2021年3月13日土曜日

SSDに移行した

先日買ったSSD去年買ったPCで使うようになった。
テレワークが終わるまで待とうと思っていたが、仮想マシンが重いので結局換装した。
KIOXIAのEXCERIAは堅実なメインストリームモデルなので、 性能重視のEXCERIA Plusよりは遅い(半分ぐらい)が、HDDと比べたら圧倒的に速い(5〜10倍)。
将来、より速いモデルに載せ替えるかもしれないが、今はとりあえず堅実なものを選んだ。

PCを分解してHDDを外し、M.2スロットにEXCERIAを付けた。
SSDは熱くなるとも言われているので、一応ヒートシンクも買って付けてある。
ラベルが付いている状態で、ラベルの上からヒートシンクをはめた。
熱伝導的には最高とは言えないが、空気よりはいい。空気の熱伝導率は非常に悪い。ポリエチレン、シリコンゴム、木材とは桁が違う。 ラベルを気にするよりも、空気を気にするべきだ。空気の熱伝導率は極めて悪い。そのため密着さえすれば効果は期待できる。
ラベルはヒートシンク付属の「熱伝導性サーマルパッド」よりも明らかに薄い。ラベルを気にするなら、サーマルパッドも気にするべきだろう。

もちろん、性能重視のギリギリ狙いなら、ラベルを剥がすのもありだ。
ただし、剥がす際は基板にダメージが無いように細心の注意を。さらに、サポートもなくなるらしい。

Ubuntu 18.04.5(バカなのでまだ18.04を使い続ける)のDVDイメージをダウンロードしてきて、ノートPCでDVDに焼いて、M.2にインストールした。
インストーラもM.2を認識していた。Ubuntu18.04の起動が10秒以下になった。

起動が速くなったのは良いが、心配事もある。
主記憶を8GiBにしている。普通に使うぶんには充分だが、VirtualBoxで仮想マシンを動かしていると、しばしばPaging(Swap)が発生する。
Flashメモリは書き込み寿命がある。Pagingで寿命を減らしてしまってはもったいない。
思い切って、16GiBのDIMMを2枚購入して、合計32GBにした。
残念ながらDIMMはDual rankだった。Slotは4本あるものの、安全のため元々入っていた8GiBは外して使うことにした。

Core i7 + 2次記憶 M.2 SSD + 主記憶 32GiB の環境は素晴らしく使いやすい。
メインのUbuntu18.04上で、VirtualBoxを使ってテレワーク用に用意したWindows10、試しに使っているUbuntu Budgie20.04の2つを動かしていても、全くストレスを感じない。


仮想マシンを動かしていると、消費メモリが増えDisk cacheが働きにくくなり、必然的にストレージのアクセスが増える。結果的にアクセス待ちで激重だった(プロセッサパワーは9割余っているのに)。いろいろ換装後は、それぞれ別の機械で動作しているかのようにサクサク動く。
考えてみれば、プロセッサはマルチコアだし、仮想化機能ももっている。画面もコンポジットウインドウなので、メインも仮想マシンも大した違いはない。
全てがサクサク動いている。

SSDにしたら、主記憶も増設しよう。
とはいえ、多くのSSDは DRAM Cacheもある。
それに期待して、Single rankのDIMMが増えてからDRAMを増設するのもありかも。
普通に使うなら、8GiBで充分なのだから。

追記1: VirtualBox 6.1.18 では、仮想マシンでUARTが動かない。

TeraTermでUARTを使いたいので、これは致命的だ。
Serial ports (uart) don't work on VB 6.1.10, 6.1.12 and 6.1.14
Virtualboxのソースを入手して、上記リンクを参考にパッチをあててリビルドして使え。


追記2: Linuxで、PCIe NVMe SSDのSMARTの状態を見るなら、nvmeコマンドを使う。

以下のようにして、nvme-cliをinstallせよ。
$ sudo apt-get install nvme-cli

SMARTの状態を見るなら、以下のようにする。
$ sudo nvme smart-log /dev/nvme0n1
[sudo] Xxxxx のパスワード: (パスワードを入力)
Smart Log for NVME device:nvme0n1 namespace-id:ffffffff
critical_warning                    : 0
temperature                         : 41 C
available_spare                     : 100%
available_spare_threshold           : 5%
percentage_used                     : 0%
data_units_read                     : 1,201,865
data_units_written                  : 1,147,028
host_read_commands                  : 19,100,479
host_write_commands                 : 8,356,679
controller_busy_time                : 97
power_cycles                        : 62
power_on_hours                      : 269
unsafe_shutdowns                    : 22
media_errors                        : 0
num_err_log_entries                 : 42
Warning Temperature Time            : 0
Critical Composite Temperature Time : 0
Thermal Management T1 Trans Count   : 0
Thermal Management T2 Trans Count   : 0
Thermal Management T1 Total Time    : 0
Thermal Management T2 Total Time    : 0

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