2023年10月7日土曜日

痛む耳

ポコッとなって、耳が通るようになる。
そうなるまでは、耳がつまっていることにすら気が付かない。
特に痛いわけでもないし、困るわけでもない。
放っておけば、いつの間にか治っていたりする。
だれでもそんな経験があるだろう。

数年に1回ぐらい。そのようなことがある。
今回は、8月ぐらいから始まっていた。8月、9月には、何度かダイビングに行っている。
違和感を感じたことはあったが、抜けないわけではなかったので、放っておけば治るだろうと思っていた。
地上では気にならないので、治ったような気分になる。
海水で洗われると、少し調子が良くなるようにすら感じていた。

先月の末ごろから、また「ポコッと現象」が増えていった。
職場で何気なく伸びをしたときに、「ポコッ」。家でTVを見ているときに「ポコッ」。みたいな感じ。

9/29(金)あたりから左耳が痛くなり始めた。土曜の午後にはすごく痛くなっていたが’、土曜の午後は診察をしていない病院も多いので、週明けまで放置することにした。

10/1(日)に目が覚めると、痛い場所が広がり、左鼻の奥の方も痛くなった。
ただし、痛いだけで他に症状がない。

10/2(月)、朝起きると左耳、鼻、喉の上の方が痛くなった。
食べ物をのみ込むときに喉が動くと、喉の上の方が強烈に痛む。
我慢すれば食事できないわけではないが、食べるのが嫌になる。
耳、鼻、喉がとにかく痛い。耳は少し熱があるように感じるが、他に症状がまったくない。
例えば、鼻が詰まるとか、鼻水が出るとか、くしゃみが出るとか、咳き込むとか、声が枯れるとか。そういうことは一切ない。

朝食後、職場に連絡して仕事を休んだ。内科の病院へ向かった。
鼻や喉の異常ということで、COVID-19やインフルエンザの検査もした。
個人的には、耳に原因があると思っているので、検査は本質的ではないと考えていた。
しかし、みんなそこ(COVID-19やインフルエンザ)を気にするだろうし、万が一ということもあるので検査を受けた。当然、陰性だった。
先生の診断でも、「おそらく耳からきている。」「感染症の類なので、抗菌薬を出しておく。」「薬を飲んで様子をみて。」「良くならないようなら、耳の病院へ。」ということになった。

10/3(火)、普通に仕事。薬を飲んでいるが症状は改善しない。
すこし咳やくしゃみが出るようになった。
咳では喉は痛くならないが、くしゃみで喉の上の方が強烈に痛む。
痛みはすごいが、声が変わるわけでもないし、鼻が詰まるわけでもない。
ガムをかんでいると、飲み込む際に喉は痛むが、症状が軽くなる気がする。

10/4(水)、薬を飲んでいるが症状は改善しない。
耳の病院へ行くべきかもしれない。
ウチの近所の耳鼻咽喉科の病院は、水曜日も定休日。
次策として、職場の近所の耳鼻咽喉科に行くことにした。

インフルエンザが流行っているためか、小さな子供をつれた人が多い。
女の子をだっこしているお父さんがいた。その娘が、看護婦さんを見るやいなや、泣き叫ぶ。悪魔でもみたかのように。
お父さんは、困惑しながら「どうしたの?どうしたの?」。
女の子は、看護婦さんを「針刺し鬼」のようにみているのだろう。
医療関係者が現れるたびに、激しく泣き叫ぶ。名前を呼ばれ、お父さんと診察室に向かうと更に激しくなる。
閉ざされたドアの向こうで、悲鳴に似た声が強くなったり弱くなったり。
待合室の他の子どもたちも異常な雰囲気に飲まれて、泣き出した。
そのとき、病院は阿鼻叫喚の地獄絵図になっていた。

やっと自分の順番になり診てもらった。
診察の間もガムを噛んでいたのだが、口の中を見るときにはさすがにガムを捨てた。
いろいろ途中経過を話したかったが、阿鼻叫喚の地獄絵図地帯から早く逃げ出したい気分になっていた。
医療関係者も同様にピリピリした雰囲気になっていた。
最近は小さな内視鏡が増えて、耳、鼻、口すべて写真が取られる。その作業が異常に早い。
先生がどんどん話す。
とにかく、「左耳がひどい」「抗生物質をだしておく」「改善しないようならまた来て」というだけだった。
薬がかぶっている気がするが、私はなにも言い出せずに「はい」と答えるだけ。

診断後、職場へ向かい、仕事をした。職場に近い病院なら、休む時間を最短にできる。
COVID-19でもインフルエンザでもないのだ。
痛い以外に問題はないので、仕事に支障はない。

今日(10/7)もまだ痛むが、すこし抑えられてきている気がする(希望的観測を含む)。
薬はたっぷりあるので、月曜まで様子見。
それでも痛むなら、また病院へ行こう。

追伸: 月曜(2023年10月9日)は「スポーツの日」で休み。火曜だね。

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