2013年7月22日月曜日

雲見で潜ってきた

雲見で潜ってきた。

カメラにSDカードを入れ忘れていたので、写真撮影は諦めた。
最近、涼しい日が続いているが、21日も涼しかった。というより、上がってくると寒い。
車で移動中、安良里から松崎の辺りまで、道の上に泥がかぶっており、道の脇には岩や木が落ちていた。
集中豪雨の被害のようだ。地上がこれでは、海に大量の土砂が流れ込んだと考えられる。

潜ってみると、水の濁りが激しい。透明度は約5m
山からの土砂もあるが、栄養塩と有機物の供給で、プランクトンが大量発生しているのだろう。
下の方は水温も低く、17℃ぐらい。5mmのウエットで長時間はきつい。

濁りがきつかったので、田中さんの判断で、パーティを田中さんチームと淳ちゃんチームに分けて潜っていた。
集団を小さくすることで、目視の範囲に全メンバーを置く作戦だ。さらに、地形が複雑なので、他のパーティとの接近&すれ違いもよく起こる。
すれ違い時に、自分のパーティがどっちか分からなくなるときがあるし、すれ違うために縦長隊形になると、パーティの一部が目視の範囲外になる可能性がある。
それらに対処するには、小さいパーティのほうがいい。
今回のメンバは、全員DM以上。それでも用心に越したことはない。
ハナタツを探そうと、24アーチの根の脇に独りでいると、田中さんから「絶対に離れるな!一緒にいろ!!」(ダイビング手話と表情で)と強く注意された。
雲見の地形は複雑なので、事故になりやすい。私もうかつだった。
迷子になった場合、1分探して仲間を発見できなければ、上がるのがルールである。
しかし、雲見の場合、ボートEntry&ボートExitなので、水面をボートが行き交う。
不用意に上がるのも危険だ。どこでも上がって良い訳ではなく、ブイのあるところで上がるべきだ。
私が記憶しているブイは、「丸加のブイ」「24アーチのブイ」「軍艦岩のブイ」だ。
24アーチで迷子になったら、当然「24アーチのブイ」で上がる。他は距離があり、特に軍艦岩はこのような濁りの中で向かうのは危険だ。軍艦岩を発見できない可能性も考えられる。一歩間違えば、外の世界。

他のshopのパーティで、一人が勝手に大牛に上がってしまった。
レギが渋く、まわりについていけずに、はぐれてしまったらしい。緊急避難場所として、大牛に上がったようだ。
(裏側からは、上がれるらしい)

また、ボートの上で田中さんから「しんちゃん、目が良いところで、淳ちゃんを探して。」と言われた。
ボートに淳ちゃんがいないのを、もう陸へ上がったのだと思っていた。
しかし、我々は、きっちり40分で上がった。淳ちゃんチームは、通常よりも長く潜っている系の人たちだ。我々よりも早いはずがない。
仮に早かったとしても、同じボートだろう。
ボートの上で見渡すと、1kmぐらい先にフロートが上がっている。その下に、ヒトの頭が2つ。
淳ちゃんぽいが、さすがに顔の判別までは無理。しかし、雰囲気が淳ちゃんだ。
「あそこにいる!」と指をさす。
あまりにも遠い。田中さんも半信半疑。私は[やっぱ遠すぎるよなぁ。間違いかなぁ]と思った。
すると、淳ちゃんがフロートを振り返す。私は淳ちゃんからこっちが見えていて、こちらの行動に気がついたのだと思った。間違いない。
(その後で考えてみると、田中さんも淳ちゃんも近眼なので、見えていなかったのかもしれない)

その直後に漁船が近づいてきて、ボートの船頭さんと目と手で会話する(船頭さんも近眼だが眼鏡をかけている)。
私はフィンで淳ちゃんを指しつづける。ボートがそのラインに乗る。
近づくとやはり淳ちゃん達だった。

後で話を聞くと、濁りがきつく、見ていてもおもしろく無いので、30分ぐらいで早めに上がったらしい。
その後、流されたようだ。淳ちゃんの冷静さでパニックにならずに、回収できた。

そのようなドタバタがあったため、今回もまたDMとして、実の多いダイビングになった。
どんなことでも経験をしてスキルを磨いておくのが、楽しいダイビングにつながる。

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