大晦日になって、国内の一日あたりのコロナ感染者数の記録更新。いよいよ非常事態宣言発令かという危機的状況で、今年は始まった。
度重なる大災害も、助け合い精神で乗り越えてきた。しかし、疫病はその助け合いを制限してしまう。
どんなに社会が発展しようが、結局、自助努力が重要だ。
問題に対処するためには、まずその問題をしっかり明確に理解しなければならない。
人は弱いもので、周りのせいにして誤魔化しがちだ。認めたくないものでも、客観性をもって正面から問題に対峙するべきだ。
私は時々「問題は自分の失敗にある」と堂々と認めるため、「開き直っている!」と文句を言われることがある。時には「絶対にこっちの失敗を認めたらダメだ」と怒られることすらある。
余裕があるうちは、「誤魔化し」でも何とかなる。
しかし、余裕がなくなると、一気に吹き出してきて、手が付けられないくらいの大きな問題になることが多い。
だから、普段から問題に対処しておくべきだ。
去年は、色々あった。
こういうときは、問題点を認識するチャンスだ。危機的状況下では、普段無視している問題点も見えたりする。
せっかく見えたのなら、どんどん対処しておくのが良い。
中古とはいえ新しいPCやプリンタを買ったり、棚やテーブルを買って自宅での作業環境の整理をしたり、電子辞書利用環境を構築したり、ダウンライトに普通のライトを付けるための工夫をしたり、掃除機の動力ヘッドを修理したり...。
人が集まれないために仕事がなくなる業界がある反面、人が集まれないためにお金を払わなくなっている仕事もある(特に公共の仕事は、そういう事になりがち)。
「余った予算で新製品を。」ということで、去年8月頃から急に「早く作れ!早く作れ!」になった(個人的な収入は変わらない)。
急ぐ気持ちはわかるが、同時に2製品の開発を要求され、しかもハードウエア技術者も別の2製品をやっているので、最初の立ち上げ時の共同作業ができず、余計に時間がかかる。
2つ同時に開発すれば、一方の作業が停滞している時に、別の作業をすることで効率が上げられるという考えだろうと思うが、実際にはそうはならない。
作業内容がコロコロかわると、どこまで作業していたか忘れてしまい、思い出すために作業をやり直したり、やったつもりでやってなかったり、あるいはもっと単純に失敗したりする。結局2つ同時に作業することで、1つずつ順番に作業するよりも、作業量が増え、浪費する時間的リソースも増える。
要求に答えて早く作ろうと1人で焦っても、共同作業をするには1人ではどうにもならない。
イライラがどんどん増えるだけだ。
非常にドタバタしている状態だからこそ、問題点がよく見えた。できる範囲で環境の改善に取り組んだ。
振り返ってみれば、見えていなかった問題への対処が、去年の今頃よりも多く進んだ。
忙しいのに、逃げずに努力を続けた。
今年は、それらが収穫になるかも。期待しよう。
明けましておめでとう
返信削除バカ記事ですが、今年もよろしくお願いします。
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