面白そうなので、買ってきた。
おそらく、アントシアニンの色だろう。
この紫カリフラワーの色からは、全く想像できないかもしれないけど、アントシアニンは、イチゴの色素でもある。
実はアントシアニンは、酸性で赤、アルカリ性で青や緑になる色素だ。
イチゴが真っ赤なのは、酸性でアントシアニンが濃いためだ。ネットで検索すれば青いイチゴを見ることもできるだろう。この青いイチゴは全く味がしないらしい。すなわちイチゴ独特の酸味が無いため、青くなるのだ。
青い食べ物は少ないせいか、なんとも不気味に感じる。
背後に写る重曹(炭酸水素ナトリウム)の水溶液は、アルカリ性だ。
この紫カリフラワーを重曹で茹でれば、青いカリフラワーになるだろう。
「重曹で茹で」だけでなく、「ポッカ100レモン茹で」「塩茹で」をして、色の違いを見てみよう。
左から、薄紫が「ポッカ100レモン」、紫が「塩」、水色が「重曹」だ。
レモン汁が少なかったためか、赤がいまいち。
塩茹ででも、少し青みが強くなった感じがする。
重曹は、シアンっぽい色になった。綺麗な言い方をすれば「ティファニーのカリフラワー」だ。
(ネパール人なら、ティファニーの氷フライ)
もちろん、全部マヨネーズをかけて食べた。
味はどれも変わらなかった(レモン汁も重曹もそんなにたくさん入れてない)。
食べきらなかったぶんは、甘酢漬けにして冷蔵庫に置いていた。
数日後に見たら、すごいピンク色になっていた。
アメリカ人のケーキのような蛍光ピンク。
すごいピンクだなと思いながら、ぱくぱく食べてしまって、途中で「写真をとっておけば良かった!」と気がついて、慌てて残ったものを撮影した。
2021/01/04 追記 | 青いイチゴはフェイクらしい。 今日になって、数年前に読んだ記事を探してみたが見つからず、「青いイチゴ」や"blue strawberry"でGooglingしまくったら、Blue Strawberry, Real or Myth?を見つけた。 農作物を寒冷環境に適応させるために、Arctic flounder(北極のヒラメ)の不凍糖タンパク質の遺伝子を、植物に移植する事が20年も前から行われていたらしい。 しかしながら、それでイチゴが青くなるわけではない。 青いイチゴの写真は、「不凍」から連想する自動車用のクーラントの色に、Photoshoppingしてつくられたイメージだそうだ。 「アントシアニンは、アルカリで青くなる」という知識があったせいで、騙されてしまった。 それにしても、なんとフェイクニュースの多いことか。 |
最近の食べ物はカラフルだね👍
返信削除カラフルさ余って、不気味さ100倍ですね。
返信削除とはいえ、子供の頃から食べていれば、慣れてしまうのでしょうね。
粉のジュースを舐めて舌の色が変わっていた頃を思い出します。
ジュースの粉あったねぇ~
返信削除まだあるのかな?
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