2012年10月26日金曜日

Ubuntu 12.04 にした

先日、母艦のUbuntuを12.04 "Precise Pangolin" に入れ替えた。
半年前に出ていたが、ずっと無視していた。
新しすぎるやつは不安定なので、半年ぐらい待っていたのだ。

入れ替えて驚いたのは、動きがかなり軽くなったことだ。
ネットワークまわりが軽くなった感じ。NASへのアクセスも軽い感じがする。
Kernelが3.2.xになったためか?
最近、GCCも新しいパッケージになっていたので、最適化の性能が上がったのかもしれない(想像)。

もちろん、困ったこともおきた。パネル上から
  • パネル内にスピーカアプレットがなくなってしまった。
  • インプットメソッドの表示がなくなった。
  • 日付時刻表示に時刻しか表示されなくなった。

  • さらに、以前はALT+右クリック(さらに前は右クリックのみ)でパネルのメニューが出たのに、出なくなった。
    Internetで調べたら、ALT+右クリックではなく、ALT+Windows+右クリックに変更になったそうだ。
    Happy Hacking Keybordには、Windowsキーは無いので、操作できない。
    他の方法を探すと、"GNOME Classic(No effect)"でログインするとALT+右クリックで操作できるようになることがわかった。

    一旦ログアウトして、"GNOME classic(no effect)"でログインし直し、パネルのメニューを表示させる。
    スピーカーの絵を探すが、見つからない。
    Googleで探すと、Ubuntu日本語フォーラムで、こんな記事が見つかった。
    以下の部分の上2行を実行したら、スピーカーのアプレットが表示された。
    sudo apt-get install dconf-tools
    dconf reset -f /org/gnome/gnome-panel/
    nohup gnome-panel --replace &
    
    インプットメソッドの表示は、この記事を参考にした。

    日付時刻表示は、この記事を参考にした。
    dconf-editorを起動して、以下のように書き換えた。
    半年待っただけあって、多くの問題の解決方法が簡単に見つかる。 とにかく、dconf-editorが必要だった。
    dconf-editorをinstallすると、メニューの「アプリケーション」→「システムツール」のなかに "dconf Editor"ができる。
    GUIでも設定をちょこちょこ変更できる。
    他にも色々いじれるようなので、もう少し見ておこう。
    色々調整をしたので、ついでに以前から自宅のプリンタ(Canon LBP-1310)がまともに動作しないことについても調べた。
    Googleで検索すると、Canonがドライバを配っていることがわかった。
    まず、中途半端にinstallされているプリンタを削除する。Ubuntuの「システム設定」内の「プリンター」とかかれたアイコンをクリックして、「プリンター」のダイアログを表示し、左下の[+|-]ボタンの'-'をクリックしてプリンタを削除する。
    CanonのHTML形式のドキュメントを読みながら、設定をした。
    途中の、
    # /usr/sbin/lpadmin -p [プリンタ名] -m [PPDファイル名] -v usb:/[デバイスファイルパス] -E
    
    それぞれ伏せ字の部分は、
    項目入力備考
    [プリンタ名]lbp1310任意の名前でよい
    [PPDファイル名]CNCUPSLBPSERIESLJ.ppdドライバ添付のREADME-lips4-2.5x.txtを参照
    [デバイスファイルパス]usb://Canon/LASER%20SHOT%20LBP-1310?serial=040311100830/usr/sbin/lpinfo -v で取得
    何と長いのだろう。あまりの長さに、信用できなかった。
    とした。
    すなわち、発行するコマンドは以下のようになる。
    # /usr/sbin/lpadmin -p lbp1310 -m CNCUPSLBPSERIESLJ.ppd -v usb://Canon/LASER%20SHOT%20LBP-1310?serial=040311100830 -E
    折り返しちゃって、なんだかわからない。
    折り返さずに表示すると、こんな感じ。
    # /usr/sbin/lpadmin -p lbp1310 -m CNCUPSLBPSERIESLJ.ppd -v usb://Canon/LASER%20SHOT%20LBP-1310?serial=040311100830 -E
    
    残りの作業も、ドキュメントにしたがって粛々と行う。

    作業完了後に、システム設定のプリンターを開いてテストページを印刷すると、ちゃんと印刷できた。
    いくつかpdfファイルを印刷した。問題ない。
    lprでテキストファイルを印刷してみた。一応、印刷できたが、あまりにもシンプル過ぎる。ついでに、日本語がでない。
    フィルタを入れ替えようかとも思ったが、geditで印刷すると、ちゃんと日本語も出るし、ファイル名やページ番号もつく。
    これでいいや。

    一応、普通に使えるようになった。
    軽くなったのがとてもよい。
    2017/11/22 プリンタ登録コマンドの折り返さない例を、スクロールするようにした。

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