2012年9月17日月曜日

またCebuへ行ってきた#6/6

8日め(divingは最後)は、近場の浅い海ということになった。
明日の早朝の飛行機で日本へ発つので、安全を考えれば当然のことだ。

昨日調子の悪かったBCDの代わりを、朝Shopで適当に見つくろう。
良さそうなのがあったが、当事者は昨日のBCDでいいという。レンタルBCDよりも自分のBCDが良いのだろう。そういう人も多い。

本日の1本目は、コンチキ。
過去にShopのボート"Guwappa"(ビサヤ語で「美女」の意味)を係留していた場所だ。
今は、黄色い潜水艦とその基地が係留されている。
黄色い潜水艦はオーストラリア製で、韓国資本の所有らしい。

黄色い潜水艦の近くから、エントリする。
用意をしているとき、「ガソリンいっぱい飲んでる」という声が黄色い潜水艦から聞こえてきた。
日本語に聞こえたが、ビサヤ語かもしれないので、ダイビングスタッフに意味を聞いてみた。
「たぶん日本語。メカニック日本人。」と返事が帰ってきた。
しかし、「ガソリンいっぱい飲んでる」とはどういう意味だろう。事故でもあったか?

潜って、潜水艦に近づく。潜水艦の両サイドには、直径40~50cm程度の窓が5~6個並んでいた。
窓はアクリルまたは、ポリカーボネートのようだ。厚さは5~10cmぐらいに見えた。屈折しているだろうから実際の厚さは不明。中から現地人スタッフがジッとこっちを見ていた。
手を振ってみると、ニヤリと笑って、手を振りかえしてきた。見張りをしているようだった。
マナーの悪いダイバーも多いからね。得に某隣国には多そうだ。

またもやオニカマス(バラクーダ)。群れではなかった。
マアジいたが小さい集団だった。本隊はどこだ?
ミナミハタンポの群れも発見。
おお、遠くに鯵玉発見。
最初は小さいアジダマだったが、実は下の方の集団と合流して、巨大なアジダマになった。
基本的に動画で撮影し、写真はほとんどとらなかった。

そして、第二次メモリ不足「撮影可能枚数が0です」になってしまった。
十分な容量があると思っていたのに、動画を撮影しすぎたのだ。
ここから先は、写真をあきらめて、海を感じる事に専念する。ボートに上がったあとで古い写真を消せば良い。

コンチキから、マリンステーション(北)へ向かってドリフトダイブ。このポイントにしては透明度が良い。18~20ぐらいだろうか。途中で小さな網袋を仕掛けている人がいた。脇にタンクを固定している。変なスタイルだ。
背中に網袋を担いで、ビーチから歩いてエントリしてきたか?邪魔するといけないので、無視して通り過ぎた。

マリンステーションで、ボートに上がって、次のポイントへ向かう。

次のポイントは、シャングリラ。Mactanの北の端の方。ここは、深くても10m。普通、5~7mを行く。
Last diveにはちょうどいい。やや遠いが、Mactan周辺だし、仮に海が荒れても、帰れないということにはならない。
ボートの上でサーフタイム兼食事。
不要な写真を消しておく。交通博物館を見学に行ったときの写真とか、無駄なものがいっぱい入っていた。
ある程度消して、充分だろうと思っていた。

オヤビッチャとロクセンスズメダイの集団に襲われるガイド。
餌を持って行ったので、めちゃくちゃだ。
この後、ガイドの足元に落ちていた食いかすを拾って持ち上げると、今度は私に向かってオヤビッチャがきた。
グローブの上から、手を噛まれた。
しかし、オヤビッチャの口はあまり危険ではない。

ここで、第三次容量不足。消し方が甘かったのだ。
水中である程度消すが、もうどうでも良い。Last diveだ。海を楽しもう。
二匹のヒメオニオコゼ。
普通、喧嘩ばかりするので2匹が揃うことは滅多にない。
どうやら、オスとメスのようだ。
仲良くするのだぞ。

そろそろ上がる時間なのになかなか上がらない。
5m付近ではうねりは感じないが、上を見ると波が強そうだ。波の高いところで上がるのは一苦労だし、危険でもある。
ボートはより波の少ないところに逃げたのだろう。
そこまでキックで移動する必要がある。

上がると、風が強く波も高い。
今回のトリップでは、ありえないくらい天候に恵まれていた。
まるで、自分たちのダイビングが終わるまで、悪天候を我慢していたようだ。

昨日に続き、今日も上がった後で、ピルセンを飲む。Last Diveが終わり、ちょっぴりしょっぱい。
別に涙の味と言うわけではない。波が高いので、ボートが波しぶきをかぶるのだ。

その晩、入れ替わりで別のお客さんたちが来た。
非常ににぎやかな集団であるが、ハメを外しすぎるところもあり、危険極まりない。
注がれるがままに焼酎を飲んでいるうちに酔っ払っていた。

その後、色々遊びに行くが、記憶が断片化していて、どうやってホテルに戻ってきたかわからない。
普段入らない値段の高いお店にいったはずなのに、憶えていないとは何かもったいない。
やっぱり、飲兵衛は、良いお店に入っても、もったいないだけだ。

次の日の早朝、5:45にロビー集合。昨日の新たなお客さんたちは、Moalboalツアーのためにやはり5:45に集合。

昨日の酒が残っている。気持ち悪い。
8/31と今日9/9は移動日で、中8日。8日間連続で潜れれば、充分だと言う人もいるだろう。
それでも、潜りたいのだ。この「かしこまった」感じの無い、普段着感覚のやさしい海が好きなのだ。
毎日天候に恵まれて、普通のダイビングを普通にした。それが良いのだ。
癒される感じがする。
これからMoalboalへ行く人たちがうらやましい。
名残り惜しいが、引っ張ればそれだけ辛くなる。簡単に挨拶を済ませて、飛行場行きの車にのりこんだ。
体が大きいので助手席に座る。「またね~!」エースガイドとオーナがホテルのエントランス前で手を振っていた。
車は「ウイ~ン」と音を立てながら、バックで出て行く。2人がフロントガラス越しによく見える。
何かがこみ上げてきた。二日酔いで、バックだからだけでは無い。
近いうちに、またこよう。そう思った。

おしまい。

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