2018年3月16日金曜日

花粉症

くしゃみの連発、目の痒み。鼻詰まりにより頭がぼーっとする。
ただでさえ年度末の忙しい時に、仕事の効率が落ちる。

さらにもう1つは、風邪をひいたことが解りにくいことだ。
毎年気をつけているのだが、今日の朝、風邪をひいていることに気がついた。
喉の奥と顔の左側が痛くなっていた。
こうなると厄介だ。風邪でも炎症になる。花粉でも炎症になる。
そのため、症状が更に激しくなる。

去年、NHKスペシャルで、「スギ花粉米」の研究を紹介していた。
ご飯を食べるだけで、花粉症が治るというものだ。
田んぼでお米を育てるのと同じように作れるのだから、値段はお米とそう変わらないと考えられる。
すなわち、薬や医者の代金よりも、安いと期待できる。
かなり期待しているので、どうなっているんだろうと調べてみた。

そしたら、こんなページを見つけた。
食べるだけで花粉症が治る「スギ花粉米」の現在

スギ花粉米が「食品」ではなく「医薬品」であるため、医薬品としての許可を厚生省から得なくてはならず、それができるのは医薬品の製造販売ができる業者だけ。
でも、どの製薬企業も名乗り上げないそうだ。
記事では、その理由を明示はしていないが、大人の事情であることがわかる。

とても腹立たしい。
国内のメーカがやらないなら、海外に売ってしまえ!
競争に打ち勝つのではなく、競争から逃げて生き延びようとしている。
そんなことをやっていたら、ボーダーレスの世界では、すぐに負けるぞ。

スギ花粉米は、スギ花粉症にしか効かないが、この技術を応用して様々なアレルギー症に展開していくこともできるだろう。
アレルギー症は、近年どんどん増えているらしい。
理由は不明だが、新たなアレルギーがどんどん生まれているのだ。
スギ花粉米を必要とする人がいなくなったとしても、それら新しいアレルギーに対応していけば、未来がある。

今は、杉の花粉が多いが、戦後に植えられた杉の木の伐採が始まっている。
仮にスギ花粉米を作らなかったとしても、いずれは杉の木が減る。そのため、スギ花粉症の症状が出る人も少なくなっていくだろう。
結果、花粉症グッズ市場は、いつかはなくなるのだ。未来はない。

伐採が始まった今こそ、患者数のピークだとも言える。
本当に成功したいなら、なるべく早く参入するべきだろう。

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