2025年3月9日日曜日

足の爪

子供の頃、お風呂上がりの時に足の薬指の爪が剥がれてしまうことがあった。
元々ヘニャヘニャな爪で、お風呂上がりにはさらに柔らかくなり、うっかりすると剥がれてしまうのだ。
特に痛くもなく、ほっておけばまた生えてくる。

小学生に上がる前に、そういうことを時々経験していたので、それが普通と思っていた。
あるとき、「爪は剥がれても良いんだよね」とおふくろに話したら「ダメだよ!」と答えた。
とは言われても剥がれちゃうんだけどな…と思っていた。
成長するに連れ、足の爪も大きくなり、剥がれにくくなった。

しかしながら、成長により別の問題が生じる。
体がどんどん大きくなるので、衣服も靴もどんどん合わなくなる。
きつい靴を履いて、激しい運動や長距離の歩行(お金がなかったので、越谷から歩いて秋葉原まで行っていた)をしていると、足の親指の爪の根本が黒くなる。
黒い部分は爪とともに移動して、半年後ぐらいで全部入れ替わり元に戻る。

大きな靴を入手すれば良いのだが、限界が来た。
28.0cmでもきつく感じるようになった。しかし1985年当時、それよりも大きな靴は見つからなかった。
ないんだからしょうがない。

80年代と言えば、冬はスキー。
レンタルスキー靴も合わず、痛いのを我慢してスキーをしていた。
スキー靴は硬い。爪への負担も大きい。爪がよりひどくなったことがあった。
さすがにこれはまずいかなとも思ったが、爪が入れ変わるまでには半年かかるので、見極めるには待たなければならない。
しかし、その時は数ヶ月経っても、爪が伸びてこない。
半年後でもそのまま。

そして1年後、なんと爪がポロリととれた。
すると、爪の下に新しい爪(8割ぐらいの大きさ)が用意されていた。
その爪が伸びて、しっかりとした爪になった。
爪の元の生産部分もダメになって、その部分から再生し直したようだ。
そんなこともあるのか。
樹上生活をしていた祖先たちにとっては、爪の喪失はよほど致命的だったのだろう。
普通に剥がれたらすごく痛いし、再生力もすごい。

まれに輸入品と思われるスポーツシューズで28.0cmよりも大きな物がみつかったので、以前はそういう靴を買っていた。
10年ぐらい前から、28.0cm以上の靴も入手しやすくなった。

それはさらに別の問題を生じさせた。
日本では足の幅が広めの人が多いらしい。そのため増えた靴の多くは幅広用だった。
しかし、私の足は全体的に細長いので、そのような幅広靴はガバガバなのだ。
幅広用の靴を履くと、横がガバガバなので、足の爪だけが靴の先端に当たり、痛くなる。爪が黒くなる。
靴紐でぎゅっと縛っても、つま先の方はガバガバなので、あまり効果がない。
激しく動き回るときは、つま先こそが重要なのだ。

最初のうちは外国メーカの靴は大丈夫だったが、時間とともに日本でよく売れる幅広靴にどんどん変わっていった。
80年代なら、ナイキのサイズ11はぴったりだったのに、最近ではガバガバだ。
ティンバーランドのアウトドア靴も、10年前はぴったりだったのに、ダメになった。

しかし、New Balance の靴は、幅'D'がある。
大きなスポーツ店なら、サイズ11の'D'が見つかる。
最近ではスポーツ靴は、New Balanceだけにしている。

スポーツ靴は良いけど、サラリーマンが履いているような革靴や、雨の日の長靴はそうはいかない。
痛いのを我慢しなくてはいけない。
1年ほど前、そのように我慢していた。
それでまた爪が黒くなった。

そこまではいつものことだ。また半年待つか。と、思っていた。
しかし、去年は違っていた。数カ月後に爪の伸びが止まった。
コロナの影響?とにかく爪の成長が止まった。
しかも、血の塊がある部分が先端付近にある状態で爪が伸びなくなった。
(明確にコロナに感染した事実はない。調子が悪いときに何度か医者で検査をしたが常に陰性だった。)

ダイビングに行くので、当然海に入る。海の中で水を蹴るために足を巧みに使う。
(最近は、マリンブーツもガバガバ) その影響か、爪の血の部分に空気が入ってしまった。その状態でも爪が伸びない。
それから半年、今年になってまたやっと爪が伸びてきた。
爪には、成長が止まっていた部分に横線が入っている。
その根本はきれいな爪だが、その先はかなりガタガタだ。

あと数ヶ月ですべて入れ替わるだろう。

2025年3月2日日曜日

今年は遅めの河津桜

先日、別所沼公園、ヒヤシンスハウス近くの河津桜が咲いていた。

今年の冬は暑くなったり、寒くなったりで、よくわからない。
昨日は、4月の暖かさだった。防寒着で直射日光を浴びると暑いので、ブルゾンで買物に行った。
月曜からまた冬の寒さに戻るらしい。
ジェットコースターのような気温の変化だ。

大気が高エネルギー状態になり、激しい気象になる。
それが温暖化だ。
数年前のフンガ・トンガの噴火の影響はまだ続く。
噴火当時は少なくとも3年は影響が続くと言われていた。
去年の発表では今後10年と言う話もでている。
極めて稀な現象なので、今後どうなるかは誰にもわからない。

とはいえ、去年と一昨年(噴火以降)、夏の暑さが急激に強くなった。
(トンガの噴火は暑さにあまり関係ないという話もある)
一部のへそ曲がりを除いて、これに異を唱える人はいないだろう。
地球沸騰化なんて言葉も出てきた。
まだまだ数年は暑さ対策が必要なので、早めに用意しておこう。