2022年12月30日金曜日

年越し

今年も色々あった。
このブログは、一応、日記であるので、読み直すと色々と思い出す。
記事に書いていない挑戦や失敗も多い。
っていうか、成功と失敗の数を比べたら、失敗の方が多いのは誰でも同じだろう。

コロナ禍の終わりが見えて、"TOP GUN"、"SLAM DUNK"、"Avatar"など、色々な映画が公開された。
サッカー・ワールドカップもあった。
アルテミスの1号機が、月を巡って帰ってきた。

嫌な問題も色々あるが、多くは解決されず、来年へもちこされる。
コロナもまた流行し始めた。

ロシアのウクライナ侵攻、アメリカ国内の分断、中国のZ世代の反乱。
国も地域もバラバラだけど、これらの問題の裏には共通する原因があるように思う。

以下は、個人的な意見だ。なにか根拠があるわけではない。
共通する原因とは「ブルジョア階級と庶民の格差」だ。

たとえば、ロシア。
ロシアの土地にあり、ロシア人が働き、ロシア人に向けて提供されるハンバーガの、チェーン店の売上の一部がアメリカに流れる。
資本主義の競争を頑張っても、なかなか這い上がれない。
ロシアの場合、オリガルヒの横取りや官僚の不正などもあるかもしれないが、巨大資本がその資金力で牛耳っている部分がないといい切れるだろうか。
(だからといって、他国に軍事侵攻していいという理由にはならない。)
頑張っても這い上がれないというのは、アメリカ国内の分断にも見られる。

暴力と資本力という違いはあるが、力により押さえ込むという点では同じだ。
加速度的に、富める者はますます富み、貧しきものはますます貧しくなる。
エネルキーは、温度差だったり、高低差だったり、「差」から取り出す。
ヒトの間の差も同じだろう。
格差を押さえ続ければ、エネルギーが蓄積され、いつか爆発する。
それが中国のZ世代の反乱だったのではないか?

日本国内でも、「ねたみ」のようなものが動機に見える事件が増えてきているように感じる。
全世界で格差が広がっているように感じる。可燃性の感情が蓄積されているように感じる。

表面的に解決するだけでは、1つ終えても次、もう一つ終えても次となり、いつまでも続く。
とはいえ、この問題の根本的な解決は難しそうだ。
おそらく、誰でも解っているのに、解決できない問題の1つだ。

2022年12月24日土曜日

ウクレレが壊れた

セブのマクタン島にはウクレレ工場がある。
ハワイで売られているウクレレの多く(おみやげ用?)は、実はセブで作られているらしい。

もう10年以上前、そこでウクレレを買って、遊び始めた。
この「ねこ歩き」でも使っているやつだ。

このウクレレは俗に言うフレッド音痴で、首も前に反っており、首根っこのあたりの弦が押さえにくい。
M野氏からは「こんなの楽器じゃない」とも言われていた。
しかしながら、音がふわっとした感じで気に入っていた。

嫌なことがあったり、気分がのらない時などに弾いていると、気分が落ち着く。
上手く弾こうとして集中しているうちに、嫌なことを忘れ、上手く弾けると高揚感があるためだろう。
コロナ禍で、やたらと弾くことが多くなり、いつのまにやら、無くてはならない存在になっていた。

それが壊れてしまった。

数カ月前から、音が変だなと感じていたものの、海に入っているので耳にダメージを受けることもある。
また年齢的にも高音域が聞こえにくいと感じることが多くなった。
(開発中の装置の電源が「キーン」と悲鳴をあげるのが聞こえなくなった)

しかし、壊れていたのだ。
1,000円以下で買ったものとは言え、なんという喪失感だろう。
まだ、死ぬには早い。ダメ元で、修理してみよう。

2022年12月22日木曜日

H3打ち上げ2023年2月12日

H3の打ち上げが2023年2月12日に決まった。

1月25日には、H2の打ち上げもあり、3週も空けずにH3の打ち上げになる。
過去にH2を1ヶ月ぐらいで立て続けに打ち上げたことがあったと思うが、今回はそれよりも短いインターバルだ。
H2とH3では組み立て棟が違うので、同時作業は問題ない。

とはいえ、なんか怖い。
けど、これがうまくいけば、いざという時は困難なスケジュールでもこなせるとなり、評判も上がるだろう。

初詣では、たっぷり祈っておこう。

2022年12月17日土曜日

Avatar: The Way of Water を見てきた

前作同様、風景の見せ方が素晴らしい。
水の感じがすごくリアル。
水生生物や、水の流れを肌で感じる(やや言い過ぎ)。
映画を見ているのに、おもわず呼吸が水中モードになる。

唯一の違和感は、裸眼では屈折率の関係で、あそこまでものはハッキリ見えない。
と、言いつつ、子供の頃小学校のプールに裸眼で飛び込んだ瞬間、25mプールの反対までハッキリ見えたことがある。
カンカン照りの晴天で、太陽が眩しく、瞳孔が限界まで絞られ、ピンホール効果で焦点深度が異常に深くなっていたのだろうと思う。
あの大きな目で瞳孔も普通に開いているなら、水中ではぼやけてよく見えないはずだ(地球人なら)。
パンドラ人は、地球人よりもレンズの調整範囲が広いのだろう。

とても長い映画で、途中でトイレに行ってしまった。
Way of waterって、そういう意味?
キャメロン監督は、「途中でトイレに行って一部見ることができなかったら、もう一回リピートで見ればいい」みたいなことを言っているらしいが、もう一回見ても同じところでWay of waterかもしれない。

謎がいくつか残っており、続編が作られるんだろうな。と、思っていたら、帰宅後WikipediaのAvatarシリーズをみたら、Avatar3,Avatar4,Avatar5の書き込みがある。
まだまだ続くのだ。
続編を楽しむためには、觀ておこう。

トイレには注意してね。

2022年12月16日金曜日

ダサダサ望遠鏡を三脚に取り付ける

100均ルーペで望遠鏡を作ったとき、カメラの三脚に取り付けできるようにしていた。
カメラの三脚のネジは、日本で一般的なミリネジ(JISネジともいう)ではなく、インチネジだ。
このコーヒーミルで使った1/4インチのナットは、三脚のネジに合う。
このナットが望遠鏡に付いていれば、三脚を固定できる。

ウチにあった大きなワッシャの穴を六角形に削って、ナットがはまるようにする。
ふちの4つの穴は、対象物に皿ネジで固定するために空けた。
六角形の穴にナットをはめている状態で、ナットとワッシャをはんだ付けした。
このワッシャは、15年ぐらい前、M10のボルトを使ってボール盤に板状のワークを固定するために使っていたもので、測ってみると厚さは2mm以上ある(SPCC t=2.6?)。
ボール盤の下側のナットをTスロットナットにしたので、使わなくなってしまった。
なんかもったいないので、とっておいたのだ。古いので一部錆びている。
今回、それを再利用した。

裏側を見ると、ハンダが全然隙間に入っていない。

実は、この記事の段階では、この状態だった。
これでも使えるのだが、表面で付いているだけなので、すぐに壊れてしまいそうだ。

鉄の表面にハンダを馴染ませるのはやや難しい。
充分に加熱する必要があるが、熱くなると表面が酸化しやすく、付きにくくなる。
そのため、隙間に入っていかないのだ。
こうなることは想像できていたが、はやる気持ちを押さえきれず、ついつい無理をした。

金属の表面を錫メッキすると、ハンダが馴染みやすくなる。
ステンレスやアルミは表面が酸化膜で覆われており、普通ははんだ付けできないと言われる。
それらでも、表面を錫メッキすることで、はんだ付け可能になる。
もちろん鉄でも、半田付けがすごく楽になる。

中学校で、ブリキのちりとりを作ったことのある男子は多いだろう。ブリキは鉄に錫メッキをしたものだ。
簡単にはんだ付けできたのは、錫メッキのおかげだ。

せっかく作ったが、一旦分解して、この方法でナットとワッシャを錫メッキした。
2ホゴで、メッキ不要な部分をマスキングして、メッキした。
メッキできた部分は、錫により白っぽく見える。
これなら、ハンダが馴染みやすいだろう。

もう一つ問題がある。
はんだを馴染ませるには充分な熱を加える必要がある。
また、作業するには何かしらの固定が必要だ。

金属は固く熱に強いので固定できるが、熱伝導率が高く熱が逃げやすい。そのため、小さなハンダゴテでは温度が上がりにくく、ハンダが馴染みにくい。
木材、紙、ブラスチックなどは金属よりも熱伝導率は低いが、熱に弱い。

これらの問題に対応するため、ウチにあったベークライト製の小さなユニバーサル基板の上で作業した。
安い片面基板なので、ハンダが漏れて基板に達したとしても、くっついてしまうことはない。

この状態ではんだ付けすると、ナットとワッシャの隙間にハンダが吸い込まれていく感じがする。
出来上がったのがこれ。
最初のハンダ付けでは、ハンダが盛り上がっていたが、今回はほぼ盛り上がっていない。

ブラッシングして、きれいにしたのがこれ。サビも落とした。
元々付いていたかのような一体感。
しかしながら裏を見ると、今ひとつ。
一部はウラ面まで達しているが、まだ隙間が残っている。
もう少し加熱するべきだった。

とはいえ、表面だけではなく隙間の多くが埋まっているので、期待できる。
また作るときには、注意することにして、このまま作業を続ける。

これを木ネジでMDFボードに取り付け、そのMDFボードをガムテープで望遠鏡に付けた。

サラもみももう少し必要かな。

本当にしっかりとしたものが必要なら、はんだ付けではなく、一体成型か溶接だろう。
しかし、相手はダサダサ望遠鏡だ。そこにこだわってどうする。ダサダサ上等。
W1/4"ナット×1、M10ワッシャ×1。合計200円もしない。
サンポールや鉛フリーハンダも必要だが、全部合わせてもぜいぜい300円程度。手間はかかるけどね。
一体成型にはかなわないかもしれないが、面で付いているので、強度は充分と期待できる。

三脚につけた状態がこれ。

三脚に付いても、ダサダサ感が半端ない。
一応、機能するのだが。

2022/12/18: 写真や言葉の表現を修正。

2022年12月12日月曜日

12日まち 2022年

「12日まち」に行ってきた。
去年は日曜だったけど、今年は月曜。
仕事から帰ってから行くので、どうしても遅い時間になる。

毎年すごい人数なので、神社の熊手は諦めて、売っているものを買う。
それにしても、毎年毎年、値段が倍々で上がっている気がする。

2022年12月11日日曜日

100均ルーペでケプラー式望遠鏡

倍率の違う凸レンズを2つ組み合せると、ケプラー式望遠鏡を作ることができる。
100円均一で虫眼鏡やルーペが売られている。
これらを組み合わせれば、望遠鏡を作れるかもしれない。
と、いうわけで、数年前から100円均一に行くたびに、虫眼鏡コーナーに行って物色していた。

上がレンズ間の距離を調べていたときの実験機で、下が2つめ。

2つめは、基本的にカレンダーの紙で作った。
本体の筒は、きれいに巻くことが難しく、ヨレヨレになってしまった。
対物レンズは、1号機の黒縁の虫眼鏡についていたものだ。
光が反射しないように、望遠鏡の中は墨汁で黒く塗った。

接眼レンズも小さいものを見るためのルーペ。
望遠鏡を覗き込む時に顔に当たらないように、小さな筒を巻いて、出っ張らせている。
小さな筒は、芯になるものがあれば、しっかりと巻きやすい。
2つの筒を重ねることで、ルーペを固定する段差を作っている。
この段差に押し付けるようにして、マスキングテープでルーペを固定している。
微調整できるように、鏡胴はスライドして伸び縮みする。

実際に使った時の写真。
まず、望遠鏡を使わないで、スマホで撮影した時の写真がこれ。
中央付近の赤丸でマークした建物をこの望遠鏡で撮影すると、こんな感じになる。
倍率は19〜20倍ぐらい。しかし、酷い歪みだし、色収差がめちゃくちゃで、虹色に見える。
対物レンズも歪んでおり、はっきりしない。

細かいことをいい出したらきりがない。
そんなことをいうなら、虫眼鏡で望遠鏡を作ること自体、何か間違っている。

もう少し工夫してみようと思うけど、どうなるかな。

前から100均虫眼鏡で望遠鏡を作ってみたいなと思っていて、宇宙系のイベントが多いので、とうとうやってしまった。
実際に作り始めてから、1ヶ月以上かかっている。
なんという無駄だろう。
でも、遊びなんてそんなものだろう。

2022年12月3日土曜日

THE FIRST SLAM DUNK を見てきた

人の動きがすごくリアル。生き生きとしている。
それでいて、CGとは違い、人が書いた絵だ。
試合のシーン、コートの中にいるような視線で描かれていて、無駄にドキドキする。
バスケットリングは写真のように見えた。

大方の予想通り、宮城リョータが中心で描かれている。
漫画の内容とは、多少ストーリが違う部分もあった。

映画を見た人に、スマホで見ることができるAR動画へのQRコードの紙がもらえる。
それと、何故かポカリスエットがもらえた。
'80年代か。懐かしい。

バッシュ(桜木っぽいやつ)を履いてきている人を多く見かけた。
客層は老若男女を問わずバラエティに富む。
この作品が、幅広い世代に愛されている証拠だろう。

対戦相手は…劇場で確認しよう。

2022年12月2日金曜日

悲劇から歓喜

2022年ワールドカップ、日本は「死の組」とよばれたグループE。
前評判では、リーグ戦を通過できないという意見が多かったが、終わってみれば首位通過。
しかも、強豪のドイツとスペインに勝った。

今の日本サッカーは本当に強い。
ドイツで活躍している、ドイツで育てられた若手の活躍が目立った。
日本代表だが、ドイツ代表でもいいくらいだ。(言い過ぎ)

今度こそ、念願の8位に手が届くか?