先週の日曜も井田に行っていたのだが、1本しか潜らなかった。
その日は、すごい低気圧で海は荒れていた。
特に2本目は、うねりも入り、危険な雰囲気だった。
それでも海に入り、ある程度沖まで出て、これからエントリーというところで、田中さんが「何か嫌な気がする。」と言い出した。
ポジティブシンキング&サービス精神旺盛な田中さんが、そんな事を言うのは珍しい。
遠回りに、すれすれの言葉で危機的状況に対する警告を発しているかもしれないと感じ、「上がりますか?」と聞いたら、田中さんは「うん。上がろう。」と答えた。
3月頭にも、井田に行っていたのだが寒すぎて1本しか潜っていなかったので、潜りたかったのだが、田中さんがそういうのだから、諦めるしか無い。
帰り支度をして、海を後にするときにもう一度見ると、危険なほど荒れていた。潜っていたら、ちょうど上がる時間だ。田中さんはこれが解っていたのかと思うと、あらためて尊敬した。本当にすごい人だ。
そして今日、先週のリベンジという事で、また行ってきたのだった。
自分にしてみれば、2度の連敗に対するリベンジ。
「今度こそは!」という強い思いで臨んだ。そのせいか、極めて不安定な大気状態で、暴風・雷雨、さらに季節外れの雪と言われていたにも関わらず、井田に到着した時点で、ピーかんの晴天。
気温はやや低いものの、抜けるような青い空の眩しい太陽が暖かい。
大粒のゴミは目立つが、透明度も水温も高め。黒潮は離れてるのに、なんだろう?
井田といえば、群れ。
イシモチ、キンギョハナダイ、スズメダイの群れ、群れ、群れ。
ソフトコーラルに、スズメダイが隠れていた。
なんか、面白かったので撮影した。
大きなウミウシがいた。
見慣れないのがいたので、撮影したが、手ブレがひどい。
やはり、いつもとは違う潮が流れてきてるのだろう。
この魚なんだろう。ハゼ?トラギス?ギンポ?ホウボウ?
コウイカの子供もいた。
オルトマンワラエビ。
シマウミスズメも狙ったんだけど、撮影失敗。
さかなくんが帽子にするほど、ハコフグは可愛らしい。
見つけるととりあえず撮影する。
海から上がっても、強い日差しで温かい。
天野荘の前で売られているネーブルを買ったら、おばちゃんが「これも持ってって」と、さらにネープルをくれた。
(帰宅後に撮影)
帰りは、沼津漁港の丸天で「生しらすぶっかけ丼」を食べた。
生しらすは傷みやすいので、海でしか食べられない。
醤油をさっとかけて食べると、素朴な美味さが楽しめる。
食事後に移動し始めると、強い雨が降ってきた。稲妻が光り、雷鳴が轟く。
海にいる時のあの穏やかな晴天はどこへ行ったのかという感じだ。
箱根を超えて帰ってきたが、途中雪が降っていた。
今日は、一日で、春夏秋冬を味わったような感じだった。
それもまた、いとおかし。
「この魚なんだろう。ハゼ?トラギス?ギンポ?ホウボウ?」と書いていた魚。
返信削除時間が許せば、ずっと探していた。そして、やっとそれっぽいものを発見した。
「ミヤケヘビギンポ」というのが、けっこう似ている。しかし、ズバリではない。
もう少し、探してみるが、とりあえずの成果を記録しておく。
産卵時期になると、オスが婚姻色に変化するらしい。
この2匹、最初のうちは離れていた。
薄暗く、シャッター速度がおちて、どうしても手ブレするので、何度も撮影をやり直していた。そうしているうちに徐々に近づいていった。
別の魚のように模様が違うが、婚姻色だったのかもしれない。