CDは、歌詞カードや解説が付いていて、YouTube等にはない面白みがある。
改めてStrangerを歌詞を読んでいて、ふと思った事があった。
Don’t be afraid to try again邦訳の歌詞では、
Everyone goes south every now and then
怖がらずに もう一度やってごらん
次から次へと
人々は南へ向かっている
私は文書の読解能力が低いようで、学生の頃も国語や英語の成績は決して良くは無かった。
だからなのか、上記歌詞の内容がどうもよくわからない。
歌詞全体を読んでみても、突然"Everyone goes south every now and then"=「次から次へと 人は南へ向かう」というセリフが出てくる。
(歌詞全体は、いろいろな権利があるだろうから、各自で調べてみて)
わからないのは、何故「南へ」なのか?
90年代初頭、ツアー旅行で米国へ行った。
その時の添乗員が以下のような注意を我々にした。
- 危険な所に近づくな
- ロサンゼルスの南側はダウンタウンで治安が悪い
- ロスに限らず、アメリカの大都市は、何故か南側がダウンタウンになっている事が多い
- NYでは、ブルックリンがダウンタウンだ
- 何故なのかはわからない
今では、ブルックリンは人気の街だ。
「南に行く」というのは、ダウンタウンへ向かうという意味なのかもしれない。
夢を追いかけて大都会に出てきたが、現実は厳しい。競争だらけで、気が休まらない。
挑戦することにも疲れ果てて、ダウンタウンへ向かう。
そういう意味と考えると、「怖がらずに、もう一度やってごらん」という話とつながってくる。
みんな傷ついているよ。疲れているよ。みんな同じだよ。
でも、なぜ「南」なのか?
なぜアメリカでは、ダウンタウンが南にある(ことが多い)のか?
改めて調べてみると、地図の書き方に原因があるらしい。
日本でも欧米でも、地図は北を上に書く。
南に向かうというのは、地図上では下へ向かう事になる。
アメリカの多くの都市は、計画都市であり、計画的に作られてきた。
地図を見ながら計画的に。
そのため、なんとなく南を「下」と感じるのかもしれない。
何の証拠もないのだけど。
日本では、疲れ果てた人は演歌の世界へ、日本海や北の大地を目指す感じがする。
逆に南に行くと言うと、成功者がトロピカルな世界へ豪遊に行くような印象がある。
言葉や音楽が文化に強く依存していると改めて感じる。
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