2018年4月22日日曜日

Ready Player One を見てきた。

当初は見るつもりが無かったのだが、NHKの朝のニュースで紹介されていたので、見てみた。
最初の戦闘シーンと自動車のレースシーンがド派手で、途中で「もういい!」って気分になるくらいだった(3Dで見たせいかもしれない)。
こういう派手な映画は、映画館で見るに限る。

2045年の現実世界が、グーニーズの出だしを思い出させるような曇り空。薄暗く肌寒い感じに表現されていた。
現実世界が面白くなく、皆がVRの世界に楽しみを見出している。

Back to the future のデロリアンが出てきたり、80年台のサブカルチャーが映画全体に散りばめられている。
いろいろなモノが出てくるのだが、あまりにも多すぎて、よくわからない。
ガンダムの動きが素晴らしかった。
考えてみると、あの頃の作品の焼き直しがなんと多いことか。
ストーリーは単純明快で、大企業の悪者オヤジの悪企みを、純粋な若者が叩き壊すというものだ。
伝統的なお約束のストーリ展開で見ていて気分がいい。

最近はTVの視聴率が伸びないそうだ。情報源がTVではなく、ネットやSNSが中心になりつつあり、そうなると自分の好みに合う情報ばかり集めるようになる。
その結果、メイン・カルチャーと言えるものがなくなり、何もかもが言うならばサブカルチャーだ。
(NHKばかり見ている私もまた少数派の1つだろう)
TV全盛の、皆が同じ物を楽しんでいた時代(だからスーパースターも誕生した)から、新しい時代に移ったようにも思える。しかし、TVやラジオなどのマスメディアが存在しない時代もまた、それぞれの社会毎に話題の中心がバラバラだっただろうと思うので、ある意味では昔に戻ったとも言える。

しかし、どんどんバラバラになることもないだろう。過去バラバラだった世界がどんどん統合されていったのだから、統合もまた自然の流れだ。
今は、貿易摩擦が貿易戦争に発展しそうな時代だが、どこかで共通の価値観が生まれ、また統合へ向かう時代が来るだろう。
その後にまた分裂、そして統合、分裂、統合…。分裂と統合は繰り返えされるものかもしれない。

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