2021年5月29日土曜日

足のかたち

15年ぐらい前から、足の裏に何かあると感じる。
見た目では何もないのに。

靴底に固くなったガムが付いているような、存在感。
毎朝、起きた瞬間は存在感がかなり弱く、痛みも極わずかだ。
しかし、仕事などで移動して、現場に到着した頃には、大きく膨れていて、存在感も痛みも強い。
足全体が腫れている時もある。変動が大きく、説明が難しい。

そういうとき横になれば楽だろうと思うのだが、仕事場で横になるわけにはいかない。
見た目では何もないので、説明も困難だ。

何度か医者に行っているが、原因不明。もちろん治らない。
厄介なのはMRIの撮影のために、横になってしばらくすると、ひいてくることだ。
痛みは残っているが、存在感はひいている。
その画像を見て何か解るのか?と疑問を感じるが、プロの医者なら解るかもしれないし、素人が意見する部分でもない。
10数年前に1回撮影し、先月末頃再度撮影した。
その時の先生は「足の専門医に見てもらうべきです。紹介状を書きます」と言って、紹介状を書いてもらった。

洗濯機の修理やその他の用事で、なかなか病院に行けず、やっと今週行ってきた(発病から15年も経ってるんで、1ヶ月なんて何でも無い)。

専門医の先生に最初に指摘されたのは、足の形だった。
私の足の人差し指は、親指より長い(中指も親指より長いかも)。親類縁者ではそんなに珍しいことではなかったし、友人(背の高いやつが多い)の中に似た足を持つものもいたので、そんなに珍しいことだとは思っていなかった。
実は国内では珍しいらしい。

それから次々に、問題点を言い当てられた。
足に靴が合わなかったとき、4Eの靴を薦められて余計ひどい目にあった事も、言い当てられた。
珍しいとはいえ国内でも一定数は存在する。海外に目を向ければ、さらにその割合は増えるだろう。
国内9割だけの対処法だけではとどまらない。さすがは専門医。

先生はさらに、驚くべきことを言い当てた。
関節や皮膚が柔らかいだろうと言い出したのだ。
手や足がよく曲がるし、膝の関節がずれたようになる(少しずれているのに、癖になっていて痛いけど全範囲で動く)こともある。注射や採血の後、脱脂綿を医療用の絆創膏で止めるが、その絆創膏で皮膚が剥がれたときがある。
どこもかしこもフニャフニャで、自分は何か努力が足りなかったのかと、子供の頃から思っていたのだ。
しかし、それらのフニャフニャは、この足を持つヒトの遺伝的特徴らしい。

私は病的なレベルではないので、気にする必要はないそうだが、この特徴がさらに病的にまでなると、通称「ゴム人間」と呼ばれる人になるそうだ。

足の形だけで、そんなことまで解るのか。
専門医って、すごい。

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