするための準備が全て整った。
3つのファイルをダウンロードしたディレクトリへ移動して、以下のようにして、ソースパッケージを展開せよ。
$ dpkg-source -x imagescan_3.65.0-1epson4ubuntu20.04.dsc
ふつうのやり方だ。サブディレクトリ"imagescan-3.65.0/"ができているので、その中に入って、バイナリパッケージをビルドする。
$ dpkg-buildpackage -us -uc -b
perl: warning: Setting locale failed.
perl: warning: Please check that your locale settings:
	LANGUAGE = (unset),
	LC_ALL = (unset),
	LANG = "ja_JP.UTF-8"
    are supported and installed on your system.
perl: warning: Falling back to the standard locale ("C").
qemu: Unsupported syscall: 403
dpkg-buildpackage: warning:     debian/changelog(l7): badly formatted trailer line
LINE:  -- Seiko Epson <linux-printer@epson.jp>  Thu, 22 Dec 2020 11:01: +0900
dpkg-buildpackage: warning:     debian/changelog(l7): found end of file where expected more change data or trailer
dpkg-buildpackage: info: source package imagescan
dpkg-buildpackage: info: source version 3.65.0-1epson4ubuntu20.04
dpkg-buildpackage: info: source distribution RELEASED
dpkg-buildpackage: info: source changed by 
perl: warning: Setting locale failed.
perl: warning: Please check that your locale settings:
	LANGUAGE = (unset),
	LC_ALL = (unset),
 :
 : (省略)
 :
dpkg-genchanges: info: binary-only upload (no source code included)
 dpkg-source --after-build .
perl: warning: Setting locale failed.
perl: warning: Please check that your locale settings:
	LANGUAGE = (unset),
	LC_ALL = (unset),
	LANG = "ja_JP.UTF-8"
    are supported and installed on your system.
perl: warning: Falling back to the standard locale ("C").
qemu: Unsupported syscall: 403
dpkg-source: warning: imagescan-3.65.0/debian/changelog(l7): badly formatted trailer line
LINE:  -- Seiko Epson <linux-printer@epson.jp>  Thu, 22 Dec 2020 11:01: +0900
dpkg-source: warning: imagescan-3.65.0/debian/changelog(l7): found end of file where expected more change data or trailer
dpkg-buildpackage: info: binary-only upload (no source included)
$
およそ6年前のcore-i7だからか、なんだかんだ時間がかかる。
1つ上のディレクトリに戻ってみると、バイナリパッケージができている。
$ ls
imagescan-3.65.0
imagescan-dbg_3.65.0-1epson4ubuntu20.04_armhf.deb
imagescan_3.65.0-1epson4ubuntu20.04.debian.tar.xz
imagescan_3.65.0-1epson4ubuntu20.04.dsc
imagescan_3.65.0-1epson4ubuntu20.04_armhf.buildinfo
imagescan_3.65.0-1epson4ubuntu20.04_armhf.changes
imagescan_3.65.0-1epson4ubuntu20.04_armhf.deb
imagescan_3.65.0.orig.tar.gz
上記ファイルのうち、2つの.debファイルをRaspberryPI3(Ubuntu20.04が動いている)にコピーして、dpkg -i でインストールする。
なんか依存物があったようにも思うが、最初にインストールした時に足りないものはインストールしていて、もうエラーにならない。

PCの場合と同様に、/etc/imagescan/imagescan.confを適切に書き換える。
# /etc/imagescan/imagescan.conf -- Image Scan configuration
# Refer to the documentation for details on the configuration options
# for the software.  Plugins should come with their own documentation
# if they have configuration options.
#
# Lines starting with a # or a ; are comments.  Comments must be on a
# line of their own.  End-of-line comments are not supported.

[devices]

myscanner.udi    = esci:networkscan://XXX.XXX.XXX.XXX:1865
myscanner.vendor = EPSON
myscanner.model  = EW-M752T
XXX.XXX.XXX.XXXは、プリンタのIPアドレス。適切に置き換えよ。
うちでは、プリンタを固定IP(ルータで固定IP化している)で運用しているので、これだけでいい。

imagescanを実行すると、見慣れたイメージスキャンアプリが立ち上がる。使い方はもちろんPCと同じだ。
RaspberryPIでも、スキャンができる。
便利になったもんだ。

なるべくわかりやすく、短く書くつもりが、妙に長くなった。

2021年6月5日土曜日

武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#2

毎日見ているわけではないのだが、しばらく駅前工事が止まっていたように感じていた。
今日、見に行ったら工事をしていた。

工法がかわったようだ。
見に行くのが週末だから、止まっているように見えるのかなと思っていたけど、前回の大量の地下水対策のため、工法を変えたのかもしれない。
巨大グリグリマシンも無い。重機や建材の手配や調整で、工事が止まっていたか?

この土地は色々あって大変なのかもしれない。想像だけど。
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#2
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#3
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#4
武蔵浦和西口駅前K's電気跡地の再開発工事#5