2018年5月13日日曜日

長いズボン、長き旅、見えてきたゴール

この記事のLevi's 505 L34は、買った時点ではL36ぐらいの長さがあったが、一度洗ったら少し縮んで、L35くらいになってしまった。多少物足りないが、直立時は足首は見えないので、貧乏臭くはないだろう。
満足していた。

Tシャツなどにシルク印刷をするためのキットを見に、大宮のハンズに行った時、何気にサカゼンも見てみた(シルク印刷については、近い将来ブログ記事にするかも)。
実は4年前のこの記事の頃にもサカゼンも見ていた。
その頃は、横ばかり大きくて長いものが全然なかったので、それからは寄り付かなかった。

ところが、太いけどL36がゴロゴロある。この何年間かで品揃えを変えたようだ。ジーパンもチノパンもある。これで普通の太さのズボンがあれば最高だ。
必死になって物色していると、後ろから店員が声をかけてきた。振り返って、ハッとした。
そこに立っていたのは、私よりも背の高い店員だった。しかもヤセ型。
私は直感した。彼ならきっとわかってくれるだろう。
「L36で普通の太さのズボンはありませんか?」と聞くと、「この店舗では、すべてW36以上です。」という返事。
よく見ると、彼はズボンの裾をあえてまくって、足首を出している。
私も若い頃にズボンの長さをごまかすために、夏場は裾をあえてまくっていた。あえて足首を出せば、貧乏臭くない。若いうちはそれでも良いのだが…。
私のがっかりとした表情を読み取ってか、その店員は、
池袋のサカゼンなら、Tサイズもあります。店舗によって品揃えが違うんです。実は、この店に来る前は、池袋で働いていました。間違いありません。」
と、つづけた。

なんと!そういうことだったのか!!
貴重な情報が手に入った。今の身長になって30年以上。ズボン探しの長き旅のゴールが、やっと見えてきた。
大げさと思うかもしれないが、本当に苦労してきたのだ。

なんか嬉しくなって、その店員としばらく話し込んだ。
彼は、身長193cm。すなわち、私よりも4cmほど高い。自分よりも背の高い人と話すのはひさしぶりだし、背の高さゆえの苦労話をしていると、他人とは思えなくなってきた。
ズボンを一本買うことにした。W36/L36のズボンを試着すると、長さは充分だがやはりお腹はダブダブ。
両腕が入るほどだ。
それでも、彼によって貴重な情報が得られたのだし、池袋店で買い物するだけでは、彼の立場も無いだろう。
池袋店からボーナスが出るなら良いが...。

とりあえず、ズボンは充分だが、近い将来、池袋のサカゼンも見に行こう。
無くなったら大変だから、年に1本とか買うようにしよう。

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