2023年3月11日土曜日

平常心どころか、楽しむ気持ち

WBCで「侍JAPAN」の快勝が続いている。
ヌートバー選手、すばらしい活躍を見せている。
もちろん、走攻守においての活躍もすごいが、ムードメーカとしてすばらしい。
所属のカーヂナルスでもムードメーカらしい。

日本人は責任感が強く、失敗を恐れるところがある。
別の言い方をすると、失敗をすると責任を感じて、萎縮してしまう。
頭では「萎縮してちゃだめだ」と解っている人も少なくはないので、逆に「挽回してやろう」と力が入りすぎてしまう人もいる。
これは、野球やスポーツに限ったことではない。

1つの失敗がチーム全体に広がって、萎縮や緊張に取り憑かれ、普段ならできることでもできなくなる。
こういう時に、ムードメーカがいると助かる。
失敗しても、萎縮や緊張に支配されず、実力を発揮し続けられる。
それどころか、良いムードやメンタルは、実力以上の力を引き出すこともある。

もちろん、失敗を認めなかったり、逃げていたりしたら良くない。
しかし、試合中は試合に集中するべきだ。引きずらないほうがいい。

失敗については、試合が終わった後、危機を乗り越えた後、冷静に分析すればいい。
渦中では状況は絶えず変化し、情報も少ない。
感情的になって、場当たり的に方針転換していれば、ますます正解がわからなくなる。
一生懸命やっているのに、頑張っているのに、人一倍努力しているのに…。
焦りの気持ちだけが大きくなって、チーム全体がギクシャクし始める。

全て終わって、落ち着いてからの方が、分析に向いている。
そして、分析した結果は、将来活かせばいい。1つずつ改善していけばいい。

1つ1つはわずかな事でも積み重ねていくうちに、大きな差になる。

去年の「侍Blue」の長友佑都選手の「ブラボー」も記憶に新しい。
ベスト8には手が届かなかったものの、強豪のドイツやスペインに勝ち、地獄と言われたリーグ戦を首位通過した。
これも、ムードメーカのおかげだろう。

一流のプロ選手は、解っているね。
社会全体が、楽しむ気持ちを大切にするようになれば、景気も上がりそうだ。

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