2013年4月18日木曜日

B787運航再開

あのB787が運航を再開するらしい。
バッテリ出火など度重なる事故をおこしたやつだ。

様々な予防策をしたようだが、原因不明のまま、日米の航空当局が今月中に運航を再開を認めるらしい。

むちゃくちゃだ! 人の命がかかっているんだぞ!!
この時期に再開となると、何か臭う。

下記すべてば、個人的な想像である。証拠があるわけではない。
この時期に再開する理由として考えられるのは、ゴールデンウィーク狙いだろう。
もしそうであれば、日本側から圧力をかけて「無理やり再開」という事が考えられなくもない。しかし、新幹線の死亡事故0伝説の日本が、そんなゴリ押しをするだろうか?
ゴールデンウイークに運航できない理由が、「問題未解決」にある事が明確なので、損失をボーイングに求めても良いわけだ(なんか気まずい関係になりそうだけど)。そうなれば、航空各社の損失は0に近づくので、問題はない。

では、誰が運航したいのか?
米国側が賠償金額の増加を避けるために「戦略的に再開」と考えてみよう。
稼ぎ時のGWを避ければ、仮に原因および責任の所在がはっきりしたとき、賠償額を低くできる。
そう考えれば、アメリカ側がGWの運航を何としても実現しておきたいことになる。

B787はボーイングだけで作ったわけではない。世界中の様々な企業が参加して製造したものだ。原因不明なら、外国に飛び火して、ボーイングは無傷ということもありえる。米国の国益につながるかどうか不明なのに、米国がわざわざそこまでやるか? 国家運輸安全委員会が'Go'にするか?
アメリカ人には、田舎者っぽい純粋で正直な部分もある。国家運輸安全委員会はしつこすぎるぐらい原因を追求する。だから、彼らは信用されている。

では、なぜ'GO'なのか?
たぶん原因は、九分九厘特定されているのだろう。
しかし、
  • 100%とはいえないので、まだ発表できない。
  • 99%は特定できているので、極めて効果的な対策が可能。
  • その対策による信頼性向上は、国家運輸安全委員会が認めるぐらい確かなもの。
  • それらに加えて、やはり責任はボーイングにあり、国益を損なうため、何とか別の原因を探っている。
と言うことで、結局「原因不明」ながらもGOという落としどころが選ばれたのかもしれない。
(最後の1つは微妙)

また、問題の発生過程が推測できたとしても、本当にそんな事になるのかどうか、にわかには信じがたい事もある。
この場合、仮定を立ててそれが成立するための証拠を探さなければならない。
自分はソフトウエアエンジニアとして、仕事で問題の原因を調査するときがある。まず結果が告げられる。そこから始めて、どうしたら、その結果になるかを掘り下げるような感じで積み上げていって(なんのこっちゃ)、原因の候補にたどり着く。
たどり着いても、原因は他にあるかもしれない。そうなれば、その他の可能性を否定する証拠の探索をする。最後には、発見された原因を否定する証拠がないか探し、どうしても見つからなければ、それが真の原因と考えることにしている。
原因がおおよそ分かったとしても証拠集めはなかなか大変で、時間と精神力を大量に浪費することになる。

B787のバッテリ火災調査もそういう段階なのかも知れない。

上記すべてば、個人的な想像である。証拠があるわけではない。

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