2024年9月1日日曜日

夏のおわり

子供の頃、8月の末には時々涼しい風が吹いて、夏が終わるのを肌で感じた。
「もっともっと遊びたいのに、もう終わっちゃうのか。次の夏にはもっと遊ぼう。」と思っていた。
また、「夏が終わらなければいいな。」とも思っていた。

しかし、終わりが来るから、「終わらなければいい」と思える。
その大切さに気づく。
そして「次の夏にはもっと遊ぼう」という思いが、向上心を育む。
常夏の環境では、味わえない感覚かもしれない。

考えてみると、夏だけではない。
春夏秋冬それぞれの終わりと、年末、特に大晦日にも似たような気分になる。
さらに子供の頃、日曜日の夕方、夕焼けを見ているときにそういう気分になった。

一歩引いて。
思春期の頃は、毎日がそんな感じだったように思う。
毎日一生懸命生きるが、知恵が付いて物事が見えるようになれば、自分の至らなさにも気づく。
「もっと何かできたんじゃないか?」「明日はもっと頑張ろう」と思った。
(そんなときに「だらしない」みたいに言われると、カチンとくるものだ)
その思いが成長につながるのだろう。

夏だけではないのと同じように、思春期だけでもない。
秋は何かを始めるのに良いと聞いたことがある。
ときどき見直して、改善していこう。

温暖化の影響で、夏がなかなか終わらないけどね。

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