2021年5月15日土曜日

ダイソーの拡大鏡をヘッドルーペに改造#2

ヘッドルーペのレンズは、さっと動かなければならない。
前回、ダンボールで作ったのは、寸法を調べる目的だったので、動く部分はいい加減だった(爪楊枝や、円柱状に加工したダンボールを使っていた)。
爪楊枝で止めているところは重力で落ちてきてしまうし、ダンボールの円柱は動きが悪い。

動かしたい時には簡単に動いて、止まっていたい時は止まっていてほしい。
この2つの相反する要求を満たさなければならない。

いろいろ考えて、大きなスナップボタンを使うことを思いついた。
結合時、バネ式にホールドされており、簡単に動くし、適切な摩擦で位置が維持される。
レンズなどの可動部分にこれを使おう。

つる接続部分はレンズの面から垂直に出ているわけではない。
左が加工後、右が未加工。
斜めの部分にスナップボタンを付けると、斜めに回ってしまう。
さらに外側は丸くなっており、何かをしっかり固定するのには向かない。
ヤスリ等でまっすぐ垂直となるように削る。
そこに、大きなスナップボタンのオス側をM3皿ネジとナットで固定する。
このスナップボタンは、セリア(だったかな?)で買ったものだ。いくつか余っていたのでそれを使った。

部品の結合をスナップボタンにしておけば、試作で部品を作り直したときに、交換を容易に行えるという利点もある。

以上までの写真では、片側しか映していない。
実は、もう片側を加工しようとしたら、うっかり折ってしまったのだ。
加工のためには、まず固定することが重要だ。しかし、レンズの形は曲面で構成されており、しっかりと固定することが難しい。
色々やっているうちに、うっかりやってしまった。
壊れた拡大鏡はまだあるので材料には困らないのだが、失敗を繰り返していたら、永遠に完成しない。

固定用の治具を作るところから始めよう。

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