2023年2月4日土曜日

ろうそくのランタン

IKEAに行くと、ロウソクやロウソク用のランタンが色々売られている。
北欧の冬は、日本よりも日が昇るのが遅く、日が沈むのも早い。
しかも長い。

精神的に滅入りそうな状況を乗り越えるためだろう。フィーカやヒュッゲといった文化がある。
コーヒーを飲みながら甘いものを食べて、のんびり過ごすそうだ。
その際に、ロウソクの明かりも楽しむそうだ。
ロウソクの明かりは一定ではなく揺らぎがある。ぼーっと見ていると心が落ち着くように感じる。

防災用に大小様々なロウソクやランタンを買っている。
この記事のマンガで、ワンちゃんが用意しているやつも、マンガだけでなく実際に持っている。
ときどきつかわないと、どんどん古くなってしまう。
夏のロウソクは意外に暑苦しいので、冬に使うのが良い。

テーブルに置いて火を付けてもいいが、テーブルが狭くなり、色々作業が制限される。
無理なことをしていると、倒したり、テーブルから落としたりするかもしれない。
空気が乾燥している季節なので、火が出れば大惨事だ。
かといって、壁に付けたフックに掛けるにも形状的に無理があるし、そもそも壁に傷を付けたくない。

なにかいい方法は無いかと考えて、大きなツッパリ棒を使うことを思いついた。
この「デッドスペースを活用しよう」の記事でやったように床から天井までツッパッて、そこから腕を横に出す。
そこにランタンを掛ければいい。

ただし、今回は2×4の角材を使うわけではなく、市販の大きな突っ張り棒を使った。
できるだけ、手間をかけずに、買い物で済ませようという考えだ。

ビバホームの洗濯物関連商品売り場で、いくつか大きな突っ張り棒が売られていた。
平安伸銅のNSW-12を買ってきた。長さが170〜280cmになる。ビバホームで2,680円だった。
また、「ポール物干しフック」398円も買ってきた。これの先にランタンを掛ければいいだろう。
もっと大きなガッチリした突っ張り棒も売られていたが、ランタンを掛けるだけならこれで充分と思っていた。
さらに、このポール物干しフックが対応可能な丸棒の直径は25〜32mmで、ガッチリした突っ張り棒は直径34mmだった。
ポール物干しフックが対応できない。

これでバッチリと思っていたが、その帰り道、あることに気がついた。
ツッパリ棒はひねる必要がある。
床と天井の間でツッパッている状態で、ひねれば床や天井に傷を付けることになる。
これは問題だ。

あのガッチリした太いツッパリ棒は台座が付いていた。
台座は回らず、押し付けるだけになり、傷は付きにくい。
問題解決のためには、自分で台座を作ればいい。

何かを作ろうと、以前材料として購入していたポリプロピレン製の「まな板」が自宅にあった。
それを加工して台座を作った。
一応、φ34、深さ3mmで座ぐりをして、回してもずれないようにした。
ポリプロピレンは表面がすべすべしていて、ひねるには都合がいい。
できるだけ、買い物で済ませようとしていたが、結局なにか作ることになる。
これを使って立てると、こんな感じ。

ウチの天井は、高い所だと255cmある。さすがに私でも普通には手が届かない。背伸びしてギリギリだ。
しかし、リビングには一段低くなっている部分があり、そこは高さが220cmだ。
この高さならそのまま手が届くので、ツッパリながら微調整しやすい。
また壁際でもあるので、この位置にした。

立てるとき、磁石で付く水平器を使って、垂直を見ながら立てる。
水平器が無いなら、紐と重りを利用してもいいだろう。
必ずに微調整するべきだ。
天井まで手が届かない人は、二人で作業することをおすすめする。
いい加減なことをしていると、あぶないよ。

前述のとおり、ポール物干しフックの対応太さは直径25〜34mm。
ツッパリ棒の太さは25.4mmなので問題ないと思っていたが、伸び縮みする上の方は少し細くなっており、計ってみるとせいぜい直径23mmぐらいしかない。
(ということは、あのガッチリしたやつは、ちょうどいいのかもしれない。未確認)
これでもつくかなと思って、やってみたけどやはり緩いようで、時間と共に滑って降りてきてしまう。

太さをごまかすと同時に、滑りにくくするため、以前ダイソーで買った「ヤモリグリップ」を使った。
これをフックの内側が当たる部分に貼っておいて、フックを付ければ滑らない。

ランタンの上部はロウソクの炎から出る熱で加熱される。
ポリプロピレン(ポール物干しフックの素材)は、電子レンジ用の容器でも使われるため比較的熱に強いが、それでもプラスチックの類だ。
期待するべきではない。少し距離を確保するべきだ。

ダイソーのキーホルダ売り場で、鎖が売られていた。
小さなカラビナも付いており、脱着しやすい。
これをつかって、ランタンを下げた。
ちょっと触っただけで、ちょっと揺れただけで、外れて落ちないように輪っかにしている。
危険なものを扱っているのだ。やや大袈裟なくらいでちょうどいい。

火が付いている状態。
IKEAのランタンは、小型の「ティーライト用(ワンちゃんが用意しているやつ)」と、大きめの「ブロックキャンドル用」がある。
上記写真は、ブロックキャンドル用だ。
ティーライト用よりもひとまわり大きく重いが、使えるロウソクの種類は多い。

できるだけ、手間をかけずにやろうと思ったが、なんだかんだ加工や工夫が必要になった。
ポール物干しフックが重さに耐えられず、少したわんでいる。悲鳴を上げているように感じる。
そもそも使用目的が違っているので、文句は言えない。

写真のロウソクは、IKEAのブロックキャンドルの中では、小さいものだ。倍以上の重さのものもある。
その重いものを使うには、リスクを感じる。

もう少し工夫することになりそうだ。
簡単につかえるキットのようなものがあればいいんだけど。

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