すこし鮮度の落ちたニュースだけど…。
遅れていたH3も問題解決のめどが立ち、2022年度内に打ち上げを目指している。
2020年5月の試験の際に、新規エンジンLE-9のターボポンプのタービン羽に亀裂が見つかった。
理想的な条件だけではなく、やや無理な条件下でも試験して、「ここまでやっても大丈夫」というのを確認するらしい。
その際に、問題が出たそうだ。
その対策後に、今度はフラッタと呼ばれる振動問題が生じた。
なんだか複雑そうな問題で、対策は困難という話もあったが、新しい計測手法の導入などで何とかなったようだ。
5回の試験もパスし、打ち上げのめどが立った。
問題を解決した時、「完成したもの」以外にも、見方や調べ方や考え方といったソフト的なものが得られる。
これらは開発のための重要なリソースになる。完成品には直接現れないが、価値のある成果物だ。
せっかく得た経験を無駄にしないためにも、継続的に開発を続けられるようにしてほしい。
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