2022年2月20日日曜日

ウエストサイド・ストーリー を観てきた

コロナが明けつつあり、上映を控えていた映画が次々に上映されている。

今の時代だからこそのリメイク。
(もちろん「マンボ」が「蔓延防止」を思わせるからではない)

コロナの前から「壁」が問題になっていた。
かっこつけや意地により、自己のアイデンティティを守る行動が増幅され、結果的に取り返しのつかない事になる。
どちらも「(自分たちが思う)正義感」を貫こうとしてしているだけだ。
映画として客観的に観ている時はそれがよく解るが、いざ当事者となるとなかなか難しい。

どんな人であれ、人はヒトだ。ヒトは完全でなはい。
相手の悪い点は、いくらでも見つかる。
でも自分の間違いは受け入れがたい。間違いを指摘されると、言い訳を考えたり、逆ギレしたり…。
正義も悪も主観的なもので、ヒトが作った定義であり、完全な正義なんてない。

主観的なものなので、解決のカギは自分を内側にある。自分の心にある。

バーンスタインの音楽は、今聞いても良いと感じる。
さすがスピルバーグ作品だけあって、映像に奥行き感があり、また移動しながらのキレのあるダンスがかっこいい。
ダンスは、旧作品の「ウエストサイド物語」よりも明らかに進化している。キレキレ感が増している。
それでいて、色合いはフイルム撮影のような、昔風になっている。

長めの映画だが、テンポよく話が進むので、長さを感じない。
音楽やダンスの迫力を感じたいなら、映画館での鑑賞がおすすめだ。

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