2014年5月19日月曜日

トルコ料理を食べてきた

先週、トルコの炭鉱で事故があり300人ぐらい死んだそうだ。

イラン・イラク戦争の時、日本はイラクに取り残された日本人を救うことができなかった。
民間飛行機+民間パイロットで、戦場での救出作戦を行おうとしたが、安全が確保されないとの理由により、組合が拒否。
民主主義国家が、民間人へ命令するというのも無理がある。
じゃ、自衛隊は?
その頃、戦後から一貫して、アジア諸国への挑発や刺激とならないように、自衛隊の海外での活動を一切許していなかった。
アジア侵略の歴史を深く反省し、海外への侵略行為と思われるような行動を断固として拒絶してきた。それについて考えるだけでもタブーと言った感じだ。
たとえ日本人を守るためでも、平和ボケと言われようが、自衛隊の海外派遣は日本では許されざる事のように扱われていた。
自衛隊派遣について、国会で審議されることとなるが、タブーとも言える議題が、すんなりまとまるはずもない。
ウダウダしている間に、時だけは過ぎていく。
イラクに取り残された日本人たちが、ますます危険になる。

そんなとき、トルコ共和国が、飛行機でイラクに残された日本人を救出してくれたのだ。 なんて、いい国なんだろう。
気は優しくて力持ち。理想のヒーロー像じゃないか。

トルコになんかあった時は、募金とかあれば、多少なりともお金をだそうと思っていた。
地震があった時にも、募金があったので、お金を出した。
今回の事故でもお金をだそうと思った。どうせならトルコ人に直接渡そうと考えた。
ここは、日本の首都圏。首都東京は、世界最大の都市でもある。
世界中の人々がいるはずだ。
近所でトルコ料理店を探すと、やや遠いが自宅から7.5kmの距離に発見した。

トルコ料理 Ancyra

ここへ行って、トルコ料理を食べて、お店の人にお金を渡してこようと考えた。

お店に入ると、真面目そうなトルコ人が迎えてくれた。
「どうぞ奥へ」と流暢な日本語で話しかけて来た。言葉が通じなかったらどうしようと思っていたが、問題なさそう。

オスマントルコ時代、世界中の美味しい物が集められ、トルコ料理が形作られた。
メニューを見ただけで、美味しそう。見た目にも美しい。
サラダ、ケバブの盛り合わせ、ビールを注文した。
サラダは写真を取る前にうっかり食べてしまった。途中で気がついて写真をとった。


ラム肉が入っていると聞いていたが、癖がなくとても美味しかった。

食事をしながら「先週300人が炭鉱で死んだみたいだけど」って聞いたら、「みんな保険に入っているから大丈夫です。」「女性は仕事ができないので、男は必ず保険に入ってます。」という返事。
厳しい土地だからこそ、備えあれば憂いなしといったところか。

「イラン・イラクの時、日本人を助けてくれてありがとう。」と話したら、 トルコも日本も平和を大切にする国です。平和が一番いい。戦争はよくない。
戦争をしたがる人たちは、殺すことも死ぬことも無く、武器を売って儲けてる。
殺す人も、殺される人も、なぜ殺すのか?なぜ殺されるのか?わからずにそうなる。失うばかりで、何も残らない。
そう言いながら、しかめ面をしていた。

帰りる時に「このお金をトルコに送って。」っと言いながら、代金とは別にお金を渡そうとした。
すると「保険があるから、大丈夫です!ありがとうございます。」と断ってきた。
卑怯者なら、着服するだろうに。
トルコ人は、遠慮深く、真面目な人なんだなと感じだ。
食事も美味しかったし、いい気分にもなれた。

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