2013年3月22日金曜日

エネルギー充填120%

南海トラフ沖で、メタンハイドレートの試験生産に成功して、今度は日本海側でも本格的な調査が始まるらしい。
ただし、現時点では採算性が悪い。2018年度を目処に「商業化に向けた技術整備」をすることを目標としている。

うまく行けば、日本は資源国になる。
現在のような高騰したエネルギー価格で外国へ販売できるようになれば、一攫千金も夢ではない。
輸出も出きるようになれば、世界相場への影響力を持つことになるだろう。
また、世界への責任も大きくなる。

日本は多くの資源を輸入に頼っているが、輸出している資源もいくつかある。
コンクリートはその1つだ。
コンクリートが輸出産業として成り立つのは、品質もや技術もあるが、その効率の高さだ。
他国とくらべ圧倒的な効率を達成している。

セメントを作るには熱が必要だ。熱源は化石燃料に頼っている。
また、原料の石灰石からも、二酸化炭素がでる。

これで、メタンハイドレートで温室効果ガスの増大を助長するようなことにでもなれば、世界から睨まれる事になりかねない。
二酸化炭素の抑制技術も必要だろう。
しかし、二酸化炭素は資源になるかもしれない。
藻類が作る油だ。数年前から、国内では石油とほぼ同じ成分の油を作る藻類の研究が進んでいる。
藻類は、光合成で油を作るので、光、水、そして二酸化炭素が必要だ。

街で排出される二酸化炭素を集めるのは難しいだろうが、コンクリート工場や発電所のような施設で大量に回収するのは容易だろう。
(排ガスには、有害な物質も混ざっているだろうから、それらをうまく分離する事が重要だ)
こうしてかき集めた二酸化炭素で、藻類を育てることができれば、一石二鳥だ。

なんか、明るい未来が見えてきた。

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