2023年2月5日日曜日

抜歯から2年も経ったのに

最後の親知らずを抜歯した後、歯茎から骨がしばらく突き出ていた
グリグリ処置の後も、別の骨が突き出して、結局半年激痛を我慢して過ごした。

人間とはすばらしいもので、そこまで痛いとだんだん慣れてしまう。
特に舌の痛みが無くなったら、それだけで何でも食べられるし、苦痛から開放された気分になっていた。

そうして、抜歯から2年が経過した。

抜歯部分、鏡で見る限り何もない(骨は突き出していない)し、舌の激痛もない。
しかしながら、わずかな痛みがあった。
口の中を怪我しているときのように、口の中がベタベタするし、時々血の味がすることもあった。
抜歯部分付近の歯磨きをしていると、2ヶ月に1回ぐらい炎症を起こしたようになることもあった。2週間ぐらいで回復するし、抜歯後の激痛と比べたら大した痛みでもない。
歯の色がどんどん黄色くなっていた。この色素はどこから?口内でわずかに出血している?
世界中がそうだったように、この3年間マスクをすることが多かった。
マスクの中になぜか傷口の臭いがこもっている気がしていた。これは毎日だった。ひどい時は頭痛を感じるほどだ。
しかし、TVなどでマスクで自分の口臭を気にする人が多いという話を聞いていたので、自分もそうなんだろうと思って、気にしないようにしていた。

今思えば、数々の細かな現象が、異常を示している。
しかし、もう50代半ば。年をとればそういうこともあるのか。と納得して、抜歯から2年、気にしていなかった。

しかし、先日歯を磨いている時、抜歯した付近から「何か」が取れた気がした。
吐き出してみると、直径3mmぐらいの黒い塊が出てきた。黒ゴマよりは大きいが、小豆よりは小さい。
そういえば、抜歯直後大きなくぼみが空いており、食べ物がはまってしまうことが多かった。
しかし、抜歯した付近を、強く磨いたり、強くゆすいだりしてはいけないと歯科医師から言われていたので、治るまで我慢していたのだ。
傷口がふさがるのが早い体質なので、なにか異物が残っている状態で、傷が塞がってしまったのかもしれない。

抜歯部分付近の歯磨きで炎症のような状態になっていたのは、内部に残っていた何かとの平衡状態を崩したために生じていたと考えられる。
そのように考えると、抜歯後の傷が、2年間完治せずに残っていたのかもしれない。
それがやっと排出された?

黒い塊が何だったのかはわからない。
なぜ歯磨きで、この排出現象が生じたのかもわからない。

それがとれてしばらく、骨の味がしていた(骨が歯茎を突き破って出てきている時の味)が、今はほぼしない。
口の中のベタベタも、マスクをしている時の傷の臭いも、急激に減少している。
その他、「年齢のせいだ」と思っていた細かな不調も回復している気がする。

これで完全な回復の始まりかな。

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