2020年5月23日土曜日

新型コロナ、日本で少ないのはなぜ?

日本での新型コロナウイルス(の第一波)が収束しそうだ。
来週早々(5/25)にも、首都圏の緊急事態宣言が解除されようとしている。
この記事にも書いたが、東京の2週間後はNYと言われていたのに、そうはならなかった。

都市封鎖することなく、感染者の把握も充分ではない。日本国政府の対策も後手後手だ。
中国との経済的つながりも強く、観光客も多い。新型コロナウイルス感染者の出たダイアモンド・プリンセス号も押し付けられた。
普通に考えれば、爆発的に感染者が増え、医療崩壊を起こす。
それなのに、収束つつある。そのため、数字を隠しているという噂もある。

確かに、PCR検査が少なければ、数字の誤差は増えるだろう。
逆に、検査数を増やせば、誤差は減るだろう。
とはいえ、たとえば先週検査をしたから、来週も大丈夫と言えるか?来月や再来月は?
検査しても、その後に感染するかもしれない。それは次に検査するまでは判明しない。

すなわち、どんなに検査を増やしても、検査に引っかからない感染者がいるのだ。
また、どんな測定でも誤差があるし、人は必ずミスをする。
そこに「数字を隠す」ということまで加えると、「PCR検査が少ないから」なんて、どれだけ意味がある?

感染爆発の圧力がこれほどにまで強い地域は、世界的に珍しいかもしれない。
なのに、収束しつつある。日本で新型コロナウイルスが抑えられているのは、何故だろう?
以下は、個人的な意見である。

おそらく、市民一人一人、各個人の危機管理レベルが高い時期だったのだ。
まず、基本的なところから。
日本は4月入学であり、2月は受験の時期でもある。大事な受験の前に風邪をひくわけにはいかないので、受験生を持つ家族は、年末年始を楽しみながらも、注意は怠らない。

そして、日本は近年、毎年のように大規模な災害にあっている。特に去年の台風15号の千葉県の被害は甚大で、年明け後には応急処置のブルーシートの老朽化が問題になり、ニュースで流れていた。
さらに、去年の12月、NHKで「体感首都直下」という科学的知見に基づいた極めてリアルなドラマがメディアミックス形式で放送されていた(見ていて、怖くなるほどのリアル感)。

2月には、クルーズ船「ダイアモンド・プリンセス」が日本に押し付けられ、目の前で感染が広がり、死んでいく状況がリアル報道された。
3月になれば、3.11の記録映像が繰り返し流れる。

おそらく、日本で生活をする多くの人が、無意識のうちに「危機」に対して、敏感になっていた。それがひたすら続いている。
そのため、この記事「新型コロにゃんウイルス」に書いたように、大流行しそうだったインフルエンザですら押さえ込んでしまったとも考えられる。

無意識とはいえ、連続した緊張感のため、桜の季節には多少緩んでしまった(四季を愛でるのも日本文化だから、多少はしょうがない)。
そのせいで、一時的に感染の拡大がおきた。
しかし、基本的には危機対応モードになっている。3月末では失敗したが、ゴールデンウイークの連休では、失敗しなかった。

どんなに悪い政策でも、市民が努力をすれば社会は良くなる。
政策面をどんなに調べても、その答えは見つからないかもしれない。

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