テレワークが終わるまで待とうと思っていたが、仮想マシンが重いので結局換装した。
KIOXIAのEXCERIAは堅実なメインストリームモデルなので、 性能重視のEXCERIA Plusよりは遅い(半分ぐらい)が、HDDと比べたら圧倒的に速い(5〜10倍)。
将来、より速いモデルに載せ替えるかもしれないが、今はとりあえず堅実なものを選んだ。
PCを分解してHDDを外し、M.2スロットにEXCERIAを付けた。
SSDは熱くなるとも言われているので、一応ヒートシンクも買って付けてある。
ラベルが付いている状態で、ラベルの上からヒートシンクをはめた。
熱伝導的には最高とは言えないが、空気よりはいい。空気の熱伝導率は非常に悪い。ポリエチレン、シリコンゴム、木材とは桁が違う。 ラベルを気にするよりも、空気を気にするべきだ。空気の熱伝導率は極めて悪い。そのため密着さえすれば効果は期待できる。
ラベルはヒートシンク付属の「熱伝導性サーマルパッド」よりも明らかに薄い。ラベルを気にするなら、サーマルパッドも気にするべきだろう。
もちろん、性能重視のギリギリ狙いなら、ラベルを剥がすのもありだ。
ただし、剥がす際は基板にダメージが無いように細心の注意を。さらに、サポートもなくなるらしい。
Ubuntu 18.04.5(バカなのでまだ18.04を使い続ける)のDVDイメージをダウンロードしてきて、ノートPCでDVDに焼いて、M.2にインストールした。
インストーラもM.2を認識していた。Ubuntu18.04の起動が10秒以下になった。
起動が速くなったのは良いが、心配事もある。
主記憶を8GiBにしている。普通に使うぶんには充分だが、VirtualBoxで仮想マシンを動かしていると、しばしばPaging(Swap)が発生する。
Flashメモリは書き込み寿命がある。Pagingで寿命を減らしてしまってはもったいない。
思い切って、16GiBのDIMMを2枚購入して、合計32GBにした。
残念ながらDIMMはDual rankだった。Slotは4本あるものの、安全のため元々入っていた8GiBは外して使うことにした。
Core i7 + 2次記憶 M.2 SSD + 主記憶 32GiB の環境は素晴らしく使いやすい。
メインのUbuntu18.04上で、VirtualBoxを使ってテレワーク用に用意したWindows10、試しに使っているUbuntu Budgie20.04の2つを動かしていても、全くストレスを感じない。
仮想マシンを動かしていると、消費メモリが増えDisk cacheが働きにくくなり、必然的にストレージのアクセスが増える。結果的にアクセス待ちで激重だった(プロセッサパワーは9割余っているのに)。いろいろ換装後は、それぞれ別の機械で動作しているかのようにサクサク動く。
考えてみれば、プロセッサはマルチコアだし、仮想化機能ももっている。画面もコンポジットウインドウなので、メインも仮想マシンも大した違いはない。
全てがサクサク動いている。
SSDにしたら、主記憶も増設しよう。
とはいえ、多くのSSDは DRAM Cacheもある。
それに期待して、Single rankのDIMMが増えてからDRAMを増設するのもありかも。
普通に使うなら、8GiBで充分なのだから。
追記1: VirtualBox 6.1.18 では、仮想マシンでUARTが動かない。
TeraTermでUARTを使いたいので、これは致命的だ。
Serial ports (uart) don't work on VB 6.1.10, 6.1.12 and 6.1.14
Virtualboxのソースを入手して、上記リンクを参考にパッチをあててリビルドして使え。
追記2: Linuxで、PCIe NVMe SSDのSMARTの状態を見るなら、nvmeコマンドを使う。
以下のようにして、nvme-cliをinstallせよ。
$ sudo apt-get install nvme-cli
SMARTの状態を見るなら、以下のようにする。
$ sudo nvme smart-log /dev/nvme0n1 [sudo] Xxxxx のパスワード: (パスワードを入力) Smart Log for NVME device:nvme0n1 namespace-id:ffffffff critical_warning : 0 temperature : 41 C available_spare : 100% available_spare_threshold : 5% percentage_used : 0% data_units_read : 1,201,865 data_units_written : 1,147,028 host_read_commands : 19,100,479 host_write_commands : 8,356,679 controller_busy_time : 97 power_cycles : 62 power_on_hours : 269 unsafe_shutdowns : 22 media_errors : 0 num_err_log_entries : 42 Warning Temperature Time : 0 Critical Composite Temperature Time : 0 Thermal Management T1 Trans Count : 0 Thermal Management T2 Trans Count : 0 Thermal Management T1 Total Time : 0 Thermal Management T2 Total Time : 0
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