2012年9月12日水曜日

またCebuへ行ってきた#3/6

なんか1日に1日分の記事を書いている。
3回ぐらいで書こうと思っていたのに、書いていると色々思い出す。
ついつい、余計なことを書く。
この辺から、ペースをあげて書くぞ。

さて、3日めは、いよいよ王道の「ヒルトガン(Hilutungan)」x2本。
この時期に連続して3日ベタ凪は信じがたい。海が荒れればボードでの移動は結構しんどい。長距離なら、なおさらだ。さらに島の端っこの方は、波が高くなる。
と言うわけで、Tingoにしようと提案したのだが、「ニタリは、いないよ。」「空振りだったらどうする?」という意見が出て、取り下げた。個人的には、何もない場所も好きなのだが…。

一本目は、ダイコンをボートに置いてきてしまった。
ガイドもいるし、命の問題にはならない。

黄色いウミウシの卵の横に、白いウミウシがいた。こいつが生んだのか?
朽ちた潜水艦のような、大きなアラ。
悪者っぽい。
実は前々回のダイブの時からゲージから泡が漏れていた。写真を撮るときも小さなシュワシュワ泡が写るのでうっとおしい。良い写真を撮るなら、何とかしたほうが良い。そして、師匠の「まわしてごらん」という言葉を思い出した。
水深20m付近を先行中に、高圧ホースとコンソールの間をくるくる回す。
以前は、結構固かったように思うが、意外に軽い。いくらでも回る。
逆に回してみる。やっぱり軽い。いくらでも回る。
ネジが緩んだり、しまったりしていれば、ホースとコンソールの位置関係がずれるはずだが、まったくそのような事はない。
手応えがないので、コンソールからゲージを外してみた。師匠が時々やっているのを見ていたので、はずし方はわかる。
高圧ホース接続のナットの部分はがっちりしており、封印のようにペイントマーカが塗られている。
この部分は触るべきではないだろう。
カシメの部分から泡が出ており、その部分がグラグラだ。「これを回すのかな?」と思い、回したりグラグラさせたりした。すると、余計に泡が出てきた。
ヒヤッとして、ゲージを見ると、正しいと思われる値を示している。あー良かった。
とりあえず、ガイドに近づいて、ガイドのオクトを確認しておく。
そんなこんなをしているうちに、徐々に浮上してきた。
10mぐらいかなと思って、ダイコンを見ようとしたときに、はじめて無いことに気がついた。
水深計はダイコンだけだ。
途中で安全確認をしていなかったことになる。安全確認を怠るとはDM失格だ。とはいっても、ゲージが怪しいので、どっちを優先するかは微妙だが。
ウエイトは2kgで十分なのだが、写真用に3kgつけていたので、うっかり浮上する事もない。
しかし、意識を集中しておいた方がいいだろう。撮影はやめた。

浮上後に、ボートでダイコンを探すが、見つからない。
ガイドが心配して、こっちを見ている。海でなくしたのか?という話になりかけた。そうなら、次のダイブはサーチ&リトリーブか?そんなのは、自分でもいやだ。
「気にしないでいいよ。」と言いながら、タバコを吸おうとした。
タバコを吸うためだろう。同じく喫煙者の仲間が自分のバッグの中をまさぐりながら、「あれ?」
見ると私のダイコン。
どうやら、私がウエットを着るときに外して置いておいたのを、その人が自分のダイコンを出しっぱなしにしていると勘違いして、自分のバッグにしまったらしい。
そういえば、下半身だけウエットを着て、ブーツを履いたところで、トイレへ行った。目立つところに置いておいたので、当然その人の目にも止まる。
それで、間違えたのだろう。

二本目もヒルトガン。昼食後なので「昼渡岸」と書いてもいいだろう(うそ)。
もぐるやいなや、ロウニンアジの群れ。
ここから、望遠に切り替えて撮影。
さすがはXZ-1。透明度が高ければ、水中でも望遠が使える。
発情期の色になっているのもいた。
ずいぶんデカいのもいた。望遠だから余計にでかく感じる。
始まったばかりなので、まだ浅い(それくらいすぐにロウニンアジがいた)。
浅いところで、サンゴにつかまり、ジッとしているのがいたので、撮影した。
朝日の中のニチリンタテハゼではなく、人のライトでちゃっかり撮影。
タカサゴの群れ。これもうまそうだ。

ヒルトガンののんびりツバメウオ軍団がいなかった。
どこへ行ったんだろう。

その日は帰って、数年前に死んだShopのボスの息子に合いにいった。
実は、彼はボスと妾の間に生まれた子だ。
現在、shopは正妻により運営されており、正妻は彼を認めていない。
女性ならば無理は無い。
私には、腹違いの兄がいる。私の母親は妾ではない。父親は前の妻と正式にわかれた後で、私の母と一緒になった。そのため、厳密には立場は違うのだが、この子には何か感じるものがある。
ボスは良い友人だったので、その彼が愛した正妻も息子も同じように大切にしてあげたいのだが、正妻と息子の間にはマリアナ海溝よりも深い溝があり、一方から隠れながら、もう一方に会わなければならない。さらに私は、その子の母親(つまりボスの妾)が、嫌いなのでややこしい。

その子に前に会ったときは、うつむいてばかりいたので、学校で「日本人の子だ!」みたいにイジメられているんじゃないかと心配していたが、今回はにこやかで、のびのびしていた。単純にテレていただけかも知れない。良かった。
英語も少しわかるようになってきたので、ビサヤ語だけでなく、英語でも会話した。

なんだかんだで、またもや書きすぎた。
結局1日しか書いていない。
つづく。

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