2022年1月22日土曜日

大災害が多いけど、

豪雨、台風、洪水、地震、津波、火山噴火、パンデミックも。

毎年、パニック映画のような事件が起きているように思う。
パンデミックで生活が追い詰められ、世界中で暴動や「やけくそ」犯罪のようなものが増えている。
昨今の石油の高騰も、産油国の石油関連施設への破壊活動が増えたのが、原因に多少あるらしい。
それだけならいいが、軍事的な緊張も高まっている。

自分の立場を守るために、敵を作る。
「自分たちが苦しいのは、他の奴らのせいだ!」みたいに。
これが「壁」になる。
さらに危機が、広く、大きく、増加していく。ケスラーシンドロームのように。

コロナのパンデミック、何が怖いかといえば、「社会の分断」だ。
分断が、経済活動や助け合いを停滞させる。成長を妨げる。
最近では、コロナと経済活動を別に考えるのではなく、一体として考えるようになってきているが、「分断」だけはまだ取り残されているように思う。

苦しいことを周りのせいにしていれば = 他人に責任転嫁していれば、一時的に多少は気が晴れるだろうが、逃げているだけで何の解決にもならない。
我慢しているのと同じだ。以前書いたように、我慢では出口の見えない困難を乗り越えられない。
「逃げる」のも「我慢」も無用とまでは言わないが、一時的な手段であって、最終的な解決方法にはなりえない。
完全に解決していない問題は、いつまでも努力(逃避や我慢)を必要とする。
もし「ずっと努力しているのに、暮らしが楽にならない」と感じるなら、逃げたり我慢したりしていないか考え直してみよう。

ヒトは1人では生きていけない。
分断が深くなればなるほど、苦難は増える。
敵を作らなければ、衝突もない。
助け合いが増えれば、被害を最小にして、立ち直りを早める。

経済的に、物流的に、世界中はつながっており、戦争をすれば勝者はいないと言われている。
「孫子の兵法」は有事の際は有用だが、社会が安定してくれば、そして安定を維持したいなら「孔子の教え」の方がいい。
どちらも優れた思想だが、今の時代、どちらが合っているか?

人類はまだまだ非力だ。自然の猛威には対抗できない。
災害が大規模化しているし、増加しているので、誰でも被害者になり得る。
敵を作ってどうする? 早い立ち直りこそが力になる。

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