2本めは、戻ってカサイウオール。 戻ったときに、ヨーロッパ系は降りて行った。 ペスカドールでは、クラゲが多かったので、カメを期待。 いた!逃げるであろう方向にまわり込んでおいて、パチリ。 おお、やっぱりこっちに来たぞ。 ダメダメ、そんなに近づいたら逃げちゃうよ。 さらに先回りして、パチリ。 やった! 安全停止時に、小さな魚を狙う。
たくさんのカメを期待していたのに、あまり出なかった。 二本目終了後に昼食&休憩。
2時から3本め。タリサイ。 潜る前に、雨が降っていた。風も出てきており、こういうときは早く海に入った方がむしろ暖かい。 誰よりも先に、海に入った。 上がると、雨は止んでいたが、風は吹いていた。 しかし、ビーチへ戻るころには風も静かになり、暖かくなっていた。
夜は、シルバーレイでBBQを食べた。食事中に外は土砂降りの雨。食後には雨も上がり星が見える。 食べているときに、サンダルが破損。ホテルに戻った後、売店で良さそうなのを探すが、サイズがあわない。 ホテルの従業員が、大きなサンダルを履いていたので、貸してくれないか?と話したら、別のサンダルを持ってきて貸してくれた。少しチップをあげると、"only borrow"(「貸しているだけですよ」の意味だろう)。ボロいサンダルだったが、彼にしてみれば大事な財産なのかもしれない。"I see. It's for your kind."と言ったら、納得していた。 雨も上がっていたので、道端の立ち飲み屋風カウンターバーに行き、みんなとおしゃべり。 実は昨夜、持ってきたライターのガスが無くなり、急遽 Diving Shop のチャッカマンを借りてライターの代わりに使っていた。カウンターの中にいる女の子は、チャッカマンが珍しかったらしく、ものすごく興味を持っていた。 次に来るときには、日本から持ってきてやろう。
次の日。今日も快晴。明け方は良かったが、日が登ると、急激に暑くなる。 また、今日は8時から16時まで停電だそうだ。水道はタンク式なので、無くなれば水道も使えなくなる。トイレを流す水を8時前に使っておかなければならない。逆算して7時に食事にした。 今日は、午前中に2本潜って、午後はMactanへの移動になる。停電でも我々にはあまり関係ない。
一本目は、再度ペスカドール。 またもやヨーロッパ系と一緒。ドイツ人の若い娘さんx2だった。 潜る前に、我々のスタッフが歯磨き粉でマスクの曇り止めをしているのを見て、その娘さんが何をしているのか聞いてきた。説明をすると、自分たちのマスクも同じようにすると言い出した。スタッフはやさしいので、自分のお客さんでもないのに、歯磨き粉を手渡した。 ドイツの娘さんは、量がよくわからないと言いながら、たっぷりと歯磨き粉をつけた。レンズに塗りのばすが、量が多すぎる。 そのままバケツにつけて、ゆすごうとした。バケツの水が「全部歯磨き粉水」になってしまう。 思わず"No! No!"というと、"What fail I do?"と、とても困惑した顔をしながら答える。 白人は、有色人種を怖がると聞いたことがある。ドイツ人にも負けない身長で、現地人のように日焼けした私が言えば、怖かったかもしれない。相手はおそらく20代。場合によると10代かもしれない。 そのような娘さんを怖がらせるとは、Dive master 失格だ。恩師も Diving を楽しくする事を強調していた。 体の大きさから来る失敗について、10代末のころから気にしている。人と話すときに、なるべく圧力をかけないように、最善の注意をしている。しかし、それでも時々やってしまう。相手は、自らを世界でもっとも優秀であると言うアーリア系だが、若い女性だ。考えが足りなかった。 何も言わずに、手で水をすくって、マスクにかけてやる。 幼少のころ、ものみの塔の人がうちにきて、キリスト教の話をしていた。軍隊が進行する時の話だったと思う。川の水を飲むときに、犬のように口を水につけて飲んではいけない。手ですくって飲めという話だった(宗教の話なのに、なぜ軍隊なのかはわからない。男の子の気を引くための話なのかも※)。 相手はキリスト教だろう。わかってくれるはずだ。 娘さんも納得したようで、自分でやり始めた。量が多すぎて、歯磨き粉が大量に残っている。娘さんたちはドイツ語で話はじめ、どうやらそのまま潜って水中で洗い流すと話しているようだ。 バカなことを。 水中でマスクを外せば、ものはぼやけてしか見えない。きれいに洗い流せたかどうかの確認は出来ないだろう。"Can I help you?"と言いながら、マスクを指差すと渡して来たので、キレイにしてあげた。 これもDive Meisterの役目だろう。これで差し引き0。 ペスカドールには、へんなクラゲがいた。 最初はうすぼんやりとしかみえておらず、しかもクエスチョンマーク"?"に見えた。 指をさして、ガイドにDiving手話で「何?」とすると、ガイドは手でクエスチョンマークを書いた。 そうだそうだとうなずくと、ガイドも「わからない」とかえしてきた。 カツオノエボシは、小さなクラゲが集まったものであると聞いたことがある。もしそうなら、この長くつながっているやつも、その仲間かもしれない。カツオノエボシはすごく痛い危険なクラゲだ。 近づきすぎないように、ゆっくりと近づいて撮影した。
9/23 追記 こいつは、クラゲの仲間では無いらしい。ホヤの仲間だそうだ。 ホヤは脊索動物であり、我々脊椎動物に近い。 クラゲのようなわけのわからない連中と一緒にして、失礼な事をした。 クラゲはサンゴに近い。サンゴといえば海の守り神的な存在なので、これもまたバカにはできないのだが。オオモンカエルアンコウもいたが、もういいや。 二本目は、トンゴ。 やっと大量のカメが出た。カメの衝突がおきるほどあちこちに。 上の方では、ダツの群れが泳いでいた。 光の感じが神秘的できれいだった。写真ではうまく写らないけど。 食事の後で、新しいサンダルを買い、借りていたサンダルをホテルの従業員に返した。 さらにお礼に10ペソあげた。大したことをしてないのにという感じで、少しテレているようだった。 その後、車でMactanへ向かう途中、BariliとCarcarの間の峠で、バナナチップを買った。 買ったのは、観光客が絶対にこないだろう場所の小さなサリサリだった。 突然店の前に車が泊まり、日本人が数人降りてきたので、お店の人はビックリしているようだった。お店の前はワイワイガヤガヤ。ある人は金を払う前に試食していた。おもわず「金を払ってから、たべなよ」と言った。 普段は店番は奥さんの仕事のようだが、旦那さんも奥から出てきた。何ことかとキョロキョロしている。 バナナチップは、1袋5ペソ。みんな10袋ずつ買う。大量に仕入れがあったようで、なんとか足りた。 おそらく地元の人も、よく買うのだろう。 車の中で、一袋食べた。 New Bridgeの工事で、Old bridgeが混んでおり、交通マナーが悪いので、Old Bridgeは上下線とも渋滞。New bridgeから、Mactanへ入った。 New bridgeの工事は、まだ数ヶ月かかるだろう。年末年始もたぶんだめだ。 つづく。 ※ 当時、ものみの塔の話は、神様の話と聞いていた。軍隊のエピソードとしては、象がアルプスを越える話もしていた。たしか、象は越えられなかった。そして、同じく神様の話として、古事記の話も同時進行で読み聞かされていたので、私の頭の中では、古事記とキリスト教が混ざっていた。 そのため、しばしばものみの塔の人に、スサノオやヤマトタケルの質問をした。それでも、付き合ってくれたのだから、すごいことだ。多神教じゃないのに。
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