2023年1月28日土曜日

ご飯大好き

少し前の話になるが、NHK-G「チコちゃんに叱られる!」で、食べ物の匂いを嗅ぐとその食べ物が食べたくなる現象について、チコちゃんは「匂いを嗅ぐから食べたいのではなく食べたいから匂うのだ」と答えていた。

実験映像で、直前にカレーを食べた人が、目隠し状態でカレーの匂いを嗅いだとき、確かにカレーに気が付かなかった。
直前に食べたことで、その栄養がほしい、食べたいと思わなくなり、匂いを感じないというような説明だった。
これで、納得。ガッテン!ガッテン!(違)なのだが…。

ちょっと待て。
このとき被験者は、「ご飯」と答えていたのだ。
カレーには気が付かなかったが、ご飯の存在には気がついている様子だった。

NHKの解説や、先生の説明の通りなら、被験者は「ご飯を食べたい」のだ。
人間は、他の動物と比べて、体重に対する脳の大きさがずば抜けている。
そして、脳は糖分、炭水化物を大量に消費する。
そのため、脳の活動を正常に保つには、糖を大量に必要とする。
さもなくば、精神活動も妨げられ情緒不安定になって、急に不安になったり、怒ったり、泣いたり、おかしな事になる。

低糖質ダイエットが難しいのは、そのへんにある。
自分が情緒不安定になっていることに気がつけば、精神を落ち着かせる努力もするだろう。
しかし、多くの場合、気が付かず、耐えられず、失敗する。
失敗だけなら良いが、おかしな妄想に取り憑かれたりして、心の病気になるかもしれない。

ご飯を食べた直後でも、ご飯が食べたい。
結果と説明をそのまま受け入れると、そういうことだ。
食べても食べてもやめられない。それは、ほとんど「ご飯中毒」だ。

大きな脳を維持するために、ヒトは「先天性ご飯中毒」なのかもしれない。
少なくとも私は、ご飯大好き。
前の「無精ひげの一応日記」の、1ヶ月もしないで10kgの米を食べてしまう記事で使った絵。
バックアップの奥底から発掘された。
ソースのBMPのタイムスタンプは 2006/03/17 21:24:21 +9:00。
当時はスキャナが無かったので、MS-Paintとマウスのみ、一刀入魂で書いていた。
いまでも、色付けはマウスなんだけど。

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