ダイビングウエアは、どれもこれも水の出入りが少なくなるように、ピッチリに作られている。
冬用は特にピッチリだ。
先日、新しいマリングローブをもらった。
もちろん新品だし、作りも良い。
ボロボロになりがちな手のひら側が、繊維質の表地で強化されており、強さと確かなグリップ感を作っている。
残念ながら良いことばかりではない。
いくつか問題がある。
1つは、ピッタリなウエアにありがちだけど、着けにくいのだ。
例えば左手に手袋を着けた後で、右手に着けるのが難しい。
素手なら細かな作業もできるが、手袋をしている左手で、右手に手袋を着けなければならない。
特に水で濡れていると、滑りが悪くなり、手袋の縁が内側に巻き込まれがちになる。
縁を引っ張るために、肌とグローブ間に指を入れようとするが、繊維質で滑りが悪くうまく入らない。
2つめは、手首のベルトをつまみにくい事だ。
手首にベルトが付いており、冷水が入りにくくするために締められるようになっている。
そのベルトは、ベルクロで固定するようになっている。
取っ手もつまみも無いので、うっかりすると隙間なくピッタリと張り付いている状態になる。
その状態では、グローブをした手で剥がすのが難しい。
3つめは、手首のベルトが抜けてしまう事だ。
ベルトはベルクロで固定するのだが、リングで折り返して締め付けるようになっている。
ベルクロを剥がしておくと、リングからうっかり抜けてしまうことがある。
抜けてしまうと、グローブをした片手で挿入するのはすこし難しい。
これら問題に対処するため、マリングローブを改造した。
まず内側に巻き込まれないように、そして引っ張りやすくするために、手首に短いベルトを付けた。
そのベルトの先にDカンを1つ付けて、握りやすくした。
さらに、ベルクロの端にもベルトで作った取っ手をつけて、はがしやすくした。
その取っ手のおかげで、リングから外れにくくなる。
実際に装着している様子。
これでかなり使いやすくなるだろう。
とはいえ、しばらくは夏用のグローブを使うんだろうな。
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