日曜日、草加まで行く用事があったので、思い切って自転車で行ってみた。
ウチから武蔵浦和へ出て、国道17号で南下、外環道へ出たらそれを東へ行けば、草加(新田駅付近)までいける。
ウチから目的地まで、Google Earthでざっくり道をたどってみると、18kmぐらい。
自転車なら、半日で往復できる(のんびりはできないが)。
外環の側道の脇道の歩道を自転車で、えっちらおっちら、進んでいると「草加西高前」という交差点があった。
埼玉県立草加西高等学校。我が母校である。
ダウドン(山田うどん)もまだ残っている。懐かしい。
20年以上の歳月が流れ、雰囲気がすごく変わっているが、具体的に何が変わったのかよくわからない。
わざわざ正門の前の方へ進んでみた。
二十数年前、西秋際のときに、二つの校舎間の歩道の部分に水色のペンキを大量にこぼした。
慌てて拭いたが、ペンキはブロックの隙間に流れ込んで、完全に拭い去ることはできなかった。
職員駐車場の前あたりから、覗き込んでそのペンキを確認しようとしたが、さすがに見えなかった。
新田駅付近に住んでいたので、通学時は裏門を使っていた。
クワイ畑(というか田んぼかな)の角を曲がって、裏門側へ向かう。
隣は、上野女子短期大学だったはずなのに、宅地になっていた。
色々違和感を感じていたのは、これが原因なのかな?などと考えていた。
裏門から、通学路を逆に通ってみようと思って、どんどん進んだ。
方向としては、こっちでいいはず。
と思って、進んでいくと、どういうわけか、外環自動車道に出る。
20年以上前なので、記憶が曖昧だが、通学時に外環自動車道なんか渡ってないということは、はっきり言える。
こんな道路を忘れるわけがない。絶対に渡っていない。
だだっ広い空き地があって、そこに舗装されていない獣道のような砂利道があり、そこを通っていた。
夏場は、乾いた地面から砂埃が舞い上がるような、感じだった。
まわりは、セイタカアワダチソウや、ススキが生えていて、荒野といった雰囲気だった。
その部分を、はっきりと覚えていた。
どこかで間違えたんだと思って、付近をグルグル回っていると、どうしても同じ場所に出る。
通学路は諦めて、友達のウチの方へ帰る道を通って、目的地へ向かうことにした。
その後、用事を済ませて、帰宅した。
帰宅後、Google mapで、もう一度、通学路を見直してみた。
そして、思い出した。
在学中は、外環自動車道は、まだ無かったのだ。この世に存在していなかったのだ。
記憶の中のあのだだっ広い空き地は、その建設予定地だったのだ。
地面をならして、道路っぽくする前の段階だったので、そのころ、道路の一部だと気がついていなかった。
そして、二十数年の歳月の間に、外環道が無かったことなどすっかり忘れていた。
そんなに、時間が経っていたのかと改めて認識した。
オヤジ化するわけだね。
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