2024年1月26日金曜日

TVを固定#2

TVを固定#1
TVを固定#2
TVを固定#3
TVを固定#4

部屋のTVを固定するのが一筋縄ではないことを、前回の記事で書いた。
どこかで「えい、やー」が必要だ。

同じ場所に設置するのがベストだ。
今ある台の裏の三角地帯にちょうど入る三角柱型の棚があればいい。
天井との間に突っ張り機能で固定できれば安定度も増す。

しかしながら、そんな都合の良いものがあるわけがない。
一般的なコーナー棚である二等辺直角三角形ではないし、天井との高さも一定ではない。
こんな条件の複雑な棚、少なくとも安価では市販はされていないだろう。

無いのなら作る。ここを気合で乗り越えよう。

材料は2x4の木材を使うことにした。
デッドスペースの棚を作成するときにも使った。
とても一般的な材料だし、それ用の金具も多く市販されている。
突っ張り機能のアジャスタもあるし、同じメーカのTV固定金具もある。
便利なものが使えるなら、どんどん使うのだ。

上記TV固定金具の資料を読むと、2本の2x4でもTVは設置できる。
今回は部屋の角にも柱を一本立てて、三本柱を梁でつなぐような構造にするので、よりしっかりする。

高さや三角形の辺の長さを採寸して、必要とする材料の長さを決定した。
そのとき、ノートに書いていたメモ。
Libreoffice Drawで書き直そうかとも思っていたが、そのまま。
斜辺の945mmは、730, 600から計算して数字を丸めている。
この時点では、548とか393とかそのまんま、中途半端すぎる数字になっている。

市販されている2x4の材料の長さはフィートが多く、飛び飛びの長さになっている。
ビバホームでは材料を指定した長さで切るサービスもあるが、短い材料を伸ばすことはできないし、元の材料の長さにうまく入る組み合わせを考えなければならない。
天井までの高さはそこそこあるので、充分な長さの2x4の材料を使う必要があり、選択肢は限られる。
購入できる材料がどういうものかを見るために、新都心のビバホームへ向かった。
ビバホームのホームページで材料が検索できると楽なのだが。

いろいろな材質の2x4が売られている。
集成材のものは狂いが少なく、表面もきれいで良いのだが高めだ。
SPF材は安いが、表面が荒れていたり曲がっていたり節が多かったりする。が、選んで買えばいい。
妙に安い12フィート(3,650mm)のSPF材の2x4があった。この長さで980円
より短い10Fのほうが高い。
表面にスタンプが押されており、それで安いようだ。
スタンプの部分は、壁側のウラ面にすれば見えないし、どうしても表になる部分は、かんなをかけて削ってしまえばいい。

帰宅後、自宅で材質や長さを検討する。
最初は集成材にしようかと思っていた。が、集成材は8フィートで1,880円。
すなわち、安いSPF材12フィートと比べ、長さは2/3で、値段は2倍。合わせて3倍の値段ということになる。
今回は、色々挑戦的な製作だ。失敗して全部燃えるゴミになるかもしれない。
また、高い材料をつかうと躊躇して、思い切った作業ができなくなるかもしれない。
買いに行ったときに激安材がちょうど売られていた事に運命的なものも感じる。

勉強や試作と考えて、まずは安い材料で作ることにした。

後日、切り方(寸法の組み合わせ)を決めてマンガ(以下)を書いて、ビバホームに持っていった。
この時点では、寸法を5mmに丸めた。当初の計画とは2mmぐらいずれるのだが、それでも誤差は1%程度で自分の加工精度その他を考えると充分だ。

例の激安材が少し減っていた。この値段だ。人気があるのだろう。
真っ直ぐで節が少なく割れや傷のない材料を山の中から3本選んで購入。
こういうのは、早めに選んだほうがいい。
購入後に、加工場所に持ち込んで、持ってきたマンガを示しつつ、口頭で細かな説明をして、切ってもらった。
2mを超える2x4材3本を持ち帰るのはしんどい。
切られた材料を配送サービスに持っていって、自宅へ送ってもらう手続きをした。
ついでに、金具(ダイドーハントの2x4サポート "24T2-WH" を2つ)やネジも買ってきた。

翌日、材料が届いた。
配送サービスを申し込んだとき、「集合住宅の場合、エントランスで受け渡し」と話していたので、取りに行こうとした。
ところが配達員は部屋の玄関まで運んでくれた。親切な人だったようだ。

材料は揃ったので、次回は治具の作成や下加工について書く。

2024/1/28: 手書きの絵を追加した。実は今回は紙のノートと電卓だけで検討している。Blog用にLibreOffice Drawで書き直そうかとも思っていたのだが、面倒なのでやめた。

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