使っている人も増えているだろう。
私もVirtualBoxで試している。
gnome-text-editorで日本語入力をしていると、プリエディットに文字が残り、二重に入力されてしまう問題があった。
ネットで解決方法を探してみると、gnome-text-editor の代わりにgeditを使うとか、ibusの代わりにfcitxを使う方法が示されている。
過去のこの記事に書いているが、gnome-text-editorにはスペルチェック機能がある(geditには無い)。
また、数年前、Ubuntuはibusを日本語入力のデフォルトとするという話があったので、fcitxを使うのも躊躇する。
色々調べていくと、ibusのバージョン1.5.30で解決しているらしい。
ということで、1.5.30がリリースされるまでゆっくり待とう。めでたしめでたし。
と言われても、待てない人もいるだろう。
そういう人は、ソースからビルドしよう。
ソースパッケージをダウンロードすると解るのだが、ibusパッケージはgitで開発が進められており、新しいバージョンのソースをそこから入手できる。
https://salsa.debian.org/debian/ibus.gitをgit clone して、ソースを得る。
各バージョンにtagが付けられている。具体的なタグの名前を知るために、"git tag --list '*1.5.30*'"で確認する。
$ git clone https://salsa.debian.org/debian/ibus.git $ cd ibus $ git tag --list '*1.5.30*' debian/1.5.30-1 upstream/1.5.30UbuntuはDibian系なので"debian/1.5.30-1"が良さそうだ。
これを直接checkoutするのではなく、ブランチを作ってそのブランチで作業しよう。
$ git switch -c xxx $ git reset --hard debian/1.5.30-1これで、ブランチxxxが 'debian/1.5.30-1'が指しているところに移動する。
後は、ソースパッケージからバイナリパッケージをビルドするようにビルドする。
$ sudo apt build-dep ibus $ dpkg-buildpackage -us -uc -b正常に完了したら上位ディレクトリにバイナリパッケージができている。
それらをインストールする。
$ cd .. $ dpkg -i *.deb
インストールできたら、再起動する。
これでプリエディット残存問題は解決するだろう。
しかし、本来は待つべきなのだ。
自分でビルドするなら、自己責任で。
しばらくぶりに新しい記事を書いた。
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