1986年の映画 TOP GUN の続編、"TOP GUN: Maverick"をみてきた。
オープニングが、前作とほぼ同じ。
TOP GUN という仕組みが導入されることになった理由が文字で表示され、夕焼けの中での発艦作業の風景で「ゴーン…」という音。
ただし、飛行機が、F-14 トムキャットから、F/A-18(E?F?) ホーネットになっている。
そして、発艦するすると、エレキベースが響き、"Highway to the danger zone"がはじまる。
音楽と記憶は強く結びついているらしい。
否が応でも色々思い出す。
当時、私は高校生だった(この高校に通っていた)。
1986年といえば、日本全体がキラキラと輝いているような、バブル景気が始まった年だ。
その頃、どんどん豊かになっていく中で、ビデオデッキが普及して、レンタルビデオ屋が増えていく過程だった。
高校ではアルバイトは禁止だったが、家が貧乏だったので、ビデオレンタル屋で隠れてアルバイトをしていた。
そもそも、親からは「中学卒業後、働いて家にお金を入れてくれ。どうしても高校に行きたいのなら、アルバイトをすること。」と言われていた。
そのため、学校がアルバイトを禁止していようが、「高校に通うか、やめるか」の二者択一で高校生活が始まっているので、高校に通っている間はアルバイトをやめるわけにはいかなかった。
明確に矛盾する条件を満たすための答えは「隠れてアルバイトをする」だった。
(一応、学校にも相談したのだが、却下された)
この頃から、この矛盾を押し付けてくる大人の行動が嫌いになっていく。
その後、バブル景気のあおりを受け、親からは「卒業後、進学しても良い」と言われるようになる。
卒業後は働くのだと思っていたので、進学のための勉強をしておらず、あわてて技術系の専門学校に進学した。
「手に職があれば、一生食いっぱぐれない」という考えだった。
今考えると、人生の大きな転換点だったように思う。
色々脱線したが、新しい TOP GUN も、とてもおもしろかった。
ライバル「アイスマン」との友情がいい。
日米関係に重なって見える。
過去に巨大戦艦や原子爆弾等で本気で戦った。色々わだかまりもあったが、今はお互いにリスペクトし合っている。
世界中がいつの日かこういう関係なること望む。
2022/06/02:修正 Maverickのスペルを間違えていた。直した。
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