2022年12月11日日曜日

100均ルーペでケプラー式望遠鏡

倍率の違う凸レンズを2つ組み合せると、ケプラー式望遠鏡を作ることができる。
100円均一で虫眼鏡やルーペが売られている。
これらを組み合わせれば、望遠鏡を作れるかもしれない。
と、いうわけで、数年前から100円均一に行くたびに、虫眼鏡コーナーに行って物色していた。

上がレンズ間の距離を調べていたときの実験機で、下が2つめ。

2つめは、基本的にカレンダーの紙で作った。
本体の筒は、きれいに巻くことが難しく、ヨレヨレになってしまった。
対物レンズは、1号機の黒縁の虫眼鏡についていたものだ。
光が反射しないように、望遠鏡の中は墨汁で黒く塗った。

接眼レンズも小さいものを見るためのルーペ。
望遠鏡を覗き込む時に顔に当たらないように、小さな筒を巻いて、出っ張らせている。
小さな筒は、芯になるものがあれば、しっかりと巻きやすい。
2つの筒を重ねることで、ルーペを固定する段差を作っている。
この段差に押し付けるようにして、マスキングテープでルーペを固定している。
微調整できるように、鏡胴はスライドして伸び縮みする。

実際に使った時の写真。
まず、望遠鏡を使わないで、スマホで撮影した時の写真がこれ。
中央付近の赤丸でマークした建物をこの望遠鏡で撮影すると、こんな感じになる。
倍率は19〜20倍ぐらい。しかし、酷い歪みだし、色収差がめちゃくちゃで、虹色に見える。
対物レンズも歪んでおり、はっきりしない。

細かいことをいい出したらきりがない。
そんなことをいうなら、虫眼鏡で望遠鏡を作ること自体、何か間違っている。

もう少し工夫してみようと思うけど、どうなるかな。

前から100均虫眼鏡で望遠鏡を作ってみたいなと思っていて、宇宙系のイベントが多いので、とうとうやってしまった。
実際に作り始めてから、1ヶ月以上かかっている。
なんという無駄だろう。
でも、遊びなんてそんなものだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿